続・前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(2)
私たち原告側は弁護士を通じて、「プロテスト」の「共同申立人」になることを了承したかどうか調査してもらい、その結果を証拠として東京地裁に提出したわけです。
これに対し、前セクタリー(現アジアディレクター)は、10月4日付けの被告側準備書面(2)において、以下のように反論しました。
「原告が証拠として提出した署名の方は、プロテスト提出当時に間違いなく内容をお伝えして署名に同意されています」--。
しかし、前セクレタリーが提出した「プロテスト」にあったのは、89人の「共同申立人」の住所と名前が英語でプリントされた「名簿」であって、89人の「署名」はありませんでした。
つまり、前セクレタリーは、「署名」などないにもかかわらず、「署名に同意されています」と主張したことになり、バレバレの”嘘”をついたことがこのひと言をもってして分かってしまいました。
このようなつまらない”ミス”は、素人の私でも分かるわけですから、もし代理人弁護士がいれば、当然のことながら、以下の点を指摘しであろうことは想像に難くありません。
①あれは単なる「名簿」であって、決して「署名」とは言えないこと--。
②もし、あえて「同意されている」と主張するなら、「共同申立人」の「名簿」に住所・氏名を記載することに「同意されています」と書くべきであること--。
私には、「本人訴訟」であることのマイナス面が象徴的に表れた「準備書面」に思えました。
「本人訴訟」自体は、法律で認められた制度ですから、それ自体を否定するつもりはありません。
しかし、TICAという看板を背負ったディレクターが「本人訴訟」を選んだからには、TICAのボードメンバーとして恥ずかしくない主張をし、恥さらしにならないようなしっかりした「準備書面」を提出して欲しかったと思います。
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