【TICA】「Cat count」の”水増し”問題を考える③
皮肉にも…と言うべきか、興味深いことに…と言うべきか--。
実は、この提案をしたディレクターこそ、前アジアディレクターがオーナーのクラブが7月30日に開いたショーのために来日したジャッジさんでした。
日本のショーにおいて、「pending」によるエントリーの状況がどうなっているか、実際に確認したかもしれません。
このショーのpending比率はチャンピオンシップで18%だったわけですが、キツンはどうだったかというと、エントリー数が21頭だったのに対し、pendingのキツンは10頭でしたから、pending率は48%でした(いずれもカタログベース)。
もちろん、キツンという事情はあるでしょうが、欧米の状況が手に取るように分かるわけではないものの、おそらく総じて欧米に比べて高いのではないでしょうか。
実際に、IWやRWのポイントの算定の際に、「pending」の猫の数を差し引くようにする議論が進むかどうか分かりませんが、重要なのは米国のディレクターが、「日本」「ロシア」「中国」の国名を挙げて、「Cat count」の”水増し”問題を議論するように提案したことです。
TICA本部には過去のショーのマスターカタログが全てあるわけですから、それをひっくり返せば、どの国のどのクラブにおいてPending比率が高いかは一目瞭然でしょうから、それらも調べながら議論を進める可能性もあるでしょう。
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