再びとんでもない”虚偽報告”が発覚(4)
「I cannot avoid concluding that this kind of protest is just a harrasment against me」--。
前アジアディレクターであったクラブオーナーは、ショーカタログの「ご挨拶」に関連してアクトクラブ員が申し立てた「プロテスト」に関して、冒頭のように書いてTICA本部に報告しました。
日本語にすれば、「私は、この種のプロテストが私に対するただのハラスメントだと結論付けないわけにはいかない」とでもなるでしょうか。
しかし、これもまた、広義に捉えれば”虚偽報告”の部類に入るでしょう。
どうして、あの「プロテスト」が、前アジアディレクターであったクラブオーナーに対する「ハラスメント」と言えるのかについて、前アジアディレクターは正当な根拠も、論理立てた説明もしていないからです。
これは子供の世界で良く見られる、”被害者”を装った”加害者の姿”です。
誰かがある生徒の悪い点を指摘したり、先生に言い付けたりした時に、悪いことをした生徒本人が変に”開き直り”、「何も悪いことをしていないのに、『悪いことをした』と言っていじめられた」と騒ぎ立てるのと同じ構図です。
今回の件で言えば、「ショーカタログ」の「ご挨拶」に、裁判の経緯や個人的な思いを書くのが適切かどうかと言えば、明らかに不適切と言えたでしょう。
裁判の経緯を淡々と綴ったとしても不適切なのに、「この方とはどんなことがあっても昔のようなTICAの仲間として接する事は出来ないと思いました」と、ショーとは全く関係ない個人的な”恨みつらみ”を書き連ねたのも、不適切極まりないと言えます。
TICA公認クラブ代表でもあるジャッジが東京地裁に提出した「陳述書」を読んで、仮にそう思ったとしても、自分の日記やブログに綴ればいいだけの話であって、TICAのショーカタログに載せるべきでないのは普通の大人の感覚があれば分かるはずです。
しかも、「(そのクラブ代表でもあるジャッジが)陳述書を取り消した」とか「取り下げた」などという”嘘”を書いてTICAに報告したわけですから、やはりその”罪”も問われるべきでしょう。
TICAのショーカタログに掲載する「『ご挨拶』として不適切である」ことを指摘した「プロテスト」が、どうして「ハラスメント」になってしまうのか--。
「ハラスメント」というのは、その人に関する事実でないことを報告して信用と評判を落とすことが「ハラスメント」であり、「ハラスメント」だと主張するからには根拠を示し、その理由を丁寧に説明すべきでしょう。
根拠も示さない一方的な主張が幅を利かせ、平気で”嘘”を報告するようなトップやトップ経験者のいる組織がまともとは思えませんし、TICAのジャッジングプログラムに則して考えても、そうした言動はTICAのジャッジとして”不適格”としか思えません。
※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。
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