ドキュメント”逆転勝訴”、金銭支払い応じた「和解」の舞台裏④
果たして、前アジアディレクターであるクラブオーナーが”出廷要請”を受けるかどうか--。
仮に”出頭”してきた場合でも、和解交渉に応じるか、それとも拒否するか--。
この2点が焦点となることは明らかでした。
控訴人(原告)側は、すぐに被控訴人(被告)側から連絡が入ると思っていたようですが、翌日10日(金)になく、週が明けた13日(月)になっても連絡は入らず、1日1日と過ぎていきました。
単に被控訴人(被告)側の弁護士が前アジアディレクターと連絡が取れないのか、あるいは前アジアディレクターが”出頭”を拒み、弁護士が前アジアディレクターを説得しているのか…。
はたまた、被控訴人(被告)側4人で対応を相談していたかもしれませんが、その辺のところは分かりません。
11月17日(金)は、前セクレタリー(現アジアディレクター)が主宰するクラブの「出陳拒否」裁判、そして元アジアディレクターらによる”パワハラ”裁判の期日が入っていて、バタバタしていましたが、その合間を縫って高裁から連絡が入りました。
被控訴人(被告)側が高裁に、前アジアディレクターの”出頭”できる候補日を伝えてきたのです。
第3回目となる次回期日は24日(金)午前10時30分から、16階の高裁民事19部の部屋と決まりました。
控訴人(原告)側としては、前アジアディレクターであるクラブオーナーを”法廷”に”引き出す”ことに成功したことになります。
控訴人(原告)側は、仮に前アジアディレクターが「和解」拒否の意思を固めて”出頭”してきたとしても、高裁裁判官による”説得”が見込まれること、高裁裁判官を前にすれば裁判官の心証を損なうような拒否の仕方は出来ないだろうと考えていたようです。
前アジアディレクターの”出頭”により、「和解」交渉が進む可能性が一気に高まったのでした。
控訴人(原告 )側では、「和解」交渉での”駆け引き”に使う幾つもの”プランB”を用意して、24日(金)に臨みました。
(続く)
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