「裁判」の最近の状況について(10)
正当な根拠を何ひとつ示さず、”あることないこと””尾ひれはひれ”を付けて「主張」した事例の典型は、前アジアディレクターだったクラブオーナーら被告側がこの3年間、変わることなく、一貫して「主張」し続けた以下のことでしょう。
「本来、自ら主催するキャットショーにおいて、誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」--。
被告側はおそらく、長年にわたってこうした”認識”でショーを開催し、そして、この裁判がなければ、この”認識”でショーを続けるつもりだったのでしょう。
もちろん、被告側がTICAのルールを提示して、「ここにそう書いてあります」というならまだしも、被告側はTICAのルール的な根拠を何ひとつ示さず、「誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」と主張し続けたのです。
この点については原告側が裁判の中で、事実と異なる”嘘”であることを指摘し、原告側としては途中で誤りに気付いて”認識”を正すのかと思っていたようですが、結局、被告側は”認識”を正すことなく、結審してしまいました。
キャットショーに馴染みがなく、TICAのルールに”疎い”人たちなら容易に”騙せる”と思ったかどうかは分かりません。
しかし、TICAアジアのまともなクラブ代表者、ジャッジ、出陳者なら、「誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」という「主張」がどれだけ”異常”で”常識外れ”であるかはお分かりでしょう。
TICAアジアの全ての混乱の”源”は、「誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」と”公私混同”し、TICAのショーを”私物化”しようとするトップを戴いたことにあるのではないでしょうか。
TICAアジアの正常化と健全化のためには、、「誰の猫を出陳させ、誰の猫を出陳させないかについては、主催者が任意に決定できる」などと決して思わない人物がトップに就く必要があるのは言うまでもありませんし、その”影響力”も排除しなければならないでしょう。
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