【eセミナー】クラーキングスクール夏季講座⑫
最終回の今日は、クラーキングスクールを受講する際のちょっとした”心構え”についてお伝えできればと思います。
何の勉強会でもそうですが、出席して単に「聞く」だけでは身に付きません。「聴く」姿勢で臨まなければなりませんが、みなさんはいかがでしょうか。
そもそも、「聞く」と言葉は音や声などが自然に耳に入ってくることを意味するのに対して、「聴く」は積極的に耳を傾け、内容を理解する(あるいは心で受けとめる)ことを意味します。
「知る」ということも同じです。単に見て聞いて触れて「知る」だけでは身に付きません。
「True」か「False」かだけではなく、その根拠にまで踏み込んで理解するためには、「識る」という姿勢が欠かせないのです。
こうした心の様相を含めた言動の違いこそ、”出来る”クラークと、そうでないクラークを分ける分水嶺と言えるでしょう。
実際にショー会場で、クラークは何を「見て」いるでしょうか?
当然のことながら、「見て」いるだけではクラークの務めを満足に果たせません。
クラークの責務を理解した上で、クラークであるという自覚を持って「視る」姿勢が欠かせません。
それだけではなく、隣りのリングはどうなっているか、そのまた隣りのリングはどうなっているかなど、ショー会場全体を捉えて「観る」という能力も不可欠です。
次にクラーキングセミナーに参加される際は、「聞く」のではなく「聴く」、「知る」のではなく「識る」ことを意識して頂ければと思います。
そして、実際にクラークをされる際は、単に「見る」のではなく、「視る」「観る」という姿勢も意識すれば、素晴らしいクラークになれることと思います。
※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。