「どうしてここまで放置してきたのか…」という疑問(3)
北朝鮮問題を見ていて思うのは、世界各国が毅然とした態度で「NO!」を突き付けないと、相手は人の足元を見透かして止めようとしないばかりか、エスカレートしていくということです。
もちろん、「NO!」が単なるポーズや見せかけであっては意味がなく、それは現在の北朝鮮の度重なる挑発を見れば手に取るように分かります。
組織内における「いじめ」や「嫌がらせ」も同じです。
はっきりと「NO!」と言わず、”圧力”や”脅し”に屈することは、相手に付け込む隙を与え、結局のところ「この人は”圧力”かければ言うことを聞く人」と思われるだけになってしまいます。
昔は必ず、クラスにひとりやふたり、いじめっ子がいると懲らしめるような生徒がいて、クラス全体として「いじめ」に同調したり、弱い者いじめをしたりするのを許さない雰囲気がありましたが、今は全くそうではなくなりました。
懲らしめようとする正義感の強い生徒はおらず、クラス全体としても”圧力”や”脅し”に屈することを「やむを得ない…」と容認する雰囲気が蔓延しています。
確かに、学校において、担任の先生や校長といった組織のトップが「いじめ」や「嫌がらせ」の”張本人”であったとしたら、なかなか”圧力”や”脅し”に抗うことは難しいかもしれません。
だからと言って、”圧力”や”脅し”に屈して”泣き寝入り”していていいはずがありません。
長年にわたり、ひとりひとりが「放置してきた…」組織にあっては、誰かがまた”圧力”や”脅し”に屈することで、さらに問題は「放置」し続けられ、組織風土の”腐敗”と”退廃”が一段と進むことになるのです。
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