TICA会長選挙:各候補の主張-TICA NEWS LETTERから④
3人の会長候補の回答をご紹介しましたが、みなさんはどのように比べられたでしょうか?
もうひとつ比較対象を加えることで、みなさんにさらに良く考えて頂く一助になればと思い、私ならどう回答するかを紹介したいと思います。
質問1:あなたは、今日TICAが直面している「トップ3」の問題とは何だと考えていますか? そしてこれらの問題に対処し、是正するためのあなたの計画は何ですか?
◆私が答えるとしたら…
1 「出陳者ファースト」「メンバーファースト」の徹底:私は、現在のTICAのサービス、ウェブサイト、システム、ショーのあり方が、必ずしも「出陳者ファースト」「メンバーファースト」になっているとは思えません。
ともすると、「クラブファースト」「ジャッジファースト」になっているのではないでしょうか。全てについて「出陳者ファースト」「メンバーファースト」になっているかを点検した上で、徹底した「出陳者ファースト」「メンバーファースト」に組み替えて行きたいと思います。
2. 歪(ひず)みなき成長戦略の構築:TICAの市場開拓戦略、マーケティング戦略は、市場開拓とマーケティングを優先する余り、大きな歪みを抱えていることは、日本やロシア、中国における現状を踏まえれば異論のないところかと思います。
また、TICAが真の国際団体になるには、”アメリカファースト”的な発想から抜け出ることも欠かせません。それぞれのリジョンの実情(経済状況、文化・社会構造、国民性等)を十分に勘案した市場開拓戦略、マーケティング戦略を練り上げる必要があります。
3. コンプライアンスの徹底:趣味の世界であるからと言って、あるいはキャットファンシーだからと言って、コンプライアンス(法令順守、ルール遵守)が疎かになっていい訳がありません。
TICAのボードメンバーにはボードメンバーとしての善管注意義務と相互監視義務が課せられていますが、必ずしも十分に機能していないように見受けられます。各リジョン、各クラブも同様に、コンプライアンスが十分ではありません。
趣味の世界であるからこそ、TICAのボード、各リジョン(オフィス)、各クラブはコンプライアンスを徹底すべきであり、そうしてこそ、出陳者とメンバーは安心して心から楽しめるようになるのです。
※「出陳拒否」裁判、控訴審で「和解」なるか?③は18:00アップの”夕刊”で掲載します。
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