ドキュメント”逆転勝訴”、金銭支払い応じた「和解」の舞台裏⑩
高裁16階の待合室に姿を見せた、第3のクラブ(既に閉会)による「出陳拒否」裁判の被告側の女性--。(※彼女は当該ショーのエントリークラークです)
自分の姿を控訴人(原告) 側に目撃されてしまったのが”大失態”だったかもしれないことは、本人も気付いていたようだったそうです。
アクトクラブ員によると、その姿を目撃されるや否や、前アジアディレクターにひと言、ふた言、声を掛けると、そそくさと待合室を出て階下に降りて行ったということだからです。
前セクレタリー(現アジアディレクター)の2つの裁判は代理人弁護士を立てない「本人訴訟」ですが、このクラブの被告側女性は弁護士を立てており、それは前アジアディレクターがオーナーのクラブにおける裁判と同じ弁護士でした。
ですから、理屈的には、自分の雇った弁護士が別の裁判で高裁に来るので、「自分の裁判の相談でちょっと来ただけ…」という”釈明”も通用したでしょう。
しかし、そうであるなら、わざわざ高裁16階まで上がって来ることも、16階の「待合室」に居る必要もなく、控訴人(原告) 側に目撃されてもそのまま「待合室」に堂々と居ればよかったわけですが、そうしなかったのですから、いろいろ詮索されても仕方ないでしょう。
アクトクラブ員によると、高裁側も被控訴人(被告) 側も、日を改めて交渉を継続する方向に傾いていたようでしたが、控訴人(原告) 側はちょっと違いました。
「金員の支払い」について、具体的な金額は別にして、猶予または免除もあり得るという方向で改めて話し合うことにしたとしても、何日か経って「やっぱり金銭の支払いにも、金銭の支払い義務があることを認めるわけにもいかない」と言い出す可能性がありました。
被控訴人(被告) 側に”選択の余地”を与えない、仮に与えたとしてもできるだけ狭めることが控訴人(原告) 側の裁判”戦術”となっていました。
控訴人(原告) 側の”シナリオ”通りに、ある意味、土俵際まで”追い詰めた”わけですから、あとはそのまま”寄り切る”だけでした。
(続く)
※「続・前セクレタリ ー+77 人『プロテスト』裁判、被告側の主張(18)」 は18:00アップの”夕刊”で掲載します。
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