2017年「イグ・ノーベル賞」の物理学賞は”猫”?
今年もユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が行われました。
当然、日本の報道でも大きく取り上げられましたが、それは日本人による受賞が11年連続で、今年は生物学賞として、ブラジルの洞窟に生息する昆虫のメスに、なんとオスのような形状の性器(交尾器)があることを発見したことに贈られました。
しかし、ここはTICA公認クラブであるアクトのブログ--。
実は、今年の「イグ・ノーベル物理賞」は”猫”に関するものだったのです。
タイトルは "On the Rheology of Cats"--。Rheologyとは「流動学」を意味し、物質の流動・変形について調べる学問。特に液体でも固体でもない柔らかい物質について専門に調べるそうです。
研究者は、"Can a Cat Be Both a Solid and a Liquid?"(「猫は個体と液体の両方になれるか?」)を真面目に考えたとのこと。
難しい話は良く分かりませんが、要は、一般的にその物質が「液体」であるなら、容器に合わせて形を変えつつ入れられる。
そう考えると、猫も容器に合わせて形を変えて入ることができるから、「液体」とも言えるのではないか…ということらしいです。
猫のブリーダーであれば、猫は体が非常に柔らかいことは常識で、写真のような光景は珍しくないとは思いませんが、まさか「イグ・ノーベル物理賞」の研究対象になり、それが物理学賞を受賞するとは思いもよりませんでした。
※本日は「正当な理由なき恣意的変更に反対します!」は休みました。
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