【TICA】「Cat count」の”水増し”問題を考える④
日本において、この問題は2013年4月29日のアクトのショーの時にも話題に上り、それが今なお燻り続けていることは確かです。
前アジアディレクターにおいては、正確な調査を実施したわけでもなければ、正当な根拠も証拠も示すことなく、「到底フェアとはいえない方法で開催された」と中傷しています。
歴代のアジアディレクターにおいては、「日本のクラブ全体が不正を行っているかの印象を持たれるようになってしまった」などと印象操作を施し、悪評を流布しているのです。
しかし、そうしたメンバーやクラブにおいて、「pending」の猫をエントリーすることで「Cat count」を”水増し”することが「到底フェアとはいえない」と考え、自浄作用を発揮して自ら率先して解決を図っているかと言えば、どうもそうではないようです。
例えば、2013年4月29日のアクトのショーのPending比率はキツンで30.0%、キャッツで33.3%でした。
もし、本当にこのPending比率が異常に高く、これが「到底フェアとはいえない方法で開催された」との根拠になるのだとしたら…
そして、そのことで「日本のクラブ全体が不正を行っているかの印象を持たれるようになってしまった」というのであれば、それ以降の日本のTICAのショーでのPending比率はこれらを下回っているはずです。
しかし、その翌年の2014年6月14~15日に上田市で開かれたショーのPending比率は、アクトショーを下回るどころか逆に、キツンで45.5%、キャッツで78.6%と跳ね上がりました。
キャッツは103頭のエントリーの内、なんと81頭がPendingだったのです。
2015年4月25~26日に静岡市で開かれたショーのPending比率も、キツンで58.8%、キャッツで49.3%と、2013年4月29日のアクトショーを大幅に上回っています。
そして、そうした実態があったにもかかわらず、誰一人として「到底フェアとはいえない方法で開催された」とか、「日本のクラブ全体が不正を行っているかの印象を持たれるようになってしまった」などと声を上げることはありませんでした。
要は、日本においては、仮に「pending」の猫をエントリーすることで「Cat count」を”水増し”する実態があったとしても、アクトに対する差別とアクト潰しに利用されるだけであったということが分かります。
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