続・前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(21)
もし、あなたが、あなたの知らない間に、「この人はショー会場で出陳者の財布を盗んだ」とか、「他の出陳者の猫を傷付けた」とか、「ジャッジに暴行を働いた」など言われて、TICAに「プロテスト」を申し立てられていとしたら、どう思うでしょうか?
今、起きていること、裁判になっていることは、無垢のメンバーに”濡れ衣”を着せ、無実の”罪”を背負わせようとする「プロテスト」が申し立てられた点において、全く同じと言わざるを得ません。
もし、そうされても、あなたはそれを受け入れ、TICAからの処分を甘んじて受けるでしょうか?
あなたは、こうした「プロテスト」を自分に対する「嫌がらせ」と感じず、抗うことなく受け入れ、TICAから締め出されても平気でしょうか?
前セクレタリー(現アジアディレクター)による東京地裁での主張によれば、少なくとも77人は、「プロテスト」の内容に同意して「共同申立人」になったそうです。(※現セクレタリーを始め、何人かは自らの意思で「共同申立人」になった旨を明らかにしています)
ですから、77人は自らの意思により、「嫌がらせ」の”加害者”に名を連ねたということになります。(※正確に言えば、この裁判で「プロテスト」が「嫌がらせ」と認定されればということになりますが…)
私が不思議でならないのは、元アジアディレクターを含む3人のジャッジ、現セクレタリーら77人の「共同申立人」が、まるで自分は無関係の傍観者のように、この裁判を眺めているように映ることです。
この裁判において、「プロテスト」自体が「嫌がらせ」であったと認定されたなら、それはとりもなおさず77人の「共同申立人」全員においても「嫌がらせ」をしたと認定されたことを意味します。
ところが、私には77人の「共同申立人」がそういう自覚や認識を持っているようには全く見受けられません。
もし、当事者意識があるなら、前セクレタリーと共同歩調を取り、せめて「プロテスト」が正当な理由で基づくものであったとの「陳述書」や「意見書」を出しそうなものですが、3人のジャッジ、現セクレタリーを含む77人は無言を貫いています。
もちろん、”裏”でどう動き、どう”陰口”を囁いているかは知る由もありませんが、少なくとも司法の場では全く無関係を装っているように映ります。
こうした元アジアディレクター、ジャッジ、現セクレタリーの自覚のなさ、当事者意識のなさもまた、TICAアジアの組織風土を歪め、清廉性を奪っているように思えてなりません。
※次回からは、この裁判に関する原告側の主張を「陳述書」に沿って紹介していく予定です。
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