猫の遺伝学にも影響必至? 遺伝学の日本語訳が変わります
遺伝学に興味のあるメンバーはすでにご存知かと思いますが、日本遺伝学会が遺伝学用語の日本語訳を大幅に変更しようとしています。
例えば、100年以上にわたって使われてきた「優性(遺伝子)」と訳してきた「dominant」は「顕性」、「劣性(遺伝子)」と訳してきた「recessive」は「潜性」と変更することを提案しています。
このほか、私たちは普通に「突然変異」と言ってきましたが、実はこの言葉の英語は「mutation」であり、原語には「突然」という意味は含まれていません。
従って、今後は単なる「変異」と変更するとしています。
「色覚異常」や「色弱」も、 「色覚多様性」と言い換えることを提案しています。
報道によると、日本遺伝学会では、教科書の記述も変更するように文部科学省に要望書を提出するそうで、小林武彦会長(東京大教授)は「これから勉強する人たちは新しい用語を使ってほしい」と話しているそうです。
当然のことながら、猫の遺伝学においてもそうなるでしょうから、早いうちに新しい言葉に慣れておいた方がいいかもしれません。
※本日は「正当な理由なき恣意的変更に反対します!」は休みました。
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