2025年4月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

リンク

« 前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(5) | トップページ | 前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(7) »

2017年10月15日 (日)

前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(6)

前セクレタリー(現アジアディレクター)は8月2日に提出した「準備書面」においても、TICAの「プロテスト」の手続きについて、”意味不明”な主張を展開しました。

私たち原告側は、TICAの「プロテスト」の仕組みや手続きが「不完全」なものであり、複雑で込み入った「紛争解決には活用し得ない不十分なものである」旨を主張しており、その根拠はこのブログでもお伝えしたとおりです。

TICAは、規模的に言えば中小企業並みであって、国家でも行政機関でもなく、強制調査権も捜査権もなく、CSI(科学捜班)もないわけですから、何かを調べようにも限界があるわけです。

こうした原告側の主張に対して、前セクレタリーは「TICAに所属しているクラブや会員には到底信じられない言い分である」と食ってかかったのです。

しかし、その根拠はと言うと、「TICAクラブは世間的に言えば趣味の世界であり、その活動はTICA本部のルールに則ることが当たり前で、何十年もの間世界中のTICAの活動が支えられた常識である。内規を守らなければ活動は無意味なものであるから」というのです。

根拠になっていないのは読んでの通りですが、原告側が言っているのは、TICA本部といえども「世間的に言えば趣味の世界」であり、「プロテスト」の仕組みや手続きと言っても、国や行政機関から見れば、「不完全」「不十分」なものであるということです。

そして、TICAの「ルール」を守らないばかりか、日本の憲法や民法に抵触するような言動を取るようなメンバーがいるからこそ、私たちは日本の司法に訴えたわけです。

TICAという組織が中小企業規模の法人に過ぎず、TICAのルールが「定款」や「社内規則」に過ぎない以上、TICAが定めた「プロテスト」の仕組みと手続きで全ての問題を”裁く”ことなど無理なことは、常識と良識を持ち合わせた大人であれば分かるはずです。

TICAの裁定が”絶対”であり、国の裁判所の判断を必要としないかのような認識こそ、常軌を逸したものであることは、やはり常識と良識を備えたまともな大人から見れば、自明ではないでしょうか。

« 前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(5) | トップページ | 前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(7) »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(6):

« 前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(5) | トップページ | 前セクレタリー+77人「プロテスト」裁判、被告側の主張(7) »

無料ブログはココログ