【TICA】「Cat count」の”水増し”問題を考える②
このディレクターが解決策のひとつとして提案しているのは、「Cat count」に入れる猫の要件の見直しです。
IWやRWのランキングポイントを計算する際に、TICAナンバーを持たない「pending」でエントリーされた猫の数は差し引くというものです。
こうすれば、いわゆる「Cat count」の”水増し”問題は解決できるのではないかとしています。
では、日本では実際のところ、どうなっているかというと、前アジアディレクターがオーナーのクラブにおいて、その傾向が見られるので、一例として検証してみましょう。
例えば、7月30日のショーではチャンピオンシップクラスで45頭のエントリーがありましたが、「pending」の猫は8頭いました(いずれもカタログベース)。
Pending比率は18%となります。
では、6月3~4日のショーはどうだったかというと、チャンピオンシップクラスで73頭のエントリーがありましたが、「pending」の猫は半分を超える40頭いました(同)。
Pending比率は55%に上ります。
この比率が欧米のショーに比べて高いのか低いのかは分かりません。
それは欧米のクラブ関係者、ジャッジしか分からないでしょうが、恐らく「日本」「中国」「ロシア」はPendingの猫のエントリーが多く、それが「"stuffing" problems」の主原因と感じているように思われます。
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