TICA会長選挙:各候補の主張-TICA NEWS LETTERから⑫
質問5:今後10年先を見通した、あなたのTICAのビジョンは何ですか?どのような計画か、3つの例を示して下さい。
◆私が答えるとしたら…
TICAは世界的にみれば、中小企業の規模に過ぎず、現状でも国際展開のスピードと深化に、ガバナンスが追い付いていません。早急なガバナンス改革をする必要があります。
私たちはエンロンの挫折やウーバーでの不祥事から真摯に学ぶべきです。成長過程でどのような歪みが生じるかを過小評価してはなりません。
第一に、ボードメンバー全員が国際展開する企業経営者としてのマネジメントスキルを持つ必要があり、その評価を社外の第三者委員会に委ねる必要があるでしょう。
第二に、リーガルコミッティーの拡充は喫緊の課題です。TICA E.O.に外部から法律顧問招くほか、各リジョンにも法律顧問を置く必要があります。そうしなければ、10年後には紛争と苦情によってTICAのボードの仕事は埋め尽くされてしまうでしょう。
第三に、社外取締役やボードの諮問委員会として、社外メンバーによるアドバイザリーボードの設置も欠かせません。
こうしたガバナンス改革を実施しなければ、どんなに素晴らしい青写真を描き、計画を立てても、全ては砂上の楼閣に過ぎず、10年後、20年後には破綻するでしょう。
« 続・前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(3) | トップページ | TICA会長選挙:各候補の主張-TICA NEWS LETTERから⑬ »
« 続・前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(3) | トップページ | TICA会長選挙:各候補の主張-TICA NEWS LETTERから⑬ »