続・前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(14)
「プロテストのあらゆる情報は当事者間とボード議会のみに留まる」--。
前セクレタリー(現アジアディレクター)は、10月4日付けの被告側準備書面(2)で、このように主張しました。
ちなみに、前セクレタリーは「ボード議会」と主張しましたが、「議会」とは「公選された議員で組織され、選挙民の意思を代表して法律などを決定することを目的とする合議制の機関」を意味します。
そして、「公選」とは「知事や議員など国・地方公共団体の公職につく者を、一般有権者の投票によって選挙すること」ですから、TICAに「議会」なるものは存在しません。
恐らく、前セクレタリーが主張したかったのは、「プロテストのあらゆる情報は当事者間とボードミーティング出席者のみに留まる」いうことだと思われますので、これを前提に話を進めます。
さて、冒頭の前セクレタリーの主張は果たして真実でしょうか?
本当に、「プロテストのあらゆる情報」は、「当事者間とボードミーティング出席者のみに留ま」っているでしょうか?
前セクレタリーの主張が”嘘”であることは明らかでしょう。
TICAの議事録を読めば、誰が誰に「プロテスト」したのか分かりますし、今回のケースで言えば、私とアクトクラブ員が「公聴会」に召喚されたことも公表されました。
そして、その「公聴会」が延期になり、審議そのものが棚上げになったことも公表されています。
「プロテスト」の内容についても、私がこのブログを通じて明らかにしていますから、「プロテストのあらゆる情報」が「当事者間とボードミーティング出席者のみに留まる」ものでないことは明白です。
それなのにどうして、前セクレタリーは、物事を正しく解釈し、言葉を慎重に選び、正確に伝えるということが出来ないのでしょうか。
仮に「ボードメンバーに留まる」情報があったとしても、それは「Executive Session(非公開会議)」でのボードメンバーの発言内容という限られた範囲でしかないはずです。
どんな小さな趣味の組織であっても、トップに就くからには、物事を正しく解釈し、言葉を慎重に選び、正確に伝えられなくてはならないはずです。
TICAは趣味の団体と言っても、国際団体です。
そのボードメンバーは企業で言えば取締役に相当するのであり、アジアディレクターが物事を正しく解釈し、言葉を慎重に選び、正確に伝えられないのであれば、資格と適格性に欠けると言われても仕方ないでしょう。
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