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2017年6月

2017年6月30日 (金)

「裁判」の最近の状況について(16)

27日の続きになりますが、前アジアディレクターであるクラブオーナーら被告側が提出した「証拠」が、”悪意”に満ちた”悪質”なものであると思うに当たっては、それなりの理由があります。

実は、1月27日に開かれた「弁論準備手続き」の場で、原告側は「証拠の日本語訳に誤訳がある」旨を指摘、被告側代理人も「急いで訳したのであったかもしれない」と話していたというからです。

当然のことながら原告側は、被告側が日本語訳を全て再確認し、訂正してくると思っていたようです。

ところが、被告側は、原告側に”濡れ衣を着せる”ような「誤訳」を訂正することなく、主張し続けたのです。

ここには、大きく5つの問題があると思っています。

1つは、そもそも原告側に”濡れ衣を着せる”ような日本語訳を作り、その日本語訳が正しいかどうかをチェックしないまま、「証拠」として東京地裁に提出したこと。

2つ目は、翻訳するに当たってケアレスミスがあっても仕方ないと思いますが、意味を”真逆”、”正反対”にするような訳し方は決してしてはならないのにしてしまったこと。

3つ目は、原告側が「誤訳がある」と指摘したにもかかわらず、それを”無視”して原告側に”濡れ衣を着せる”日本語訳を主張し続けたこと。(※被告側が再確認したかどうか分かりませんが、再確認でも見落としたなら、余りに杜撰でいい加減と言わざるを得ません)

4つ目は、極めて難しい構文ならいざ知らず、中学で学ぶ英文法でも訳せる簡単な英語であったのに、正反対の意味に訳したこと

5つ目は、被告側は4人いて、さらに代理人が付いていたにもかかわらず、5人全員が重大な「誤訳」を見逃したこと。(※善意に解釈すればということですが…)

被告側が”確信犯”であったかどうかを立証するのは難しいとしても、「弁論準備手続き」において原告側が指摘し、被告側代理人も誤訳が「あったかもしれない」と認めたにもかかわらず、訂正しなかった経緯に鑑みれば、そこに”悪意”を感じても仕方ないでしょう。

ちなみに原告側は、最後の最後、「証拠意見」として「誤訳である」旨を主張し、結審したということです。

再びとんでもない”虚偽報告”が発覚(1)

実は、28日(水)の昼のブログと関連するのですが、前アジアディレクターであったクラブオーナーによる、TICAボードへのとんでもない”虚偽報告”がまたまた発覚しました。

前アジアディレクターがTICA法律顧問宛てに送った文書には以下の”嘘”が書かれていたというのです。

「the submission of the statement was cancelled」「she also backed away from submitting her statement」--。

ここで出てくる「she」は、「出陳拒否」裁判において、原告側として「陳述書」を提出したジャッジ(TICA公認クラブ代表でもある)です。

日本語訳にすると、「陳述書は取り消された」「彼女は陳述書を取り下げた」となります。

しかし、このジャッジが東京地裁に提出した「陳述書」が取り消された事実も、このジャッジが「陳述書」を取り下げた事実もないのです。

どうして、前アジアディレクターは”噓八百”を並べ立てるのでしょうか?

「陳述書」を提出したジャッジが前アジアディレクターに”嘘”を吹き込んだ可能性も否定できないため、このジャッジに対してはアクトクラブ員が内容証明郵便で「事実確認書」を送付しました。

しかし、経緯がどうであれ、前アジアディレクターが再び、とんでもない”虚偽報告”をした事実に変わりありません。

そもそも、このジャッジは原告側として「陳述書」を提出したわけですから、取り消したり、取り下げたりしたかどうかは、原告側に照会すれば容易に事実確認できるはずですが、前アジアディレクターはそうした”努力”を怠りました。

TICAという国際団体のディレクターを何期も務めた人物の言動とは思えませんし、少なくともTICAのボードに”虚偽報告”をするような人物が組織内にいては、いつまでたっても正常で健全な組織運営ができるはずがないのは当然のことです。

何度も言いますが、組織が健全であるためには、まずトップが事実を正しく把握し、正しい言葉で、正確に伝えることができる人物でなければなりません。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月29日 (木)

”無知”と”傲り高ぶり”が”公私混同”につながり”私物化”を生む

「防衛省を私物化して、もはやアウトだと思う」--。

稲田防衛相の発言を巡っては、民進党の蓮舫代表が「即刻辞任すべきだ」とのコメントを出すなど、野党が一斉に批判を強めていますが、自民党の中からも、冒頭のような厳しい声が上がっているとの報道がありました。

閣僚経験者の間からは「政務と公務を混同している」との指摘も出ていると言います。

昨日は、ルールへの”無知”や”疎さ”に焦点を当てて論じましたが、いろいろ考えてみると、ルールへの”無知”と自らの”傲り高ぶり”、”公私混同”が三位一体となって、組織の”私物化”へと結びついていったように思えてなりません。

”傲り高ぶり”があるから”無知”でいられ、”無知”であるから”傲り高ぶる”のであり、それらが前提となって”公私混同”を生み出し、その結果、平気で自分の組織を”私物化”するかのような発言が出て来るというわけです。

共産党の志位委員長は「言って良いこと悪いことの判断がつかない人に防衛相をやらせて良いのか」と疑問を突き付けたそうです。

トップとしての資質、適格性に欠けるような言動は、行政組織、企業、趣味の団体を問わず、決してあってはならないことです。

組織のトップが”無知”で”傲り高ぶり””公私混同”し、平気で組織を”私物化”しようとする限り、その組織に属する人たちは報われませんし、救われませんし、心から楽しむことはできないでしょう。

※「『裁判』の最近の状況について」は休みました。

【お知らせ】TICAジャッジオブザイヤー/IW入賞猫の写真

①TICAメンバーのみなさんのお手元には「Vote for 2017 TICA Judge of the Year」の案内メールが届いているかと思います。

「VOTE NOW! 」をクリックすれば、投票ページに飛びますので、あとは必要事項を入力して、そのページの一番最後に出てくる青い「submit」をクリックすれば投票完了です。

締切は米国中部標準時間の7月28日夕方5時となっていますので、日本時間だと7月29日(土)朝7時となります。

②「IW」入賞゙猫、「Best of Breed」猫の画像(Annual Award用)のオンライン送付ページが出来ています!

下記ページから送付できますので、該当のオーナーさんはご利用なされば便利です。
http://forms.logiforms.com/formdata/user_forms/17237_4346552/351446/page1.html?cachebust=113

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月28日 (水)

ルールに”疎い”トップは”百害あって一利なし”

報道を見聞きした限りですが、東京都議選の自民党候補を応援する集会(東京・板橋)での稲田防衛相の発言を聞いて呆れ果てました。

「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としても、お願いしたいと思っているところだ」と訴え、「自衛隊、防衛省とも連携のある(候補)をぜひお願いしたい」と話したとのこと。

しかし、各メディアが指摘しているように、「行政の中立性(注1)」を逸脱したと受け取られかねず、具体的には自衛隊員の政治的行為を制限している自衛隊法にも抵触する恐れがあり、こうした”お願い”が公職選挙法に違反する可能性があると言われています。

いずれも、国民の代表である国会議員として、内閣の一員として、防衛大臣として、知っておくべき法律(=ルール)に”無知”だったか、”疎い”からこそ、こうした発言が飛び出したとしか思えません。

政治の世界は撤回すれば済むのかもしれませんが、稲田防衛相がこのような発言をしたという事実は歴史から消えるわけではありませんし、その地位にある人物として知っておくべき”ルール”に”無知”であったという”罪”まで消えてなくなるわけではないでしょう。

どんなに小さな組織でも、トップに就く人物は最低限、その世界、業界のルールに”無知”であってはなりませんし、”疎く”てもいけません。

今回の一件は、ルールに”無知”で”疎い”ことが、どれだけ”百害あって一利なし”であるかを見事に示してくれたのではないでしょうか。

小さな趣味の世界にあっても、他人事と聞き流さず、しっかり「他山の石」としたいところです。

注1)行政の中立性=日本国憲法は第15条において、「すべて公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と定めています。自衛隊法では自衛隊員の政治的行為が制限されているほか、公職選挙法では「公務員が地位を利用して選挙運動をしてはならない」と規定しています。

※「『裁判』の最近の状況について」は休みました。

【TICA】春のボードミーティング議事録から(5)

今回の春のボードミーティングでは、前アジアディレクターがオーナーのクラブのショーカタログ(2016年12月17~18日)の「ご挨拶」に関する「プロテスト」も取り上げられました。

「ご挨拶」の中で、前アジアディレクターだったクラブオーナーは、「一ジャッジがこの裁判(=「出陳拒否」裁判)の原告側の証人として法廷に出廷することになっていました。現実はキャンセルされました」と書いていました。

しかし、実際は、このジャッジが「原告側の証人として法廷に出廷することになっていた」事実はなく、従って「現実はキャンセルされた」事実もなかったのです。

「プロテスト」は、TICAの「ショーカタログ」に司法手続きにおける”嘘”を書くことは許されないはずだという訴えでしたが、結果は「No action」となりました。

しかし、アジアディレクター(当時)であるクラブオーナーがショーカタログの「ご挨拶」で、TICAのショーカタログの「挨拶文」として相応しくない文章を載せたこと、事実と異なる”嘘”を書いたことを、TICAのボードに知らしめることができました。

何よりも、「ご挨拶」全文の英訳を、アジアディレクター(当時)であるクラブオーナー側が提出した点は大きいでしょう。

ボードメンバー全員がショーカタログの「ご挨拶」で、アジアディレクター(当時)であるクラブオーナーが何を書いたかの”全貌”を知ることになったからです。

TICAにおける「プロテスト」の手続きは、どこで何が起こっているかをTICAのボードに知らせるという”役割”を担っている点を忘れてはならないでしょう。

もちろん、「プロテスト」をするに当たってはそれなりの費用がかかるわけですが、何もしないで闇から闇へ葬り去られてしまうよりはいいと思っています。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月27日 (火)

「裁判」の最近の状況について(15)

「出陳拒否」裁判ではもうひとつ、原告側に”濡れ衣を着せる”ような「証拠」が提出されましたが、被告側は最後まで訂正も謝罪もすることなく、結審してしまいました。

それは、被告側がYahoo Group Mail 「TICA MEMBERS」(被告側は「TICA公式メーリングリスト」と主張)が”炎上”なる状態になった「証拠」として提出された投稿の日本語訳です。

この「証拠」は、被告側が1月27日付けで東京地裁に提出したものですが、その中に当時のTICA会長による2013年4月29日のアクトショーの開催経緯に関連した「投稿」がありました。

TICA会長(当時)はその中で、「The Show Organaizers did ask the Rules Committee if there was a problem with them holding a show on Monday, independent of the other club - Rules Committee said "no"」と書きました。

これについて被告側は、「ショーの開催者は、ルール委員会にもう一方のクラブとは別に月曜日にショーを開催してもよいか問い合わせました。ルール委員会は『No』と回答しました」と翻訳していたのです。

しかし、正しい日本語訳は、「ショーの開催者は、ルール委員会にもう一方のクラブとは別にショーを開催すると問題があるかを問い合わせました。ルール委員会は『no』と回答しました」です。

被告側の日本語訳だと、TICAのルール委員会が「No」と言ったのを聞かずに、アクトがショーを”強行”開催したことになってしまいますが、TICA会長(当時)の「投稿」は、「ルール委員会は『問題ない(no)』と言った」、つまり「OK」を出したということなわけです。

この裁判で、私は原告ではありませんが、原告側に”濡れ衣を着せる”ような日本語訳が「証拠」として提出されたことに強い憤りを覚えずにはいられません。

TICAのディレクターとして、TICAのジャッジとして、TICA公認クラブのオーナーとして、司法の場において、TICAの一般メンバーを”罪に陥れる”ような日本語訳を施した”捏造”証拠を提出することは断じて許されないと思っています。

【お知らせ】TICA公式サイトに「Find a Kitten」のページ

TICA公式サイトに「Find a Kitten」の特設ページが開設されました。
http://www.tica.org/find-a-kitten

いわゆるネット広告という位置づけになり、掲載要領や料金は下記サイトでご確認頂けます。
http://www.tica.org/marketing/breeder-advertising

Find_a_kitten

※「【TICA】春のボードミーティング議事録から」は休載しました。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月26日 (月)

「裁判」の最近の状況について(14)

「出陳拒否」裁判では、何を言いたいのか、その意図が全く分からない被告側の「主張」もありましたが、残念なことにそうした「主張」は”修正”されることなく、結審してしまいました。

例えば、以下のような「主張」です。

「『ショー開催初日30日前までにショーライセンスが発行されていなければ猫はショーに出てもリジョナル賞、インターナショナル賞やタイトルポイントを獲得できない』と規定されているにもかかわらず、ACC4月ショーは平成25年4月中旬になってからフライヤーとエントリーフォームが公開された」--。

ショールール22.4.1が、「フライヤー」と「エントリーフォーム」の公開時期を定めたルールであるなら、「にもかかわらず ……」の後にこうした「主張」があってもおかしくはありません。

あるいは、22.4.1で「ショーライセンスが発行されていなければ猫はショーに出ても賞やポイントを獲得できない」と規定されているにもかかわらず、「賞やポイントが獲得できたのはおかしい!」という「主張」なら、それはそれで分からないでもありません。

しかし、22.4.1は「フライヤー」や「エントリフォーム」の公開時期とは全く関係ないルールなのですから、「…にもかかわらず、ACC4月ショーは平成25年4月中旬になってからフライヤーとエントリーフォームが公開された」と「主張」されても、全く訳が分かりません。

TICAという国際団体のディレクター(企業で言えば取締役に相当)、TICAのジャッジ、TICA公認クラブの代表であるなら 、”独り善がり”の”屁理屈”や論理展開で「主張」するようなことはすべきではないし、してはならないと思っています。

司法の場で「主張」や「証言」するからには、国際団体のディレクターとして相応しい、最低限の”知識”と”常識”を踏まえて、筋道立てて話すことは当然でしょう。

それができないようであれば、組織の正常化、健全化のためにも、その肩書、地位、立場に留まっていてはいけないと思います。

そして、それは小さな趣味の世界であっても同じだと思っています。

【お知らせ】TICA Online Sponsorship Form

2016-17年度のTICA「IW」ランキングが最終的に確定したのを受け、「2017 Top 25 Winning Cats and Kittens」のページと、「Online Sponsorship Form」のページが開設されました。(※Best of Breed Catsも載っています)

↓↓↓「2017 Top 25 Winning Cats and Kittens」&「Best of Breed Cats」↓↓↓
http://www.tica.org/ja/members/item/2303

↓↓↓「Online Sponsorship Form」はこちら↓↓↓(締切は7月15日)
http://forms.logiforms.com/formdata/user_forms/17237_4346552/352723/page1.html?cachebust=2023

※「【TICA】春のボードミーティング議事録から」は休載しました。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月25日 (日)

「裁判」の最近の状況について(13)

「到底、フェアとは言えない方法で開催された」

「スプレンダーに高得点を得させることのみを目的としたショーである」

「スプレンダーは予定通り非常に高い得点を得た」--。

「出陳拒否」裁判で被告側は、2013年4月29日のアクトショーについて、これらの「主張」を変えることなく、裁判は結審しました。

「フェア」とは「道義的に正しいさま。公明正大なさま。規則にかなったさま」(デジタル大辞泉)を意味しますが、被告側はどうして「到底、フェアとは言えない」と言えるのかについて、最後まで合理的な疑いを差し挟む余地のない根拠を示すことはありませんでした。

被告側は、どうして「スプレンダーに高得点を得させることのみを目的とした」と言えるのかについても、最後まで正当かつ合理的な疑いを差し挟む余地のない根拠を示すことはありませんでした。

被告側は、何を以てして「予定通り」に「スプレンダーが非常に高い得点を得た」と言えるのかについても、最後の最後まで正当かつ合理的な疑いを差し挟む余地のない根拠を示すことはありませんでした。

これまでもお伝えしましたが、単なるいちメンバー、いち出陳者が訴えられて、法廷で「主張」するのと、TICAという国際団体のディレクターやTICAのジャッジ、TICA公認クラブのオーナーが法廷で「主張」するのは、背負う”重み”が全く違うはずです。

TICAのディレクターでもあり、TICAのジャッジでもあるな ら、「主張」をするにしても、”言い放し”ではなく、それなりの正当な根拠と理由を添え、合理的な疑いを差し挟む余地のないように「主張」すべきではないでしょうか。

TICAのジャッジ、TICAのディレクターとしての”誇り”や”プライド”、”プロ意識”があるなら、”杜撰”で”いい加減”な「主張」を司法の場ですべきではありませんし、決してしてはならないと思っています。

法廷での「主張」や「証言」は、一歩間違えばTICAの”面汚し”、TICAの”恥晒し”になることを肝に銘じなければならないのは、今さら指摘するまでもありません。

少なくとも私もアクトクラブ員も、TICAの”面汚し”、TICAの”恥晒し”と言われないように、慎重に言葉を選び、精緻に理論を組み立てて「主張」しています。

2017年6月24日 (土)

「裁判」の最近の状況について(12)

昨日の続きですが、とは言うものの、本当に「誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」という被告側の「主張」が正しく、本当に被告側もそう思っていたとしたら、ひとつの”矛盾”が出てきます。

それは、2014年4月ショーと6月ショーの「フライヤー」に、どうして「楽しいキャットショーを開催するために、公の場でTICAを批判した方およびその関係者のエントリーはお断りいたします(ShowRule23.6.5)」という「注記」を入れたのかということです。

「誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」のであれば、 「公の場でTICAを批判」しようがしまいが、「本人」だろうが「その関係者」だろうが、全く関係なく「出陳拒否」できるはずです。

こうした”矛盾”が生じる「主張」であっても、法廷闘争としては許されるのかもしれませんが、TICAのディレクターとして、TICAのジャッジとして、TICA公認クラブのオーナーとして、許されるのかという問題は残るのではないでしょうか。

もし、TICAの看板に”泥”を塗りたくない、”恥”をさらしたくないとの”思い”があれば、司法の場でTICAのディレクター、TICAのジャッジ、TICA公認クラブのオーナーが”あることないこと””尾ひれはひれ”つけて「主張」したり、”矛盾”が生じる「主張」をしないはずです。

私もアクトクラブ員もそうですが、一連の裁判ではTICAの”面汚し”、”恥晒し”と言われないように、事実に基づき、”尾ひれはひれ”をつけることなく、”矛盾”の生じない「主張」を心がけています。

TICAのJudging Programの「ARTICLE SEVENTEEN - Code of Ethics」にはこう書いてあります。

417.3 Participants in the Judging Program are representatives of TICA at all times, and shall conduct themselves as such.

そして、「ARTICLE EIGHTEEN - Discipline」にはこうも書いてあります。


418.1 The Board shall assess an appropriate penalty for:

418.1.2 Conduct unbecoming a TICA judge.


TICAのジャッジでもあるなら、司法の場でどういう「主張」をすべきか、自ずと分からねばならないことは言うまでもありません。

2017年6月23日 (金)

「裁判」の最近の状況について(11)

前アジアディレクターら被告側は、「本来、自ら主催するキャットショーにおいて、誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」と主張し続けて結審しましたから、裁判でこの「主張」が通る可能性もゼロとは言い切れません。

もし、被告側の「主張」がそのまま通り、裁判所も「そのとおりである」と認めるなら、「出陳拒否」裁判は被告側の全面勝訴となり、現在、進んでいる他のクラブの「出陳拒否」裁判も、被告側の全面勝訴となる公算が大きくなると言えます。

しかし、TICAのルールを勉強されているメンバーのみなさんのために解説すれば、TICAのシ ョールールでは、「ショーコミッティー」(※「主催者」でも「クラブ」でもありません)が、特別に定めた23.6.1~23.6.7に限って、「出陳を拒否できる」と定めているだけなのです。

実際に、もし今回の裁判で、被告側の主張が通り、「誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」ということが裁判所でも認められたらどうなるでしょうか。

「あの人は嫌いだから、あの人の猫は出陳させないで…」

「あの猫が来ると、うちのクラブ員の猫が負けるから出させないようにして…」

「あの猫にはベストキャットになって欲しくないから、出陳拒否しちゃいましょう」

と言った「出陳拒否」が大手を振って認められることになってしまいますし、嫌がらせやいじめの手段として、「出陳拒否」が横行することになってしまいます。(※この場合、東京地裁の「判決」をTICAのボードが追認するかどうかは、また別の問題として出てきます)

いずれにしても、今回の東京地裁の「判決」では、被告側のこの「主張」が認められるかどうかも大きな焦点と言えるでしょう。

【TICA】春のボードミーティング議事録から(4)

5月11日のブログでご紹介したJudging Programに入るにあたって所有する(あるいは繁殖した)猫の「称号」の要件に関する改正案は、「改正しない」という動議が出され、全会一致で可決されました。

これにより、Judging Programの42.3は従来通りのまま、変更はありません。

↓↓↓どのような改正案だったかは下記ブログをご参照下さi↓↓↓
http://actcatclub.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/tica2017-spri-2.html

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月22日 (木)

「裁判」の最近の状況について(10)

正当な根拠を何ひとつ示さず、”あることないこと””尾ひれはひれ”を付けて「主張」した事例の典型は、前アジアディレクターだったクラブオーナーら被告側がこの3年間、変わることなく、一貫して「主張」し続けた以下のことでしょう。

「本来、自ら主催するキャットショーにおいて、誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」--。

被告側はおそらく、長年にわたってこうした”認識”でショーを開催し、そして、この裁判がなければ、この”認識”でショーを続けるつもりだったのでしょう。

もちろん、被告側がTICAのルールを提示して、「ここにそう書いてあります」というならまだしも、被告側はTICAのルール的な根拠を何ひとつ示さず、「誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」と主張し続けたのです。

この点については原告側が裁判の中で、事実と異なる”嘘”であることを指摘し、原告側としては途中で誤りに気付いて”認識”を正すのかと思っていたようですが、結局、被告側は”認識”を正すことなく、結審してしまいました。

キャットショーに馴染みがなく、TICAのルールに”疎い”人たちなら容易に”騙せる”と思ったかどうかは分かりません。

しかし、TICAアジアのまともなクラブ代表者、ジャッジ、出陳者なら、「誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」という「主張」がどれだけ”異常”で”常識外れ”であるかはお分かりでしょう。

TICAアジアの全ての混乱の”源”は、「誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」と”公私混同”し、TICAのショーを”私物化”しようとするトップを戴いたことにあるのではないでしょうか。

TICAアジアの正常化と健全化のためには、、「誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」などと決して思わない人物がトップに就く必要があるのは言うまでもありませんし、その”影響力”も排除しなければならないでしょう。

【重要】TICA「IW」ランキングに変動あり!最終結果発表

春のボードミーティングと緊急ボードミーティングでの決議を受け、前シーズン(2016-17年度)の「IW」ランキングに変動があり、最終ランキングが発表になりました。

一部の「Breed」ランキングにも変動があります。

「RW」ランキングにも変動はありますが、アジアリジョンはないようです。

なお、同時に「Cat by Color」も発表になっています。

↓↓↓最終ランキングは下記サイトでご確認頂けます↓↓↓

2016/17 Final Official Standings from the TICA Executive Office 

※「【TICA】春のボードミーティング議事録から」は休載しました。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月21日 (水)

「裁判」の最近の状況について(9)

キャットショーの仕組みを全く知らない”素人”ならいざ知らず、TICAアジア黎明期から活動し、ジャッジであり、ディレクター(企業で言えば取締役に相当)まで経験した人物の法廷での「主張」には、それなりに相応しい”正確性”と”真実性”が求められるはずです。

昨日の続きですが、前アジアディレクターであったクラブオーナーら被告側は、アクトクラブ員の猫「望みなきに非ず」について、「シーズン半ばも過ぎた平成25年12月1日のキャットショーから出陳を開始したものである」と「主張」したわけです。

この「主張」を聞いて、みなさんは違和感を抱かなかったでしょうか?

私は極めて強い違和感だけで なく、ある種の”悪意”まで感じました。

それは「シーズン半ばを過ぎた……」というくだりです。

あたかもアクトクラブ員が”意図的”に、「シーズン半ばを過ぎた平成25年12月1日のキャットショーから出陳を開始した」と読み取れるからです。

そうでなければ、敢えて「シーズン半ばを過ぎた……」というくだりを「準備書面」の中に入れる必要性はありません。

しかし、昨日も指摘しましたが、「望みなきに非ず」の生年月日は2013年8月2日であり、生後4カ月となる12月2日になるまで、ショーに出したくても出せないのです。

成猫ならいざ知らず、子猫の出陳時期が生後4カ月~8カ月未満に限られることは、TICAのディレクター、TICAのジャッジであれば知っていて当然でしょう。

それにもかかわらず、なぜ「シーズン半ばも過ぎた…」などいった「主張」の仕方をしたのでしょうか?

「シーズン半ばも過ぎた…」という「主張」の背後には、「シーズン初めから出そうと思えば出せたのに、アクトクラブ員は出そうとせず、意図的に半ばも過ぎてから出した」的な”印象操作”をしたとしか思えないのです。

被告側が、裁判官ならキャットショーの仕組みに”疎い”だろうから、こう書けば容易にそうした”印象操作”が通じるだろうと思ったかどうかは分かりません。

いずれにしても、前アジアディレクターでTICAのジャッジでもあるこのクラブオーナーは、この件について「準備書面」を訂正することも、アクトクラブ員に”謝罪”することもなく、”濡れ衣を着せた”まま結審を迎えたのでした。

【TICA】春のボードミーティング議事録から(3)

ある意味、”重大なお知らせ”と言えるかもしれません。

春のボードミーティングの後、緊急のボードミーティングが6月13日に開催されました。

その「議事録」もアップされていますから、お読みになっているメンバーはお気づきかと思いますが、2016-17年度の「IW」のランキングに変更があるかもしれません。(当然ながら、その猫のリジョンの「RW」ランキングにも影響の出る可能性があります)

キャッツの「IW」1頭と、キツンの「IW」1頭について、ポイントとタイトルの事実上の”剥奪”(議事録では「void」となっており、「無効とする」)が決議されました。(それぞれ別のオーナーです)

”剥奪”された猫のところが「空位」になるのか、繰り上がるのか、今のところ不明です。

また、具体的な”剥奪”理由については情報開示されていないので分かりません。

「議事録」によると、キャッツの「IW」のポイントとタイトルの事実上の”剥奪”は「決議3」として全会一致で可決。

キツンの「IW」については「決議6」として、アジアディレクターを含む5人のディレクターが反対しましたが、このうちアジアディレクターら2人の反対理由は、この決議に含まれていたTICAサービスの停止期間(2018年6月30日まで)が短すぎるからというものでした。

なお、「決議3」は1頭の猫だけに関してですが、「決議6」はオーナーが所有する全ての猫の2016-17年度の「IW」「RW」の事実上の”剥奪”(=無効)となっています。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月20日 (火)

「裁判」の最近の状況について(8)

容易に事実確認できるにもかかわらず、確認する努力を怠り、事実と異なる「主張」をする--。

それだけにとどまらず、原告側に”罪を着せ""陥れる"かのような「主張」までありました。

例えば、「出陳拒否」されたアクトクラブ員のベンガル猫「MEDUSA NOZOMI NAKINI ARAZU」(望みなきに非ず)のショー歴について…。

前アジアディレクターであったクラブオーナーら被告側は、4月17日付けの準備書面(5)で、以下のように主張しました。

「『望みなきに非ず』について、シーズン半ばも過ぎた平成25年12月1日のキャットショーから出陳を開始したものである」--。

しかし、「望みなきに非ず」の生年月日は2013年8月2日であり、12月1日は生後4カ月になっていないのです。

被告側の「主張」が正しければ、アクトクラブ員はTICAのルールに違反して生後4カ月に満たない子猫をショーに出したことになるわけで、これは明らかにアクトクラブ員に”罪を着せ"、"陥れる"ような「主張」と言わざるを得ません。

しかも、「望みなきに非ず」が平成25年12月1日のショーに出ていたかどうかは、「マスターカタログ」を見れば容易に確認できるわけですし、生年月日も「望みなきに非ず」が出ていたいくつものショーカタログを見れば容易に確認できたわけです。

容易に確認できることをせず、アクトクラブ員に”罪を着せ”、”陥れる”ような「主張」を東京地裁ですることは、TICAのアジアディレクター、TICAのジャッジとして極めて”問題”のある言動と言わざるを得ません。

TICAが趣味の世界とは言え、容易に確認できることをせず、一般メンバーにあらぬ”罪を着せる”ようなことを「主張」するのは、「”プロ意識”のかけらもない」と”糾弾”されても言い訳できないのではないでしょうか。

事実確認した上で正しい「主張」をできる人が率いない限り、どんな組織であろうと正常化、健全化することはあり得ません。

【TICA】春のボードミーティング議事録から(2)

すでにこのブログでもご紹介しましたが、TICAメンバー拡大キャンペーンの一環として、「キャッテリー登録(Cattery Registration)」と「猫の個体登録(Registration of a Cat/Kitten)」について、期間限定の割引制度が導入されました。

期間は6月1日~8月31日まで。

「キャッテリー登録」は80ドル(非TICA会員)のところ40ドルに、「猫の個体登録」は正規料金が20ドルのところ15ドルになります。

ただし、条件があって、適用されるのは、①キャッテリー登録と個体登録を同時に行う場合、②個体登録は5頭まで--です。

ご参考のため、「議事録」にある原文を再掲します。

44. Unanimous consent that the Board approve a one-time summer discount, limited from June 1st to August 31, 2017, which includes the combination of a cattery registration $40 US, and registration from a non-TICA pedigree $15 US, up to five cats The discount is only valid if the cattery name and registration are submitted at the same time.

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月19日 (月)

「裁判」の最近の状況について(7)

「出陳拒否」裁判に関し、原告側と、前アジアディレクターであるクラブオーナーら被告側には、裁判に臨むに当たっての姿勢において、極めて大きな違いがあります。

それは「主張」に関してです。

原告側の姿勢は、「主張するからには事実関係を確認した上で、事実を主張し、事実でないことは主張しない」ということです。

しかし、被告側は違いました。

被告側の「答弁書」や「陳述書」、そして「準備書面」を全て読ませてもらいましたが、容易に確認できることでも事実確認することなく、”あることないこと””おひれはひれ”を付けて「主張」しようとしたと思われる点です。

例えば、被告側が主張するところの「TICA公式メーリングリスト」での”炎上”なる事情についてですが、おそらく多くのTICAメンバー、ジャッジ、出陳者は被告側が主張するように、「TICA公式メーリングリスト」なるものがあると信じてしまったのではないでしょうか…。

被告側が「出陳拒否」裁判を通じて主張してきた「TICA公式メーリングリスト」なるものは、Yahoo Group Mailの「TICA MEMBERS」のことですが、これはTICAの公式メーリングリストではありません。

TICAメンバーが私的に開設したもので、TICA本部も「TICAの公式メーリングリストではない」と明言しているのです。

もちろん、つい最近、TICAの会員になった出陳者が、Yahoo Group Mailの「TICA MEMBERS」を「TICA公式メーリングリスト」と勘違いしてしまったのなら仕方ないでしょう。

しかし、TICAのボードメンバー(企業で言えば取締役に相当)を何期も務めたディレクターが勘違いすることなどあってはなりませんし、そもそもディレクターだったのであれば、容易にTICA本部に確認できたはずなのにしなかったのは問題であったと言えます。

改めてこの場を借りてお伝えしますが、Yahoo Group Mailの「TICA MEMBERS」はTICAの「公式メーリングリスト」ではありませんので、勘違いしないようにして頂ければと思います。

【TICA】春のボードミーティング議事録から(1)

5月18~21日に米TICA本部で開催された春のボードミーティングの「議事録」が公表されました。

主な内容をお伝えしたいと思います。

参加したディレクターは14人で、うちアジアディレクターを含む4人が電話で参加しました。

今後の「TICA アニュアル」のローテーションは以下のように決まりました。

2017年--SC(South Central)リジョン
2018年--SE(South East)リジョン
2019年--MP(Mid Pacific)リジョン
2020年--MA(Mid Atlantic)リジョン
2021年--EN(Northern Europe)リジョン
2022年--GL(Great Lakes)リジョン
2023年--NW(North West)リジョン
2024年--NE(North East)リジョン
2025年--SW(South West)リジョン
2026年--ES(Southern Europe)リジョン
2017年--SC(Shouth Central)リジョン
(太字は欧州)

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月18日 (日)

「裁判」の最近の状況について(6)

ほぼ3年にわたる裁判となったわけですが、もうひとつ、最後の最後で原告側と被告側で”見解”が一致したことがありました。

これもまた、私から見れば、とても情けないと思うのですが、それは「2014 TICA TREND」に掲載された「意見広告」の日本語訳についてです。

被告側は、アクトの2013年4月29日のショーに問題があったらしき「証拠」として、この「意見広告」を東京地裁に提出し、「証拠説明書」の「立証趣旨」として、「『サンダンスキッド』こそが世界1位であるとして意見広告が掲載された」と主張しました。

被告側は「準備書面」においても、「サンダンスキッドこそが世界1位であるとするTICA会員有志による意見広告が掲載されるなどの事態となり…」と主張してきました。

では、実際に「2014 TICA TREND」に掲載された「意見広告」はどういうものだったのでしょうか?

そこにはこう書いてありました。

「You're #1 Bengal Cat to us !」--。

正しい日本語訳は「私たちにとって、あなた(サンダンスキッド)が世界1位のベンガル猫です!」となりますが、被告側は”意図的”に(と、私は思いますが…)、「to us」を省いて訳した上に、原文にはない「こそ」という日本語を補って訳したというわけです。

猫界に詳しくない人なら容易に”騙せる”と高を括ったのかどうかは分かりませんが、被告側はまるで”捏造”まがいの日本語訳を「証拠」として東京地裁に提出していたのです。

もちろん、原告側としては「日本語訳に問題がある」と指摘してきたわけですが、被告側は「準備書面」での主張は維持しつつも、「証拠」の日本語訳については、「あなたは私たちにとってNo.1のベンガル猫です!」と、事実上、”訂正”してきました。

原告側の主張通り、「私たちにとって(to us)」を入れるとともに、原文にない「こそ」を削除して訳してきたわけです。

しかし、経緯に鑑みれば余りに”バカ”らしく、”愚か”しいとしか思わないでしょうか?

たった6単語の英文、しかも難しい英単語は何ひとつなく、まさしく中学で学ぶ英語力で十分に理解できる文章です。

司法の場に「証拠」として提出するなら、被告側が最初から正しい日本語訳を出すべきだったのではないでしょうか?

どうして”訂正”するのに、2年も3年もかかるのでしょうか?

TICAのディレクターとして、TICAのジャッジとして、多少なりとも”誇り”や”プライド”、”プロ意識”があるのであれば、司法の場に提出する「証拠」の日本語訳に印象操作を施すような翻訳をすべきではありません。

TICAのディレクター、TICAのジャ ッジ、TICA公認クラブのオーナーとして、こうした杜撰でいい加減な日本語訳を「証拠」として提出することは、TICAの看板に”泥”を塗る行為にも等しいと思わざるを得ません。

2017年6月17日 (土)

「裁判」の最近の状況について(5)

昨日の続きになりますが、前アジアディレクターがオーナーのクラブにおける2014年4月ショーと6月ショーの「ショーフライヤー」に何が書いてあったかを思い出して頂きたいと思います。

そこには以下のような「注記」が四角で囲って記載されていました。

「楽しいキャットショーを開催するために、公の場でTICAを批判した方およびその関係者のエントリーはお断りいたします(ShowRule23.6.5)」--。

もし、私たちが裁判を起こさなければ、多くのメンバー、出陳者が、「TICAのショールール23.6.5にはそう書いてあるのだろう」と思い込み、「公の場でTICAを批判した方およびその関係者は『出陳拒否』されて当然なのね…」と信じ込まされてしまったことでしょう。

こうしたことをしたのが、アジアリジョン最大のキャットクラブであり、前アジアディレクターがオーナーのクラブで起きたことは極めて重大な”問題”と言えましたが、当時、このことを問題視したメンバー、出陳者は誰ひとりいませんでした。

私たちが3年間、主張し続けてきても、”誤訳”を”修正”しようとしなかった前アジアディレクターら被告側でしたが、東京地裁から求められてようやく”修正”し、私たちが主張してきた日本語訳に沿った翻訳をしてきたわけです。

それでもなお、裁判を起こした私たちが悪いのでしょうか?

それでもなお、裁判を起こすことは”やり過ぎ” ”行き過ぎ”だったと言うのでしょうか?

私は、容易に”正せる”ことを”正さず”、裁判を起こされないと”正せない”人たちの方がよほど悪く、”やり過ぎ””行き過ぎ”と思えてなりません。

2017年6月16日 (金)

「裁判」の最近の状況について(4)

前アジアディレクターがオーナーのクラブにおける「出陳拒否」(4回のうちの3回分)は結審したわけですが、最終的に原告側は準備書面(7)まで、被告側は準備書面(6)までを提出しました。(※原告側はこの他、「証拠意見」も出しました)

ほぼ3年にわたる裁判となったわけですが、最後の最後にようやく、原告側と被告側で”見解”が一致したことがありました。

私から見れば、何とも情けない話に思えるのですが、それはTICAのショールール23.6.5の日本語訳についてです。

原告側は当初から、「日本で出回っている23.6.5の日本語訳には重大な誤訳がある」と指摘し続けてきました。

23.6.5はあくまで出陳者やエントリーされた猫の過去の言動に問題があった場合に適用できるものであり、「『ショーの運営に支障を来す恐れがある』など未来の予測される出来事には適用できない」と主張し続けてきたのです。

しかし、被告側は原告側のこうした主張を”無視”し続け、3年余りにわたり、”誤訳”のある日本語訳に固執し続けてきました。

実は、この点について、4月17日の第22回期日で裁判所から”注文”が付き、原告側、被告側双方が改めて日本語訳を出すことになったわけです。

そして迎えた6月5日の第23回期日--。

被告側は準備書面(6)の中で、「出陳者の過去の言動、加えて/又は、過去のエントリー時での言動が(この)協会の為にならない場合や、猫達の幸せ、又はクラブやそのショーに有害な場合」と定めているものであると、ようやく”修正”してきたのです。

私たちが裁判を起こしたことを今なお”糾弾”するメンバーがいるのは分かっていますが、一方で、もし裁判を起こされなければ、被告側がショールール23.6.5の”誤訳”を認め、”正しい”日本語訳に”修正”してくることなど決してなかったであろうことも事実です。

とは言え、ショールール23.6.5など、たかだか30の英単語に満たない、たった2行のルールであり、この訳し方を”正す”のに3年間も費やすなど、余りに”愚か”で”バカげている”としか思えません。

ショールール23.6.5に限って言えば、特別に難しい構文でも、難解な英単語があるわけでもなく、中学で学ぶ英文法の基礎さえ理解していれば、容易に正しく訳せる文章なわけです。

裁判を通じて、どこに問題の”根”があり、誰が”問題”なのかがはっきり分かることはとてもいいことだと思っています。

それぞれの肩書や地位、立場に応じた”資質”と”能力”を持つ人物が担わない限り、組織が正常化、健全化することは決してありません。

中国・濰坊市のショーに行ってきました!

遅ればせながら、先週末に中国・濰坊市で開催されたショーに行ってきましたので、そのリポートをしたいと思います。

まず、濰坊市はどこかと言うと、山東省にある観光都市で、北京から新幹線で3時間半の場所にあります。

ショー会場はなんと、ショッピングモール1階の中央スペースを区切って3リングを設けていました。

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ショッピングモールの中央部ですから、天井はなく吹き抜け構造、両側にはジュエリーショップやベイカリーなどが普通に営業しています。
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リング自体はとてもコンパクト(小さい…)で、審査ケージをコの字型に置いてありました。
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もちろん、リングクラークが腰を下ろすスペースはなく、立ってしていました(右手)。
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ちょっと珍しかったのは「ナンバー」立てです。百のケタ、十のケタ、一のケタをそれぞれめくる形式で、見た目も良く、便利そうに見えますが、実際に使ってみると面倒です。(やっぱりカード式の方が便利だと思いました)
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ジャッジさんは日本でもお馴染み?のスティーブン・サーバントさん(左、現在、TICA副会長に立候補中)、右手に写っている男性がドイツ人のジャッジさんです。
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アルベルト・リアルさんも日本ではお馴染み? お元気そうでした。
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TICAのショーだと思って行ってみたら、「CCCA」と「TICA」のジョイントショーでしたが、会場やリングの看板や垂れ幕に「TICA」のロゴはなく、実質的には 「CCCA」のような感じでした。

上海や北京のショーに比べると、エントリー数は少なく、マスタークラークの仕事も上海のショーに比べれば楽でしたが、そこは中国……。それなりに色々と大変でした。

とは言え、海外のジャッジさんと様々なテーマについて意見交換できたのが有意義であったことは言うまでもありません。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月15日 (木)

「裁判」の最近の状況について(3)

前アジアディレクターと元アジアディレクターから”嫌がらせ”や”いじめ”を受けたことに対する「ハラスメント」裁判は、5月31日(水)に第7回期日が開かれました。

ここで前アジアディレクターから、私に対して「反訴状」が提出されました。

「反訴」の意味を「日本大百科全書の解説」から抜粋すると、「反訴」とは「民事訴訟法上の用語で、訴訟中に被告から原告に対し、本訴請求またはこれに対する防御方法と関連する請求をするために、同一訴訟手続において提起する訴えをいう(146条1項)」こと--。

「要するに被告が、その防御方法の一つとして、原告に対し本訴手続において提起する新たな訴訟中の訴え」ということになります。

今回の「反訴」の訴額(請求額)は300万円で、被告側はアクトのブログが名誉毀損に当たるとしており、41本分のブログ記事が証拠として提出されました。

第8回期日は7月20日(木)午後3時30分から、東京地裁民事50部の弁論準備手続き室で開かれる予定です。

反訴被告(原告側)は、「反訴状」に対する「答弁書」を提出する見通しです。

前アジアディレクターが「反訴」し、アクトのブログを正面から取り上げてきたことで、アクトのブログが”有害”かどうかに日本の裁判所の判決が下されることになります。

アクトのブログに何の問題もないのであれば、「反訴」は棄却されますし、もし前アジアディレクターの名誉を毀損するようなことが書いていたのでのであれば損害賠償が認められることになります。

アクトのブログについてはTICAメンバーの間でも賛否両論あるようなので、この際、司法によってしっかりと判断してもらうのはとてもいいことだと思っています。

改めて、このブログの役割と使命について(5)

組織論やリーダーシップ論を語るに当たり、その前提の大前提として、トップは言葉を正しく理解し、伝えられる人物でなければならないということは言うまでもありません。

それは国の大統領から、小さな趣味の組織のトップに至るまで同じです。

日本に目を移せば、TICAアジアのディレクター、クラブの代表であるなら、やはり日本語を正しく理解し、伝えられる人物でなければならないのは当然です。

例えば、「公の場でTICAを批判した場合は出陳を受け付けない」といった認識--。

なぜ、こうした社会常識とかけ離れた”非常識”な認識を持つかと言えば、第1に「批判」という言葉の正しい意味を知らず、「批判」と「非難」や「誹謗中傷」との違いを理解していないところに原因があります。

第2に、こうした認識こそ、「表現の自由」や「言論の自由」を弾圧することにつながる常軌を逸した異常な認識であることに気付かないという点です。

「批判」の正しい意味を知り、日本国憲法を理解しているまともな大人なら、決して「公の場で批判したら……」なんてフレーズが出て来るはずがないのです。

「公」の場でも、「私的」な場でも、「批判」する権利は、誰にでも許されている万国共通の権利であり、「批判」する権利を”蔑ろ”にし、”弾圧”することは健全な民主主義を毀損することにつながるのです。

TICAにおいて、「公の場で批判する」ことを”弾圧”するようなことがあり、「批判」した人が何らかの不利益を被るなら、それはTICA の使命と理念を毀損し、TICAの”看板”に”泥を塗る”行為をしていることにほかなりません。

どんなに小さな組織のトップにおいても、言葉(日本人であれば日本語、国際団体に参加しているのであれば英語も)を正しく理解できる人物でなければならないのです。

アクトのブログにおいて、言葉の説明が多いのは、そうしたことを強調することで、TICAアジアを国際団体の組織として健全にしなければならないという役割と使命を担わせているからに他なりません。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月14日 (水)

「裁判」の最近の状況について(2)

前セクレタリー(現アジアディレクター)が89人の「共同申立人(co-signers)」とともに、TICA本部に対して2014年3月11日に申し立てた「プロテスト」を巡る「嫌がらせ」裁判は、6月7日(水)に第1回期日が開催されました。

被告側は前セクレタリー、原告は私とアクトクラブ員の2人です。

被告側はクラブ代表本人だけが出廷し、今後も弁護士を雇わず、本人が訴訟に当たるとのことでした。

第1回期日では、被告側の「答弁書」が陳述され、「プロテスト」については「ボードメンバーが知るところではなく、TICAで討議されていない」と主張しました。

さらに、「TICAのボード会議の遡上に上がっていないため、損害が発生することはあり得ないし、『社会的な評価の低下』もあり得ない」と主張し、全面的に争う姿勢を示しました。

被告側は「答弁書」において、「共同申立人(co-signers)」の数について「86人」としていましたが、当日の期日で訂正し、「89人」としました。

これは前セクレタリーの中では、今なお、89人の「共同申立人」とともに、「プロテスト」を申し立てたと認識していることを示すと言えるでしょう。

裁判長からは、原告側が証拠として提出したこの「プロテスト」について、追加の翻訳とともに、TICAの「プロテスト」の手続きに関する規約の翻訳を求められましたので、原告側は次回期日で、被告側の「答弁書」に対する反論とともに提出する見通しです。

第2回期日は7月12日(水)午後1時15分から、東京地裁631号法廷で開かれる予定です。

改めて、このブログの役割と使命について(4)

TICAアジアが抱える大きな問題のひとつは、国際団体のメンバーであるという”自覚”、国際団体が公認するキャットショーに参加しているという”自覚”の欠如にあるように思います。

それはTICAアジア運営陣から一般出陳者に至るまで、程度の差こそあれ見られるのではないでしょうか。

TICAという団体のメンバー、TICAのショーの出陳者でいながら、まるでドメスティック団体のような感覚で運営し、ドメスティック団体のキャットショーのような感覚で参加している人が多いことを意味します。

「リジョンセクレタリー」による「クジ引き」提案はその象徴的な出来事でしたが、日本的慣習、日本的感覚、日本的組織風土、 日本的文化を当然のことのように受け入れ、取り入れようとするところにその本質が見られます。

しかし、改めて言うまでもなく、TICAは国際団体であり、TICAアジアも国際団体の一部なのです。

TICAアジア運営陣は国際団体としての自覚と、それに見合う資質と能力を持ち合わせていなければならないのは言うまでもありません。

もし、そうでないなら、今後も様々に形を変えて、似たような問題が起きることでしょう。

アクトのブログは、運営陣に国際団体としての”自覚"を促すとともに、一般の出陳者に至るまで国際団体とドメスティック団体の違いを理解していただくために存在しているのです。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月13日 (火)

「裁判」の最近の状況について(1)

ここのところ、「裁判」の状況についてご報告が滞りがちになりましたが、最近の状況をまとめてお伝えしたいと思います。

前セクレタリー(現アジアディレクター)のクラブにおける「出陳拒否」裁判は、5月29日(月)に第1回期日が開かれました。

被告側は、前セクレタリーのクラブ代表(当時)とエントリークラークの2人、原告は私とアクトクラブ員の2人。

被告側はクラブ代表本人だけが出廷し、今後も弁護士を雇わず、本人が訴訟に当たるとのことでした。

第1回期日では、被告側の「答弁書」が陳述され、「裁判は原告側がTICAの裁定に従わず、勝手な言い分によって起こしたもの」であると主張。アクトのブログが「TICA関係者にとっては有害であり、TICAショールール23.6.5に抵触する」と判断したと主張しました。

第2回期日は6月28日(水)午前10時30分から、東京地裁530号法廷で開かれる予定です。

次回は原告側が、被告側の「答弁書」に反論する「準備書面」を提出するとともに、被告側は「答弁書」の主張を補強するための証拠等を提出する見通しです。

改めて、このブログの役割と使命について(3)

相変わらず、「ブログを止めなさい」的な”アドバイス”?、あるいは”圧力”?を受けます。

しかし、そうしたことを言う人は、このブログの機能と役割について真剣に考えて頂いているでしょうか?

アクトのブログ以外に、何らかの”メディア”がいくつもあり、”メディア”としてのチェック機能が働いているというのであれば、アクトのブログなど必要ないでしょう。

アクトのブログ以外に、メンバーや出陳者の「知る権利」に応える”メディア”があり、「知らせる義務」をしっかりと果たしているというのであれば、やはりアクトのブログの必要性はな いと言えるかもしれません。

しかし、全くそうではない現状に鑑みれば、リジョン運営やショー運営において、もし何らかの疑問や疑惑、疑念が生じたならば、真実を伝え、疑惑を晴らし、信用を回復するためにしっかりと説明責任を果たす何らかの”メディア”が必要でしょう。

今、日本では「言論の自由」や「表現の自由」、国民の「知る権利」に懸念が示され、「政府がメディアに直接・間接に圧力をかけている」と、国際機関や団体が強い憂慮の念を示している状況です。

しかし、国全体(あるいは政府や政権)がそうだからと言って、小さな趣味の世界までも、「言論の自由」や「表現の自由」を”蔑ろ”にし、”メディア”の機能と役割を担おうというこのブログに対し、直接・間接に圧力がかけて潰そうとしていいはずがありません。

表現の”重箱の隅”をつついたり、枝葉末節を捉えたりして非難し、止めさせようとするのではなく、アクトのブログの機能と役割の”本質”を理解するメンバーが増えることが、TICAアジアの正常化と健全化につながる第1歩になると思っています。

※この連載は”昼刊”に移しました。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月12日 (月)

改めて、このブログの役割と使命について(2)

昨日も触れましたが、TICAアジアではメンバーや出陳者の「知る権利」が、長年にわたり”蔑ろ”にされていると感じています。

みなさんは、TICAにあるいはショーにどれだけのお金を払っているでしょうか?

TICAメンバーなら年会費、クラブに入っていればクラブの会費(アクトは無料ですが…)、ショーに参加するなら出陳料、その前提となる猫の登録料、そしてタイトルを獲ればタイトル料を払っているわけです。

これだけ払っているにもかかわらず、それに見合うだけの「権利」が十分に満たされていると思われるでしょうか。

私が特に疑問に感じているのは「知る権利」です。

これは「権利」ですから、「知る権利」を行使しないという自由もあり、「知りたいとは思わない」という権利も尊重されるべきだとは思いますが、一方で、これだけのお金を払っていながら、「知る権利」が”蔑ろ”にされている現状には極めて強い違和感を抱きます。

アジアリジョンオフィス、ディレクターにおいて、TICAメンバーや出陳者の疑問や疑惑、疑念を含め、「知る権利」に対して積極的に応える姿勢がほとんど見られない以上、TICA公認クラブの代表として、「知る権利」に応えるのは当然の責務ではないでしょうか。

そして根拠薄弱な運営方法があったなら、TICAメンバーや出陳者に「知らせる義務」がある。それがこのブログであり、3年以上にわたって継続してきた理由です。

TICAアジアの民主主義の健全性に警鐘を鳴らすためにも、メンバー、出陳者の「知る権利」を守り、応え、「知らせる義務」を果たすことが、TICA公認クラブの代表としての重大な使命と役割のひとつだと、私は思っています。

【ご案内】「TICA Yearbook」申し込み代行について

すでに何人かの方からご依頼を頂いているにもかかわらず、ご案内が遅れてしまって申し訳ありません。

今年も「TICA Yearbook」の申し込み代行サービスを承ります。

7月15日までの「早割」料金は80ドルとなっています。

料金は決済時の為替レートで後日、頂ければ幸いです。(※決済はクレジットカードでします。決済時とはTICAがクレジットカード会社に決済を依頼した時点になりますので、申し込み時点とはかなりのタイムラグがあります)

現在の為替レートは約110円ですので、現状ですと約8800円になります。円高になればこれより安くなりますし、円安になると高くなります。(なお、為替レートはクレジットカード会社のレートを使いますので、銀行間レートよりやや高くなります)

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月11日 (日)

改めて、このブログの役割と使命について(1)

TICA及びTICAアジアの運営、キャットショーのあり方等について、メディアのチェック機能が全く働いていない(そもそも「メディア」がない…)という事実はみなさんも認めるところかと思います。

特に、TICAアジアでは、運営陣において”不正”や”不公平”に対するメンバーや出陳者の疑問や疑惑に応える積極的な姿勢が見られないことに鑑みれば、TICAアジアの民主主義の健全性に警鐘を鳴らす”メディア”は不可欠であると言えるでしょう。

そして、その”メディア”は、根拠薄弱な運営方法について、TICAメンバーや出陳者に知らせる義務があり、TICAの”看板”を守り、信用を維持・ 回復するためにも、メンバーや出陳者の「知る権利」に応え、説明する責任があります。

趣味の世界とは言え、TICAは国際的な非営利法人であり、そのディレクターは「企業の取締役に相当」するわけですから、その人物において不適切な言動があったとすれば、それを明らかにすることは公共の関心事であり、公益目的にかなうものです。

TICAのジャッジとして、TICA公認クラブの代表(あるいはオーナー)として、ディレクターとして、その適性を判断するのに資するのであれば、そのことについて書き、問題を明らかにすることもまた、その目的が専ら公益を図ることにあると言えます。

特に、ディレクターに関して言えば、国際団体の”役員”であり、それぞれの地域を代表するのですから、いわば” 公人”であり、”公人”の言動として見過ごすことができないのであれば、指摘し、改善を促さねばならないのは当然でしょう。

TICA及びTICAアジアにおいて、「表現の自由」や「知る権利」に懸念が示されているのであれば、その民主主義の健全性に警鐘を鳴らす使命が”メディア”にはあります。

もちろん、個人のプライベートな問題を暴いたり、性格や人格を攻撃するものであってはなりません。

真実と事実を前提とした批判や批評、論評の範囲を超えてもなりません。

こうした意味において、アクトのブログは、TICA及びTICAアジアの運営、キャットショーのあり方等についての”メディアの機能と役割を担わせているのです。

2017年6月10日 (土)

どんなに小さな世界でもメディアのチェック機能は欠かせない

トランプ米大統領の発言や振る舞い、そしてトランプ政権内の”ゴタゴタ”が妙に実感を伴って脳裏に映るのは、私だけでしょうか?

まずひとつは、自分の意に沿わない人物は切り捨てるという”排除志向”--。

次に、自分の”仲間”は優遇し、時にその”仲間”に対する「捜査中止」を暗に求めるような”依怙贔屓”--。

さらに、政権を去る、あるいは去ろうとする人物(セッションズ米司法長官の辞意示唆も含めて)が相次いでいる--。

国の政権から、企業の経営陣、小さな趣味の組織の運営陣まで、トランプ大統領の言動や政権運営を見ていると「他山の石」とするところが数多くあることが分かるかと思い ます。

それでもまだ、米国は民主主義がどうにか維持され、メディアのチェック機能もギリギリのところで働き、自浄作用が働いているところは救いかもしれません。

しかし、東芝の経営問題を見ても分かるように、メディアのチェック機能が働けば…という前提であって、そうでなければ問題は闇から闇へ葬られてしまいます。

どれだけ小さな業界であっても、メディアのチェック機能がないとどうなるかに思いを巡らせれば、どんな形であっても何らかのメディアのチェック機能が欠かせないことがお分かり頂けるかと思います。

2017年6月 9日 (金)

「出陳拒否」裁判、”7分の6”まで進む

アクトクラブ員や一般オーナーの猫を対象に起きた「出陳拒否」裁判は、全部で3つのクラブから合計7回あったわけですが、ようやく残る1つのクラブの2014年6月1日のショーにおける「出陳拒否」についても訴えを起こしました。

事件番号は「平成29年(ワ)第17984号」(「訴状」は5月31日付)で、東京地裁民事45部において審理が進むことになります。

第1回期日は7月10日午前10時10分から、12号法廷で開かれる予定です。

これで残る「出陳拒否」は、2014年10月4~5日のアジアリジョンショーだけとなりました。

このショーのエントリークラークに対しては、法廷外での和解交渉を打診しましたが、拒否してきた経緯があります。

民事訴訟の提訴期限は3年ですから、10月4日のギリギリまで相手側が法廷外での和解交渉に応じるかどうかを見極めた上で、訴えを起こすことになるかと思います。

「嘘は泥棒の始まり」と言いますが…

前FBI長官から大統領に対して「トランプ氏は嘘をついた」といった趣旨の証言(米上院公聴会)が飛び出しのですから、世の中は本当にどうなっているのだろうとあきれ返ってしまいます。

日本ではよく、「嘘は泥棒の始まり」と言いますが、その由来には諸説あり、ひとつは「嘘をつくことは、泥棒をするのと同じぐらい悪いことである」ということ、それとは別に以下のような「風が吹けば桶屋が儲かる」的な連鎖で解釈する説もあるそうです。

「嘘をつく」→「人の信用を失う」→「人との絆も切れる」→「世間から相手にされなくなる」→「泥棒をやるより他に生きる道がなくなってしまう」

おそらく両方の意味合いがあるのでしょうが、個人的には「泥棒」は”悪事”の象徴であり、その”悪事”はいずれ、”極悪”や”非道”へとつながるのだということを戒めた言葉ではないかと思っています。

仮に、勘違いや思い込みであったとしても、事実と異なるなら「嘘は嘘」であり、あること”ないこと”吹聴するのも「嘘」を言いふらしたことになるわけですし、事実と異なる”尾ひれはひれ”を付けたのであれば、それもまた「嘘」だということは当然のことです。

そして、万が一、「嘘」を付いてしまっても、勘違いや思い込みであったのなら、素直に”謝罪”し、反省すればいいわけですから、それをしない(あるいはできない)というのは、大きな問題があると言わざるを得ません。

国の大統領であっても、小さな趣味の世界の組織であっても、トップが「嘘をつく」(あるいは「嘘をついた」と証言される)ようなことをしていては健全化も発展も見込めないばかりか、組織の混乱はひどくなるばかりでしょう。

トランプ大統領にも言い分はあるようですが、大統領職というものに対する”プロ意識”に欠け、"変に開き直り"、自己本位の身勝手な感情剝き出しの言葉をツイッターでつぶやいているようにか映りません。

それは、どんな小さな組織のトップであったとしても、そうした言動が許されるわけでないことは言うまでもありません。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月 8日 (木)

【お知らせ】「TICA Yearbook 2017」早割は7月15日まで

今年も「TICA Yearbook」の申し込み時期がやってきました。

早割の申し込み締切は7月15日(土)
となっています。(※おそらく現地時間でしょうから日本からの申し込みは16日(日)でも大丈夫かと思います)

早割料金は80ドル
です。

掲載写真の料金は以下のようになっています。

・IWのオールブリード上位25位までは「無料」
・インターナショナルのベストブリードキャッツ/キツン/アルターは「無料」
・RWの上位10位までは「無料」(注:現状ではアジアリジョンのRWの11~25位は15ドル)
・IWオールブリード上位25位以内に入っていないIWのLH/SHの上位25位までは「20ドル」
・インターナショナルのカラー別キャッツの上位3位までは「20ドル」
・インターナショナルの2nd、3rdベストブリードのキャッツ/キツン/アルターは「15ドル」
・G(グランド)~QG(クアッドグランド)までは「14ドル」
・スープリームは「18ドル」
・追悼、アウトスタンディングSire/Dam、ライフタイムアチーブメントは「18ドル」

↓↓↓申し込み用紙は下記サイトで入手できます↓↓↓

www.tica.org/pdf/forms/yearbook/2017.pdf 

【TICA Award】前シーズンを振り返る(9)

アジアリジョンのメンバーにとって、TICAのBest Catは”夢のまた夢”かもしれませんが、どういう状況になっているは知っておいていいかもしれません。

というのも、この5年ほど、Best Catを獲るためのポイントが急激に上がっているからです。

1997-98年度から2001-02年度までの5年間、2002-03年度から2006-07年度までの5年間、2007-08年度から2011-12年度の5年間のBest Catの平均獲得ポイントを計算してみました。

そうすると、13428点、13370点、13429点と余り変わりませんが、2012-13年度から2016-17年度の最近5年間だと、14076点と一挙に14000点台に跳ね上がります。

前シーズンの「SFL」は14000点にわずかに届きませんでしたが、それでも13997点でしたし、2014-2015年度のBest Catも13951点でしたから、この5年を見る限り、Best Catを獲るには14000点前後が必要ということになります。

この20年間で、Best Catの最低ポイントは12946点(2005-06年度)でしたから、この時と比べると1000点以上も多くポイントを獲らなければ、Best Catに手が届かない時代になっていると言えます。

ちなみに、50 Ring合計で14000点を獲るためには、1 Ring平均=280点となり、これはキャットカウント81頭のABリングでBestを獲らなければならない計算になります。

ちなみに、過去20年間の最高ポイントは2013-2014年度のBest Catの14314点でした。

この猫の場合、1 Ring=300点以上が11 Ring分あり、50 Ring目の最低ポイントでさえ271点(カウント70頭のABリングでBest)もありました。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月 7日 (水)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(18)

繰り返しになりますが、少なくとも、TICAの「リジョンオフィス」、あるいはリジョンディレクターや「リジョンセクレタリー」が、TICAのルールに違反するようなことをTICA公認クラブに対して”提案”すべきではありません。

TICA本部がTICAを挙げて「ショースケジュールの入れ方/決め方」改革に取り組んでいる以上、アジアリジョンとしてもリジョンを挙げた取り組みをすべきでしょう。

アジアリジョン版の「Project Charter Working Definitions Document」を作るのもひとつです。

「そこまでできない…」というのであれば、PT(Project Team)を発足させる手もあります。

いずれにしても、「くじ引き」などという、TICAのルールに抵触するような決め方を、杜撰でいい加減な手続きで拙速に導入してしまっては、あとあと”禍根”を残すだけになっていたでしょう。

その意味では、”提案”から10日余りで、取り下げたのは賢明でした。

アクトとしては、ボードの議論の推移を見極めながら、アジアリジョン独自の方式を取り入れるにしても、TICAのルールに則った形で決めることが望ましいと考えています。

【TICA Award】前シーズンを振り返る(8)

もうひとつ、敢えて焦点を当てて見たいのは、前シーズンのBest BGです。

おそらく、ジャッジでも「なんで~?」と思うかもしれませんが、それがMarbleだったからです。

もしかしたら、MarbleのBGがBest BGに輝いたのは初めてかもしれません(調べたわけではありませんが…)。

実は最後の最後まで、SpottedのBGと首位争いを演じ、4月28~30日に米ワシントン州で開かれたショーでは”直接対決”もしたのでした。

ちなみにMarbleのBGは米SCリジョン、SpottedのBGは欧州ENリジョンですから、 SpottedのBGがBest BGを目指して米国のショーに乗り込んで行ったと思われます。

成績は以下の通りでした。

Marble BG:  1   4          3   3   8      4   8   2   2   
Spotted BG:  2       7S        7   4  1            4   5   6S
----------------------------------------------
Count     58  58        67 66 69 60 58 61 62  63
SH Count               40                                        34

結果としてSpottedのBGは、逆転どころか、逆に差を広げられたわけですが、この結果はなかなか興味深いのではないでしょうか。

というのも、5人のジャッジが2頭ともファイナルに入れ、1人のジャッジは1位と2位にしていましたし、2人のジャッジは2頭ともトップ5に残していました。

これだけSpotted BGの進化と改善が著しい中で、Spottedを押さえてのBest BGですから、かなりの意外性があると言えるのではないでしょうか。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月 6日 (火)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(17)

どんな業界の「企画書」でも「提案書」でも、最低限の書き方というものがあります。

その中で最も大事なのは、「論理整合性」でしょう。

かみ砕いて言うなら、企画や提案にしっかり筋が通っていて、ズレや矛盾がないことを意味します。

では、「リジョンセクレタリー」が配布した「ショースケジュールの入れ方/決め方」についての”提案”はどうでしょうか?(※”提案”は5月22日に取り下げられました)

「くじ引き決定について、クラブとして賛否のご意見をお聞かせ下さい」と書いてありますが、単に「意見」を「聞く」ためだけでないことは、「くじ引き方法については賛成が多数の場合決定します」と書いてあることからも明らかです。

つまり、これは「賛否のご意見をお聞かせ下さい」ではなく、「賛否をお聞かせ下さい」なのです。

”提案”には、「反対意見の場合には、くじ引き以外に解決できる具体的な決定方法をご記入下さい」とも書いてありました。

しかし、「くじ引き方法については賛成が多数の場合決定します」と書いてある以上、たとえ「くじ引き以外に解決できる具体的な決定方法」を書いたとしても、何の意味もなかったのではなかったでしょうか。

もし、「リジョンセクレタリー」が各クラブ代表に、「くじ引き以外に解決できる具体的な決定方法」があるかどうかを本当に聞きたかったのであれば、「賛成が多数の場合決定します」という一方的な”通告”をすべきではありませんでした。

少なくとも、「賛成が多数の場合決定します」と”宣言”してしまった以上、たとえ「くじ引き」に反対であり、何か代替案を持っているクラブ代表いたとしても、「反対の場合の具体的な決定方法をご記入下さい」という欄に書き入れる人など皆無だったことでしょう。

どんなに素晴らしい決定方法を”提案”したとしても、意見の中身など考慮されず、一方的に賛成多数で決められてしまうのであれば、誰も真面目に意見を伝えようとするはずがありません。

TICAアジアにおいて、いつまでたっても健全な組織運営が出来ないのはなぜか--。

まさにそれを象徴するような「リジョンセクレタリー」の”提案”であったことが分かります。

【TICA Award】前シーズンを振り返る(7)

人によって何に焦点を当てるかで変わってくるでしょうが、前シーズン最大の注目点はTICAのBest Catが「SFL」だったことではないでしょうか。

TICAにおいて、「SF」(あるいは「SFL」)がBest Catになったのは前シーズンが初めて。

これぞ「SF」であり、まさにこれぞ「SFL」と言えるものであり、ようやく理想とする「SF」(あるいは「SFL」)を目の当たりにできるというものです。(※あくまでいくつかの画像を見ての個人的な感想です)

ちなみに、過去20年間のTICAのBest CatはLHが強く、今回の「SFL」と合わせて15頭がLHでした。

猫種で見ると、「PS」が9回と圧倒的に強く、「MC」が3回、「SB」が2回--。そこに今回、「SFL」が入ってきたというわけです。

参考までに、過去20年間でBest Catを獲得したSHの猫種は「AB」「SX」「BS」「OS」「ES」でした。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月 5日 (月)

「出陳拒否」裁判が結審、7月24日(月)に判決!

前アジアディレクターがオーナーのクラブにおける「出陳拒否」裁判(2014年2月、4月、6月ショーの分)は結審し、判決日が7月24日(月)と決まりました。

東京地裁609号法廷において、午後1時10分から「判決」の言い渡しが行われます。

今回はいろいろな意味で、画期的な「判決」と言えるかと思います。

ひとつは、前アジアディレクターであったクラブオーナーは、TICAのボードに対して「たった1匹の猫の出陳を拒否したことを真剣に取り上げる裁判所なんてどこもないと思います」と文書で伝えていましたが、実際に東京地裁で裁判が行われたこと。

2つ目は、TICAのボードはこれらの「出陳拒否」について、「No Action」としていたわけですから、TICAのボードの裁定を覆す「判決」が下される可能性があるということ。(※可能性としてはTICAのボードの裁定通りということもあり得ます)

そして、3つ目は、もし原告側が勝訴すれば、TICAのルールを悪用した「いじめ」や「嫌がらせ」があったということも認められたことになる点です。(※仮に「判決」で原告側勝訴となっても、判決文にそこまで書かれるかどうかは分かりません)

もちろん、被告側はTICAのルール(ショールール23.6)に基づき、出陳拒否したのであって、TICAのボードでも原告らが申し立てた「プロテスト」が退けられたのだから、何の問題もなかったと主張しています。

ですから、被告側勝訴ということになれば、そうした主張が通ったことを意味します。

今回の「判決」は、単に「出陳拒否」の是非が問われるだけでなく、TICAのボードの「決議」の是非も問われているだけに、TICA全体にとっても重要な意味を持つものと言えるでしょう。

※「【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える」は休載しました。

【TICA Award】前シーズンを振り返る(6)

アジアリジョンの猫がどれだけ「IW(International Winner)」を獲れるかは、アジアリジョンの状況だけに依拠しているわけではありません。

あくまで相対順位ですから、世界各リジョンの猫のポイント状況によっても大きな影響を受けることは当然です。

例えば、前シーズン(2016-17年度、Estimate Standingベース)について言えば、LH25位のポイントは10721点でした。これは前々シーズン(2015-16年度)の10202点に比べて500点以上も高くなっています。

SH25位も、前シーズンは10913点と、この8年間で見ると最も高くなっていました。前々シーズンのSH25位は10529点でしたから、こちらは384点高くなったことになります。

ちなみに、「IW」の表彰対象が上位25位になった2008-09年度以降、最も低いポイントで「IW」を獲れたのは、LHで10202点(2015-16年度)、SHで10445点(2013-14年度)でした。

これに対して、AB25位の方は、比較的安定していて、この9年間で見ると、最高は11621点(2014-15年度)、最低は11360点(2012-13年度)で、開きは約260点しかありません。

AB25位の9年間の平均は11453点でした。

「IW」のAB25位を目指すのであれば、11500点がひとつの目安と言えるかもしれません。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月 4日 (日)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(16)

ちょっと話は逸れますが、誰かが「猫は死ぬものです。なぜなら、猫は生き物だからです」と言ったとしましょう。

おそらく、みなさんは「何をいまさら当たり前のことを…」と笑うかもしれませんが、そう思うためにはある「隠れた前提」があるということを忘れてはなりません。

それは「全ての生き物は死ぬ」という暗黙の大前提です。

この暗黙の大前提があるからこそ、「猫は死ぬものです。なぜなら、猫は生き物だからです」と聞いて、大半の人が「当たり前」と思うのです。

さて、話を今回のショースケジュールの入れ方/決め方に戻しましょう。

「リジョンセクレタリー」は、「調整決定が出来ない場合には、『リジョン担当の立会の上、くじ引き』という方法を取りたいと考えております。(くじ引き方法については賛成が多数の場合決定します)」と言ってきました。(※”提案”は5月22日に取り下げられました)

もし、何の疑問も違和感も抱くことなく、「はい、そうですか…」と受け入れたクラブ代表がいるとしたら、その代表は「リジョンセクレタリー」と同じように、ある”隠れた前提”を念頭に置いていたと言えます。

この場合の暗黙の大前提とは、「どちらかのクラブに決めなければならない」という”思い込み”です。

こうした”思い込み”があるからこそ、「リジョンセクレタリー」は、「くじ引き」(でどちらかに決める)という方法を”提案”してきたと言えます。

しかし、開催希望日が重なった場合の「調整」方法、あるいは「決め方」は、本当に「どちらかに決める」という方式しかないのでしょうか?

TICAのルールを知っているメンバーならお分かりかと思いますが、決してそんなことはありません。

2つのクラブの開催希望日が重なったとしても、ショーは開ける(クリアしなければならない条件はありますが…)のです。

それなのに、なぜ「リジョンセクレタリー」は「くじ引き」という、TICAのルールにない突飛な方法まで持ち出して、無理やりどちらか一方のクラブの開催としたがったのでしょうか。

いくらでもある”解決方法”に目もくれず、思い込みの”隠れた前提”によって、一方的にひとつの方法に強いるようなやり方がまかり通る組織がまともとは思えません。

2017年6月 3日 (土)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(15)

もし、調整決定が出来ない場合に、「リジョン担当の立会の上、くじ引き」という方法が導入されたら、どういうことになるでしょうか?

もしかしたら、”調整”作業など面倒だから、楽な「くじ引き」に託してしまおうというクラブが出て来ないとも限りません。

例えば、以下のようなケースです。

クラブAとクラブBで、開催希望日が重なったとします。

クラブAがクラブBに対し、「私のクラブに譲って下さい」と言い、それに対して、クラブBが「いやいや、私のクラブに譲ってもらえませんか…」と言ったとします。

すると、Aのクラブが「これは交渉が面倒になりそうね」と思い、「リジョンオフィス」に「調整できませんでした。『くじ引き』でお願いします」と言ったとしたらどうでしょう…。

このやり取りのどこに”調整”作業があったと言えるでしょうか?

「リジョンセクレタリー」はこんなやり取りでも、「クラブ当事者間での決定が出来ない」と”認定”し、、「リジョン担当の立会の上」で、「くじ引き」を実施するつもりだったでしょうか。(※”提案”は5月22日に取り下げられました)

仮に「くじ引き」を導入するにしても、「くじ引き」がもたらす悪影響を調べ尽くしたうえでなければ、安易に導入などできるものではありません。

そして、それは「くじ引き」に限ったことではなく、あるゆる施策、対応策に通じるものでもあるのです。

2017年6月 2日 (金)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(14)

もし、調整決定が出来ない場合に、「リジョン担当の立会の上、くじ引き」という方法が導入されていたら、その後、各クラブのショースケジュールの入れ方にどのような変化が起きるでしょうか?

そして、「リジョンセクレタリー」は、そこまでしっかり考えて、「くじ引き」提案をしたのでしょうか?

仮に、年1回のショーを考えていたクラブがあったとしましょう。

しかし、開催希望日が重なり、その場合に「くじ引き」で決定されるとなると、50%の確立で、一度もショーを開けない恐れが出てきます。

そうなれば、万が一の場合(=「くじ引き」で外れた)に備えて、あと1つか2つ、別の候補日を入れて置くようになるかもしれません。

仮に、年3~4回、あるいは年5~6回開いていたクラブでも、開催希望日が重なった場合に、最終的に「くじ引き」となるなら、外れた場合に備えて、さらにいくつかの別の日程を押さえにかかる事態も予想されます。

そうなると、今よりもさらに開催希望日が重ならないとも限りません。

何かを提案するに当たっては、中長期的視点でどういう変化が起こると予測されるのか、どういう波紋が広がることになりそうかまで調べ上げた上で提案するのが、責任ある立場の人間のすることであり、「リジョンオフィス」としての最低限の”責務”でしょう。

今回は一件を「他山の石」として、”杜撰”で”いい加減”な”提案”が出て来ないようなアジアリジョンにしていってほしいと思います。

【TICA Award】前シーズンを振り返る(5)

アジアリジョンで「IW(International Winner)」を獲った猫の数に変化はあるでしょうか。

前シーズン(2016-17年度)に「IW」を獲った猫は4頭で、前々シーズン(2015-16年度)比べて1頭増えました。

とは言え、2014-15年度は9頭いましたから、この年に比べれば前シーズンはほぼ半分だったとも言えます。

「IW」が上位25位までに変更された2008-09年度以降(2007-08年度までは上位20頭)、9年間のアジアリジョンからの「IW」は輩出数の平均は4.8頭です。

従って、前シーズンは例年をやや下回る水準だった程度のことだったことが分かります。

そして、シーズンによって差が激しいことにも留意すべきです。

少ないシーズンは2~3頭ですし、多いシーズンは8~9頭と、その差は3~4倍もあるからです。

アジアリジョンから「IW」の猫が1頭もいなかったとなれば、”異常”事態と言えるかもしれませんが、そうでないなら、余りそのことを以てしてアジアリジョンの状況を憂慮する必要はないと言えるでしょう。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年6月 1日 (木)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(13)

もし、「くじ引き」が「賛成多数」で決まってしまったとしたら(※「提案」自体は5月22日に取り下げられています)、どういう事態が起きかねなかったでしょうか。

例えば、「くじ引き」に賛成した同士のクラブであれば、何の問題もなく、「くじ引き」の結果で、どちらが開催するか決まるでしょう。

しかし、Aというクラブは「くじ引き」方式に賛成し、Bというクラブは「くじ引き」方式に反対していたケースではどうでしょうか?

そうなると、まず「賛成多数」導入の正当性が問題になるでしょう。

「賛成多数」により「くじ引き」方式に決めたと言っても、「リジョンセクレタリー」が一方的に決めただけであり、何のルール的な根拠も手続き的な裏付けもないわけですから、”拘束力”も””強制力”もないことは既に指摘した通りです。

ですから、Bというクラブにおいては、「くじ引き」方式を拒否する事態も想定されたわけで、その場合に「リジョンセクレタリー」はどうするつもりだったのでしょう…。

Bというクラブが「くじ引き」を拒否して、実際の「くじ引き」会場に姿を現さなくても、Aというクラブだけで、「リジョン担当の立会の上」で実施したでしょうか。

「賛成多数」による「くじ引き」方式導入の有効性をいかに担保するのか、「くじ引き」拒否をさせないような強制力をいかに持たせるのかが担保されていない以上、杜撰でいい加減な手続きと言わざるを得ません。

それとも、「賛成多数」で決まった「くじ引き」方式を拒否したら、”決定”に従わなかったとして「1年間の活動自粛」を要請するつもりだったのでしょうか…。

【TICA Award】前シーズンを振り返る(4)

中国は、かつてはアジアリジョンに入っていましたが、現在はINリジョンに属しています。

しかし、中国が今もアジアリジョンに入っていたら、アジアリジョンの「RW(Regional Winner)」はどういうことになっていたでしょうか?

5月11日付けのEatimate Standingベースながら、前シーズンについてちょっと調べてみました。

【キツンクラス】上位7頭は全てINリジョンの子猫で占められ、現在のアジアリジョンの子猫
         は15頭しかTOP25位に入りませんでした。

【キャッツクラス】トップはアジアリジョンの猫ですが、2位にはINリジョンの猫が入り、3位は
          アジアリジョン、4位はINリジョンの猫となります。AB25位までに入るアジア
          リジョンの猫は19頭まで減りました。

【アルタークラス】キツン、キャッツクラスほどではありませんが、影響を受けます。25位まで
          の中に、INリジョンの猫は5頭入り、その結果、アジアリジョンの猫は20頭
          に減りました。

中国で今後、TICAのショーがどれくらい開催されるかにもよりますが、中国がアジアリジョンに入っていなくても、中国の動向がアジアリジョン猫の「IW」やBreed Rankingにも影響を与える時代に入りつつあることは、昨日もご紹介した通りです。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

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