再びとんでもない”虚偽報告”が発覚(7)
なぜ、TICAアジアにおいてトラブルが複雑化し、長期化するのでしょうか--。
その原因の一端が、今回の”虚偽報告”問題の中にも見て取れます。
TICA公認クラブの代表であるオールブリードジャッジが、「出陳拒否」裁判の原告側として「陳述書」を提出し、取り消しも取り下げもしないまま結審したのは事実です。
ですから、前アジアディレクターであったクラブオーナーは素直に、「私の勘違いでした。撤回し謝罪いたします」と素直にTICA本部に報告すればいいだけのことだったのです。
実際に、その「陳述書」が取り消されたかどうか、取り下げられたかどうかは、原告側に聞かずとも、自分が雇っている被告側代理人に聞けば、すぐ分かることでした。
それにもかかわらず、一切、確認しようとせず、「That is not illegal」と”詭弁”を弄したわけです。
それだけでなく、「彼の苦情は支離滅裂なでっち上げ以外のなにものでもない」とか、「私は、この種のプロテストが私に対するハラスメントだと結論付けないわけにはいかない)」と、相手を”誹謗中傷”するようなことを書くから、問題が拗れるのです。
どんな組織でもそうですが、事実確認すれば分かることでも決してしようとせず、追及されると「違法ではない」とか「不法行為ではない」と”詭弁”を弄するような人がいると、組織風土は”退廃”し、嫌気が差す人が増えていくのです。
自分の主張が正しいかどうか常に確認する努力を怠らず、誤解や勘違いがあったなら素直に謝る組織風土にしていかないと、いつまで経っても良い方向には向かいません。