ルールに”疎い”トップは”百害あって一利なし”
報道を見聞きした限りですが、東京都議選の自民党候補を応援する集会(東京・板橋)での稲田防衛相の発言を聞いて呆れ果てました。
「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としても、お願いしたいと思っているところだ」と訴え、「自衛隊、防衛省とも連携のある(候補)をぜひお願いしたい」と話したとのこと。
しかし、各メディアが指摘しているように、「行政の中立性(注1)」を逸脱したと受け取られかねず、具体的には自衛隊員の政治的行為を制限している自衛隊法にも抵触する恐れがあり、こうした”お願い”が公職選挙法に違反する可能性があると言われています。
いずれも、国民の代表である国会議員として、内閣の一員として、防衛大臣として、知っておくべき法律(=ルール)に”無知”だったか、”疎い”からこそ、こうした発言が飛び出したとしか思えません。
政治の世界は撤回すれば済むのかもしれませんが、稲田防衛相がこのような発言をしたという事実は歴史から消えるわけではありませんし、その地位にある人物として知っておくべき”ルール”に”無知”であったという”罪”まで消えてなくなるわけではないでしょう。
どんなに小さな組織でも、トップに就く人物は最低限、その世界、業界のルールに”無知”であってはなりませんし、”疎く”てもいけません。
今回の一件は、ルールに”無知”で”疎い”ことが、どれだけ”百害あって一利なし”であるかを見事に示してくれたのではないでしょうか。
小さな趣味の世界にあっても、他人事と聞き流さず、しっかり「他山の石」としたいところです。
注1)行政の中立性=日本国憲法は第15条において、「すべて公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と定めています。自衛隊法では自衛隊員の政治的行為が制限されているほか、公職選挙法では「公務員が地位を利用して選挙運動をしてはならない」と規定しています。
※「『裁判』の最近の状況について」は休みました。
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