【TICA】選挙結果を前回と比較・分析すると…(3)
TICAのルール改正案の投票を振り返ります。
それぞれの改正案の投票数を「率」で示してみました。
◆ルール改正1:Amend Bylaw 120.2 → Yes=67.0%/No=33.0%
◆ルール改正 2:Amend Show Rule 22.1.2. → Yes=78.2%/No=21.8%
◆ルール改正 3:Add Show Rule 22.1.2.3 → Yes=72.4%/No=27.6%
◆ルール改正 4:Amend Show Rule 212.3, 212.4 → Yes=60.8%/No=39.2%
一番支持率が高かったのは「ルール改正 2」(Amend Show Rule 22.1.2)で、8割近い支持を集めたことが分かります。
このルール改正案は、ルールに「only」を入れるという単純な改正案(Regional Directorのショー日程の”拒否権”を特別なケースに限定するもの)でしたが、興味深いのはボードと一般メンバーの認識の”ズレ”です。
というのも、ボードでは賛否が真っ二つに割れ、最後は会長が賛成票を投じて可決したわけですが、メンバー投票では8割近くが支持したのです。
もうひとつ興味深かったのは最低の支持率だった「ルール改正 4」(Amend Show Rule 212.3, 212.4)でしょう。
アルターのファイナル要件の緩和であり、2016年の投票では64.9%が賛成票で、それほど高いとは言えなかったわけですが、今回は60.8%に下がりました。
再投票になったことを、1年間にわたる”周知期間”と考えると、それによって支持が約4ポイント減ったことは心に留めておくべきかもしれません。
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