原告”逆転勝訴”の和解、金銭支払う「深謝」の意味(21)
「答弁書」や「準備書面」を含め、裁判資料は誰でも閲覧でき、永遠に記録として残ります。
2月ショーのエントリークラークが「答弁書」で書いたこともまた、一生消えることはありません。(※TICAに出した「上申書」と違い、撤回することも取り消すことも取り下げることもできません)
「出陳拒否」に関して、「TICAのショールールに計り、断る理由があると判断されたことによる決定である」と主張していたこと--
原告アクトクラブ員に対して、「ネット上で誹謗中傷を繰り返す行為は許し難いもので、憤りを覚える」と、事実無根の濡れ衣を着せ、それこそ法廷の場で「答弁書」を借りて誹謗中 傷したこと--
アクトクラブ員の心中は察するに余りあると言えます。
裁判は3年半以上も続いたわけですから、その過程で色々なことがあったことは想像に難くありません。
「答弁書」や「準備書面」もそうしたひとつひとつです。
これらの中で主張したことが真実であり、事実であるなら問題ありませんが、それが事実無根の誹謗中傷や濡れ衣を着せるようなレッテル貼りの言葉であれば、それを受けた側の心の傷は簡単に癒えるはずがありません。
2月ショーのエントリークラークは「和解」の中で、「深謝」の意を表明し、”謝罪”したわけですが、「出陳拒否」したことを本当に心から詫びる気持ちがあったのか疑問です。
なぜなら、もし本当に心から詫びる気持ちがあったのであれば、「出陳拒否」を巡って原告側に投げ付けた誹謗中傷の数々の言葉(主張)についても真摯に詫びる必要があると考えられるからです。
子供ではないわけですから、自分がしたこと(言ったこと)の責任はしっかり取るべきですし、それが社会常識を兼ね備えた大人というものでしょう。
私は、この裁判の当事者ではありませんが、書面上に記された言葉だけの「深謝」であるかどうかが、厳しく問われなければならないと思っています。
そうした人としての最低限のマナーを果たしていくことが、組織全体の健全性と清廉性を取り戻していくきっかけになると信じています。
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