「出陳拒否」裁判、控訴審の弁論終結
前アジアディレクターがオーナーのクラブにおける3回の出陳拒否を巡る「出陳拒否」裁判の控訴審が昨日、東京高等裁判所812号法廷で開かれ、第1回弁論で弁論終結となりました。
出廷したアクトクラブ員によると、判決日は12月12日(火)とのことですが、高裁から和解の可能性を探ってはどうかという勧試があり、判決日までの期間で和解できるかどうか検討することになったとのことです。
ただ、和解協議に当たり、控訴人(原告)側は①被控訴人(被告)側からの「深謝する」との謝罪②謝罪に伴う金銭(和解金や解決金等)の支払い--を求めており、被控訴人(被告)側が和解協議に応じるかどうかは不透明です。
とい うのも、被控訴人(被告)側は、東京地裁での和解協議でも、一切の金銭の支払いを拒否したため、このときの和解協議は双方がそれぞれの「和解条項案」を提出しただけで終わってしまったためです。
東京地裁での一審判決では、原告側が求めた損害賠償請求は棄却されていますから、被告側にとっては、「なんでいまさら和解に応じる必要があるのか…」との思いは強いことでしょう。
加えて、被控訴人(被告)側は4人いますから、4人全員が和解による解決で意思統一できるかどうかも課題になることは間違いありません。
和解が成立すれば、この裁判はこれで終わりますが、控訴審判決を仰ぐとなると、判決内容次第では再びどちらかが控訴し、最高裁で争われる可能性も出てきます。
※本日は「前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張」は休みました。
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