「どうしてここまで放置してきたのか…」という疑問(1)
北朝鮮が「ICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験に成功した」と発表し、米国もこれが「ICBMだった」と公式に認めました。
一般的な国民感情として思うのは、「いずれこうなるであろうことは分かっていたのに、どうしてここまで放置してきたのか…」という素朴な疑問です。
もちろん、その間、各国においてそれなりの対応をしてきたのでしょうが、結果としてこうなっているわけですから、やはり「なぜ、こうなるまで…」という思いは拭いようがありません。
TICAアジアもある意味、同じでしょう。
私の中では、「どうしてここまで放置してきたのか…」との疑問は共通します。
しかし、そこは趣味の世界--。経緯を辿れば、いくつもの”原因”が手に取るように分かります。
2013年4月29日のショーの件は、あくまでアクトとTICAボードの問題でしたが、それを「アクト潰し」や「アクト叩き」に”悪用”した人たちがいて、さらにその”尻馬”に乗って同調した人たちがいたということに尽きるでしょう。
今から振り返ってなお、アクトに対する「1年間の活動自粛」が不可欠であったと考えるクラブ代表者・ジャッジが何人いるでしょうか?
今から振り返ってなお、「意識調査」にあの時と全く同じコメントを書くクラブ代表者・ジャッジが何人いるでしょうか?
確かな根拠も理由もなく、一方的に「1年間の活動自粛」を”押し付け”ようとする人がいたとしても、軽はずみに”同調”する人がおらず、「意識調査」に安易に答える人がいなければ、一部のクラブにおける「出陳拒否」なる”愚行”も起こり得なかったことでしょう。
今、振り返れば、あの時、組織としての”自浄作用”が働かなかったのではなく、ひとりひとりが働かせなかったのだということが、実に良く分かります。