「出陳拒否」裁判、原告側が控訴へ(3)
「控訴なんかして裁判を長引かせるつもり?」と思うメンバーがいるかもしれませんが、そんなことはありません。
確かに、今回の「出陳拒否」裁判は判決まで3年かかりましたが、つい最近の報道によると、昨年1年間に判決のあった民事事件の一審の平均審理期間は8.6カ月だったそうです。
裁判迅速化法が施行された2003年より、0.4カ月延び、審理に時間がかかる傾向が続いているようですが、すべての裁判について原則として「一審は2年以内に終わらせる」との目標が定められています。
前アジアディレクターがオーナーのクラブにおける「出陳拒否」裁判は当初、2014年2月ショーを対象にしたものでしたが、途中で2014年4月ショーと6月ショーを加えた経緯があり、途中で和解の道を模索したこともあって長引きました。
昨日もお伝えしましたが、控訴審は裁判を一からやり直すわけではないので、比較的短期間で結論は出ます。
一審に差し戻す判決が出ない限り、年内には最終決着するのではないでしょうか。