「嘘は泥棒の始まり」と言いますが…
前FBI長官から大統領に対して「トランプ氏は嘘をついた」といった趣旨の証言(米上院公聴会)が飛び出しのですから、世の中は本当にどうなっているのだろうとあきれ返ってしまいます。
日本ではよく、「嘘は泥棒の始まり」と言いますが、その由来には諸説あり、ひとつは「嘘をつくことは、泥棒をするのと同じぐらい悪いことである」ということ、それとは別に以下のような「風が吹けば桶屋が儲かる」的な連鎖で解釈する説もあるそうです。
「嘘をつく」→「人の信用を失う」→「人との絆も切れる」→「世間から相手にされなくなる」→「泥棒をやるより他に生きる道がなくなってしまう」
おそらく両方の意味合いがあるのでしょうが、個人的には「泥棒」は”悪事”の象徴であり、その”悪事”はいずれ、”極悪”や”非道”へとつながるのだということを戒めた言葉ではないかと思っています。
仮に、勘違いや思い込みであったとしても、事実と異なるなら「嘘は嘘」であり、あること”ないこと”吹聴するのも「嘘」を言いふらしたことになるわけですし、事実と異なる”尾ひれはひれ”を付けたのであれば、それもまた「嘘」だということは当然のことです。
そして、万が一、「嘘」を付いてしまっても、勘違いや思い込みであったのなら、素直に”謝罪”し、反省すればいいわけですから、それをしない(あるいはできない)というのは、大きな問題があると言わざるを得ません。
国の大統領であっても、小さな趣味の世界の組織であっても、トップが「嘘をつく」(あるいは「嘘をついた」と証言される)ようなことをしていては健全化も発展も見込めないばかりか、組織の混乱はひどくなるばかりでしょう。
トランプ大統領にも言い分はあるようですが、大統領職というものに対する”プロ意識”に欠け、"変に開き直り"、自己本位の身勝手な感情剝き出しの言葉をツイッターでつぶやいているようにか映りません。
それは、どんな小さな組織のトップであったとしても、そうした言動が許されるわけでないことは言うまでもありません。
※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。
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