「どうしてここまで放置してきたのか…」という疑問(2)
昨日は、共通性について考えてみましたが、大きな違いもあります。
北朝鮮の核実験やミサイル発射に対しては、そのたびに各国が「非難声明」を出し、「制裁措置」を実施し、国連も様々な「決議」をしてきました。
それでも、北朝鮮は核とミサイル開発を止めることはありませんでした。
しかし、TICAアジアにおいて、事情は大きく異なります。
ある一部のクラブが「出陳拒否」しようが、何をしようが、他のクラブ代表もジャッジも表立って声を上げることなく、見て見ぬふりをし、時に”圧力”や”脅し”に屈し、「所詮は他人事…」とばかりに沈黙を守り続けてきました。
今では、「出陳拒否」は悪いことではなく、「裁判」を起こした方が悪い、「ブログ」が悪いというようにすり替えられ、今なお”魔女狩り”のような様相は続いています。
一方、TICAのボードに目を移せば、その重い腰を上げたのは実効性に疑問符が付くような「1000ドルの罰金」と「1カ月のショー禁止」ぐらいでした。
これでは”止まる”ものも”止まり”ませんし、”止まる”はずがありません。
北朝鮮問題はある意味、「止められなかった」と言えるかもしれませんが、TICAアジアにおいては誰も”止めようとしなかった”のですから、そもそも”止まる”はずも”止む”はずもなかったと言えるでしょう。