「裁判」の最近の状況について(7)
「出陳拒否」裁判に関し、原告側と、前アジアディレクターであるクラブオーナーら被告側には、裁判に臨むに当たっての姿勢において、極めて大きな違いがあります。
それは「主張」に関してです。
原告側の姿勢は、「主張するからには事実関係を確認した上で、事実を主張し、事実でないことは主張しない」ということです。
しかし、被告側は違いました。
被告側の「答弁書」や「陳述書」、そして「準備書面」を全て読ませてもらいましたが、容易に確認できることでも事実確認することなく、”あることないこと””おひれはひれ”を付けて「主張」しようとしたと思われる点です。
例えば、被告側が主張するところの「TICA公式メーリングリスト」での”炎上”なる事情についてですが、おそらく多くのTICAメンバー、ジャッジ、出陳者は被告側が主張するように、「TICA公式メーリングリスト」なるものがあると信じてしまったのではないでしょうか…。
被告側が「出陳拒否」裁判を通じて主張してきた「TICA公式メーリングリスト」なるものは、Yahoo Group Mailの「TICA MEMBERS」のことですが、これはTICAの公式メーリングリストではありません。
TICAメンバーが私的に開設したもので、TICA本部も「TICAの公式メーリングリストではない」と明言しているのです。
もちろん、つい最近、TICAの会員になった出陳者が、Yahoo Group Mailの「TICA MEMBERS」を「TICA公式メーリングリスト」と勘違いしてしまったのなら仕方ないでしょう。
しかし、TICAのボードメンバー(企業で言えば取締役に相当)を何期も務めたディレクターが勘違いすることなどあってはなりませんし、そもそもディレクターだったのであれば、容易にTICA本部に確認できたはずなのにしなかったのは問題であったと言えます。
改めてこの場を借りてお伝えしますが、Yahoo Group Mailの「TICA MEMBERS」はTICAの「公式メーリングリスト」ではありませんので、勘違いしないようにして頂ければと思います。
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