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2017年5月

2017年5月31日 (水)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(12)

アクトとしては、「リジョンセクレタリー」による”提案”がTICAのルールに基づくものでない以上、賛否の表明すらするつもりはありませんでしたが、「賛成が多数の場合決定します」と、一方的に決め付けた点に関しては、実に不可解に感じていました。

なぜ、「賛成多数」だったのでしょうか? 「リジョンセクレタリー」は”提案”の中で、その根拠も理由も示していませんでした。

なぜ、「全クラブ一致」ではなく、「3分の2以上の賛成多数」でもなかったのでしょうか?

「賛成多数」で決めるということに、手続き的な根拠や裏付けがない以上、仮に決めたとしても何の”拘束力”も”強制力”もないことは既にお伝えしました。

そもそも、「リジョンセクレタリー」は「賛成多数」の定義すら明記していないので、その点でも杜撰な”提案”としか言えませんでした。

有権者数は「全クラブ(15クラブ)」のようでしたが、仮に14クラブが棄権して、賛成が1票であっても「賛成多数」ですから、「リジョンセクレタリー」はそうした場合でも「くじ引き」方式とすることに「決定」するつもりだったのでしょうか?

こうした極端なケースではないにしても、例えば賛成が7票、反対が6票、棄権が2票だった場合、やはり「賛成多数」ということで、導入するつもりだったのしょうか? (※この場合、賛成票は有権者数の過半数に達していないわけです)

「くじ引き」導入の”是非論”を置いておくとしても、「賛成多数」に関する手続きがまるでいい加減だったということです。

これでは、仮に「くじ引き」という方式がTICAのルールに抵触していなかったとしても、賛否を表明することなどできるはずがありません。

ルールや手続きを決めるというのはとても大変なことです。

TICAのボードで言えば、単に議案が上がってきたからと言って、右から左に議題に上るわけではありません。

TICAのルールコミッティーが提案自体に問題がないかどうかを事前にチェックするわけです。

国の法律も同様です。何のために「内閣法制局」(注1)なる部門があるのか、「リジョンセクレタリー」は考えたことがあるのでしょうか?

いかに趣味の団体と言えども、TICAという国際団体の”看板”を背負っている以上、何らかの取り決めをするに当たって、手続き的に杜撰でいい加減であっていいはずがありません。

今回の「リジョンセクレタリー」からの”提案”は、まさに「リジョンオフィス」の中に、まともな提案か否かを確認する人物が誰もいなかったところに大きな問題があったとも言えます。

アクトに対する「1年間の活動自粛」提案の時と、全く同じ”過ち”を繰り返していることが手に取るように分かります。

TICAアジアを健全な組織にするためには、こうした手続き的に杜撰でいい加減な提案が二度と出て来ないようにしなければならないことは言うまでもありません。

注1)内閣法制局の権能は、①閣議に付される法律、政令、条約案についての審査、②法律問題について内閣、内閣総理大臣、各省大臣に意見を上申すること、三法律案や政令案を立案すること、(④内外法制について調査研究すること、とされている。内閣提出法案は、すべて内閣法制局の審査を受けなくてはならない(朝日新聞出版発行「知恵蔵」から)

【TICA Award】前シーズンを振り返る(3)

INリジョンのKitten3頭が「IW(International Winner)」を獲得したわけですが、他のクラスではChampionship Catで20位と30位にINリジョンの猫がランクインしています。

当然のことながら、INリジョン躍進の原動力は中国です。

中国でのTICAのショーは、2013-14年度、2014-15年度とそれぞれ1回ずつ、前々シーズンも3回にすぎませんでしたが、前シーズン(2016-17年度)はなんと27回も開催されました。

日本での開催回数(37回)にはまだ及びませんが、それでもたった1年で開催数が10倍近くに跳ね上がったことになります。

もちろん、今シーズンもこれだけの数のショーが開催されるかどうかは分かりません。

しかし、日本のショーに比べて、総じてカウントが大きいことは念頭に入れておくべきでしょう。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月30日 (火)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(11)

「調整決定が出来ない場合」において、なぜ「リジョンセクレタリー」は「『リジョン担当の立会の上、くじ引き』という方法を取りたい」と考えたのでしょうか?

もしかすると、「機会の平等」に固執する余り、「結果の平等」まで考えなかったのかもしれません。

例えば、以下のようなケースを考えてみましょう。

Aというクラブはひとつのショーシーズンで5回も6回もショーを開きます。

Bというクラブはひとつのショーシーズンで1回しか開かないとします。

ここでもし、Bのクラブの開催希望日がAのクラブの開催希望日と重なり、当事者同士で調整が付かなかった場合でも、「くじ引き」にすべきだと考えたのでしょうか?

これでは、Bのクラブは50%の確率でそのシーズンにショーが開けないことになります。

「くじ引き」という手法そのものとしては公平、平等であったとしても、その結果は極めて不公平、不平等になってしまいかねません。

「リジョンセクレタリー」はそれでも構わないと思ったのでしょうか。

「結果の平等」を考えず、一方的に「くじ引き」を提案し、賛成多数で導入するというのであれば、それは余りに浅薄な考えと言わざるを得ません。

「くじ引き」提案は取り下げられたわけですが、今後、どのような方法を提案するにせよ、「結果の平等」にも配慮した方法でなければならないでしょう。

【TICA Award】前シーズンを振り返る(2)

Kittenクラスと言えば、前シーズン(2016-17年度)はIN(International Region)のBGが7527点(5月23日付けOfficial Standingsベース)を獲得し、「Best BG Kitten」になりました。

INリジョン自体が比較的新しいリジョンであるとは言え、TICAで最も競争が激しい猫種のひとつであるBGにおいて、「Best Kitten」になったのは大きなトピックと言えるでしょう。

ちなみに、INリジョンのKittenは、MKとMKLも「Best MK Kitten」「Best MKL Kitten」、RDに至っては「Best RD Kitten」をはじめTOP3を独占しました。

BGとMK、RDの3頭のそれぞれのブリードのBest Kittenは、Internationalで25位以内に入り、「IW(International Winner)」を獲得しています。

アジアリジョンは競争が激しいこともあり、Asia RegionのKittenは45位(5月23日付けOfficial Standingsベース)が最高でした。

INリジョンの猫の躍進が目立ったシーズンだったとも言えるかもしれません。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月29日 (月)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(10)

このブログでもご紹介しましたが、TICAでは今、TICAを挙げて「ショースケジュールの入れ方/決め方」改革に取り組んでいます。

「リジョンセクレタリー」は、「Agenda(議案)」に載っている「Project Charter Working Definitions Document」を読んだ上で、「くじ引き」なる提案を各クラブ代表に送付したのでしょうか。

ボードでこうした話し合いが持たれている以上、少なくともその議論の推移を見極めた上で、アジアリジョンとしての対応策を考えるべきでしょう。

それを、Spring Board Meetingが開催される3日前の15日に送り付け、Spring Board Meetingの議論の結果も明らかにならないであろう今月末までに賛否を求めるなど、あまりに無計画と言わざるを得ません。(※22日に「提案」取り下げ連絡が来ました)

もし、アジアリジョンが「ショースケジュールの入れ方/決め方」について独自方式を取り入れ続けるのであれば、アジアディレクターはボードでその旨の”了解”あるいは”お墨付き”を得るのが先決で、それを受けて何らかの提案をすべきでしょう。

TICAのルールを無視し、ボードの議論を蔑ろにするような「ショースケジュールの入れ方/決め方」に賛意を示すことは、とりもなおさず「TICAのルール無視」「ボード軽視」を認めるようものですから、TICA公認クラブとして”提案”に乗ることなどできるはずがありません。

そもそも「くじ引き」で決めることに合理性があり、それなりの正当性があるなら、TICAのルールでそのように規定されているはずです。

TICAのルールとしてそうなっていないということは、合理性や正当性に乏しく、不公平や不平等、不都合が多いことに他ならないのだろうということは、常識的に考えさえすれば分かるはずです。

誰が何を提案しても構いませんが、提案するからにはTICAのルールをしっかり読み返し、確認した上で、ルールに抵触しない方法を提案するのが良識と常識あるメンバーのやり方でしょう。

そして、提案するに当たってはTICAのルールに抵触していないことを確認した上でするのが最低限の”ルール”であり、それを根付かせなければTICAアジアの健全化はあり得ません。

【TICA Award】前シーズンを振り返る(1)

前シーズン(2016-17年度)のAward Rankingを振り返ってみたいと思います。

Asia Regionに関して特筆すべきは、Kittenクラスの”激戦”ぶりでしょう。

「RW(Regional Wiiner)」の称号を得られる25位のポイントは5001点(5月23日付けOfficial Standings」ベース、注1)で、、25位のポイントが5000点を超えたのは、この20年で初めてのことでした。(※20位のポイントが5000点以上ということは2005-06年度にありました)

前々シーズン(2015-16年度)の25位のポイントは4557点でしたから、一挙に455点も”ハードル”が上がったことになります。(ちなみに2014-15年度の25位のポイントは4729点)

つい3年前の2013-14年度(この年度までキツンのRW対象は20位まで)は、20位の3787点でも「RW」を獲れましたから、その時と比べたら、Kittenで「RW」を獲るための”ハードル”は1226点も高くなったことになります。

前シーズンが例外的な年度であったのかどうかは分かりませんが、Kittenクラスではどのくらいポイントを獲れば「RW」を獲得できるのか、これまで以上に見通しづらくなったと言えるかもしれません。

注1)5月11日付けEstimated Standingベースでも5012点と、25位は5000点を超えていました。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月28日 (日)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(9)

「くじ引き」を賛成多数で決めるという提案は「取り下げ」られましたが、仮に「賛成多数」で決まってしまったとして、その「決定」に”拘束力”や”強制力”はあるのでしょうか?

誰が考えても、何ひとつないことが分かるかと思います。

それは、アクトに対する「1年間の活動自粛」要請をアンケート調査し、賛成多数だったからと言って、何の”拘束力”も”強制力”も持たないのと全く同じです。

決まり事は、”拘束力”や”強制力”を持たせてこそ有効に機能するのであって、”拘束力”や”強制力”を持たない決まり事は意味がないと言わざるを得ません。(※いわゆる”紳士協定”のような決め事にはそれなりの意味はあると思っています)

組織運営において、そもそも何かを決める事自体は簡単なのであって、いかにその決め事に”拘束力”や”強制力”を持たせるかが知恵の絞り所ですが、「リジョンセクレタリー」の”提案”からは、そこがスッポリ抜け落ちていました。

それは自治体の議会で言えば、「不信任決議」と「問責決議」を混同するようなものとも言えるでしょう。

「不信任決議」は地方自治法で規定されており、可決されれば「首長が10日以内に辞職するか、議会を解散しなければならない」という法的拘束力があります。

可決には議員の3分の2以上が出席し、うち4分の3以上の賛成が必要になえるなど、ハードルが高いのも特徴です。

これに対して、「問責決議」は過半数以上の賛成で可決され、法的拘束力はありません。(ちなみに法的拘束力はない「決議」には、議会が首長に辞職を求める意思を示す「辞職勧告決議」もあります)

こうしていろいろな実社会の例を並べると、必ず、「趣味の世界ですから…」と言う人が出てきますが、趣味の団体だかと言って、何かを決めるに当たっていい加減で良いわけがありませんし、小中学校の時のようなやり方で構わないわけがありません。

TICAは国際的な団体であり、By-Lawsをはじめ様々なルールを設けているわけですから、リジョン独自に何らかの決め事を提案するにしても、もう少し真剣に手続き的な仕組みを考える必要があるはずです。

2017年5月27日 (土)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(8)

★昨日、ご案内した前シーズン(2016-17年度)のAsia RegionのAward Rankingについてですが、TICA本部が各リジョンディクレターに送付したものはあくまで”確認用”です。

各リジョンではこのリストを基に確認作業をすることになっており、最終締切期限は6月16日(金)です。

誤りが間違いが見付かっても、必ずしも申告すれば全て修正されるわけではありませんが、何か問題や疑問点があればTICA本部に問い合わせされることをお勧めします。

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さて、もし誰かが突然、「私はTICAアジアの”大統領”です」と言い出し、「ショースケジュールの入れ方は『くじ引き』方式とします」と提案して来たら、みなさんはどう思うでしょうか。

おそらく、「この人、おかしいんではないかしら…」と誰も相手にしないことでしょう。

こうした出来事と全く同じことが、今まさにTICAアジアで起きたのですが、多くのメンバーは「セクレタリー」という名称に馴染みがあるせいか、誰も疑問を抱かないようです。

そう言えば、小池百合子都知事が誕生して間もなくの頃、「都政改革本部」が立ち上げられた時、小池都知事より脚光を浴び、批判や非難にさらされたのは同本部のある「特別顧問」でした。

「特別顧問」なる肩書が見慣れないものだったのかもしれませんが、時にその「特別顧問」が小池都知事より情報発信力があったことから、「何の権限があってそんな出過ぎたマネをするのか」的な非難も一部から出ていたようでした。

しかし、一見、どこにでもある肩書に見える「特別顧問」とは言え、東京都政策企画局のHPにはしっかりとその法的な裏付けが記載されています。

顧問制度の概要

(1)役割:都政運営のあり方について、助言・進言を行う。

(2)運営 :知事からの相談その他必要に応じて、随時、助言・進言を行う。

(3)位置づけなど(設置根拠についてはこちら)

  ア 法的位置づけ:地方公務員法第3条に規定されている「非常勤」の特別職
  イ 選任:都政の基本的政策確立について広い見識と経験を有する者のうちから、知
     事が選任
    ウ 任期:1年以内。ただし再任を妨げない

一方、民間企業でも「相談役」や「顧問」を置くケースは多いかと思います。

経済産業省の調査によると、上場企業の約6割で、こうした肩書の人がいるそうです。

しかし、その”役割”と”権限”は不透明、不明確な場合が多く、実質的な”院政”の形で現経営陣に影響力を行使しているとの批判が出ていました。(※特に最近の「東芝」問題でクローズアップされました)

そこで、経産省では最近、「相談役」や「顧問」の役割を明示するよう促すルール作りに乗り出したということです。

TICAアジアもある意味、全く同じではないでしょうか。

「リジョンセクレタリー」の”役割”と”権限”が不透明な中で、「リジョンセクレタリー」がリジョン運営に影響力を行使しようとしたのです。(※「リジョンセクレタリー」とはどういう”地位”で、どういう”役割”があり、具体的な”職務”は何かが、現状ではよく分かりません)

TICAアジアにおいて「リジョンオフィス」を置くのも、「リジョンセクレタリー」という肩書を設けるのも構いませんが、TICAのルールで明文化されていないことを勝手にしているわけですから、それなりの説明責任をしっかり果たすべきなのは当然でしょう。

アジアディレクターが誰にどんな”肩書”を与えようが構いませんが、基本的な手続きや説明責任を果たす努力を蔑ろにしているために 、自己都合で恣意的な判断や言動がリジョン運営に紛れ込んでしまうのです。

今回の「リジョンセクレタリー」からの「ショースケジュールの入れ方/決め方」の”提案”らしきもの、そしてのその「取り下げ」の顚末は、まさにその典型例と言えるでしょう。

2017年5月26日 (金)

【ご連絡】クラーク更新テスト/アジアリジョンAward Ranking

★クラークのみなさんのところには昨日の夜遅く、「2017 TICA Clerk Re-Certification Exam」が送られてきたことかと思います。

解答提出の締め切り期限は7月25日となっています。

もし、分からない点(英語が分からない、設問自体の意味がよく分からない等)がありましたら、お問い合わせ頂ければ幸いです。(もちろん、正解はお伝えできませんが、ちょっとした引っ掛け(?)問題らしき問いもあるので、よく読んで解いて頂ければと思います)

★今日のお昼ごろ、 アジアディレクターとリジョンスコアラーから連名で、 前シーズン(2016-17年度)のAward Rankingに関するメールが届きました(各クラブ代表者宛) ので、みなさんにもお伝えします。

内容は、「2016- 2017年度アワード入賞リストがTICAオフィスより今朝届きした」とのことで、「貴クラブ員が該当されている猫の猫名、 猫種、ポイント、オーナー名に誤りが有ると思われましたらスコアラーまで至急お知らせください」ということです。

このメールにはPDFファイルが添付されており、 そこにTICA本部から送られてきたRankingが載っています。

添付ファイルは以下の3種類です。

①ASIA REGIONAL TOP 3 CATS for each BREED

②ASIA REGIONAL TOP 25 CATS

③ASIA REGIONAL TOP 3 CATS for each COLOR by BREED


今回、アジアディレクターとリジョンスコアラーの連名で、クラブへ連絡がありましたが、第一義的にはそれぞれのオーナー/出陳者が責任を持ってご自身でチェックすべきものと考えています。

もちろん、確認に際しては、クラブとしても最大限の配慮とお手伝いをしているかと思いますが、オーナー/ 出陳者のみなさんは、人任せ(クラブ任せ)にせず、是非ともご自身で誤りがないかどうか、ご確認頂ければ幸いです。

どのクラブにも属していないオーナー/出陳者の方がいらっしゃいましたら、アクトまでお問い合わせ頂ければ照会致します。

※「【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える」は休載しました。

【速報】TICAボード決議⑤(TICA Annualのローテーション)

TICA Annual ShowとAnnual Board Mettingの開催場所のローテーションに関しては、2つの動議が提出(Agendaベース)されていましたが、修正が施された模様です。

欧州での開催については、2021年にEN(Northern Europe)リジョン、2026年にES(Southern Europe)リジョンの開催が決まったとのことです。

当初の提案では、2020年にENリジョン、2025年にESリジョンとなっていましたから、それぞれ1年ずつ後ろにずれたことになります。

全リジョンでの持ち回りローテーションについては撤回されたか、否決されたかしたようです。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月25日 (木)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(7)

「ショースケジュールの入れ方/決め方」は重要な問題ですし、「リジョンセクレタリー」による「くじ引き」提案が取り下げられたと言っても、抜本的な問題解決には至っていないので、引き続き、この問題について考えていきたいと思います。

先日の続きになりますが、全世界で14あるリジョンのうち、「リジョンオフィス」という組織を置いているリジョンはいくつあり、「リジョンセクレタリー」を任命しているリジョンはいくつあるでしょうか?

私が知る限り、アジアリジョン以外で聞いたことがありません。

TICAのルールで明文化していなかったとしても、大半のリジョンで長年にわたり「リジョンオフィス」を置き、「リジョンセクレタリー」を任命しているのであれば、アジアリジョンでも”容認”する根拠のひとつになるかもしれません。

しかし、現実にはそうではなく 、アジアリジョンだけか、他に取り入れているリジョンがあったとしても極めて少数派でしょうから、「リジョンオフィス」と「リジョンセクレタリー」の”役割”と”機能”を手放しで受け入れる合理的根拠になるとは言えません。

一方で、アジアリジョン特有の文化・社会的な組織風土を背景に、「リジョンオフィス」と「リジョンセクレタリー」の必要性を説くメンバーがいるかもしれません。

いわゆる「例外措置」というものです。

確かに、「例外措置」が必要なら仕方ありませんが、必要だからと言って、それぞれのリジョンが自分勝手に措置を講じていいはずがありません。

「例外措置」を講じるのであれば、必要に応じてその旨をボードに諮り、承諾を得るのが筋でしょう。

少なくとも、「ショースケジュールの入れ方/決め方」という重要な事柄に関し、TICAのルールと異なる方式を導入しようというのであれば、ボードの承諾は欠かせません。

もうひとつ重要なのは、長年の”慣習”でも”例外措置”でもいいですが、TICAのルールに明文化されていないことをする場合、そこには”容認”できる範囲と限度があるだろうということです。

しかし、今回は①ショースケジュールの入れ方という重要事項に関し、②TICAのルールに抵触する方式を導入しようとし、③提案主がルール上の裏付けのない「リジョンセクレタリー」だった--の3点で、明らかに”容認”限度を超えていたと言わざるを得ません。

「話し合いで決めて下さい」「調整して下さい」程度なら”容認”できる範囲内としても、「調整決定が出来ない場合には、『リジョン担当の立会の上、くじ引き』という方法を取りたい」「賛成が多数の場合決定します」は明らかに一線を超えた”やり過ぎ”だったと言えるでしょう。

【速報】TICAボード決議④(続TICAサイトからの情報漏洩)

★みなさんのところにもTICA本部からTICA会長名で、メールが送られてきたことと思いますが、日本誤訳を掲載しておきます。

TICAの猫のオーナー様

TICAでは先週、情報漏洩がありました。猫の登録証のPDFが(不正に)ダウンロードされました。ウェブサイトは今後の侵入(不正アクセス)を防ぐため、(プログラムの)修正が施されました。その他の情報については不正アクセスがあった証拠はありません。

住所、電話番号などだけでなく、金融(決済)情報といった個人情報に不正アクセスはありませんでした。


TICAの最大の利益を守るため、現時点においてさらなる情報が漏洩されることはありません。

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さて、「大変なことになっています…」と騒ぎ立てるつもりは毛頭ありませんが、TICA本部サイトからの情報漏洩に関して、世界のメンバーから様々な意見が出ているのは事実です。

顧客情報や会員情報の漏洩が起きた際に、企業がどのような対応をするかは、日本企業で起きた過去の事例を見れば明らかでしょう。

これまでに世界のメンバーから出ている意見は以下のようなものです。

1. 「情報漏洩」は具体的にいつ起きたのか? そして、いつTICAは把握したのか?

2. 誰がどのような手口で不正アクセスしたのか? ”犯人”(あるいは”容疑者”)はTICAメ
  ンバーか? TICAメンバー以外か?

3. ”犯人”(あるいは”容疑者”)の目的は何か? 漏洩した「登録情報」を使ってどのような
  問題が起こりそうか?

4. 何匹分(あるいは何人分の猫)の「登録情報」が漏洩したのか?

5.  「登録情報」が漏洩した猫種(breed)は何か?

6. 本当に個人情報や金融関連情報は漏洩していないと言えるのか?

7. 過去に似たような情報漏洩や不正アクセスはなかったと言えるのか?

8. TICA本部の情報開示は適切だったか? 情報漏洩後、適時開示したと言えるのか?

9. TICA本部はTICA会員の「知る権利」に応え、説明責任を果たしているか?

10. TICA本部内での調査及び当局による捜査状況はどうなっているか?

確かにこう並べてみると、TICA本部としてメンバーに明らかにしなければならないことがまだまだ多くあることが分かります。

ここで改めて思い起こしたいのは、TICAという組織が、「世界最大規模の猫の血統登録・管理機関」であるということです。

猫の「登録情報」こそがTICAの”財産”であり、そのデータベースに不正アクセスがあり、「登録情報」が漏洩したり、「登録情報」が改竄されたりすることは、TICAの根幹を揺るがす一大事でもあるということを意味します。

TICAという団体は趣味の世界の団体であるとともに、事業規模としては”中小企業”並みです。

しかし、こうした事態が起きた以上、ボードの中に、「CRO(Chief Risk-management Officer)」のような責任者を置いて、リスク管理を徹底する必要があると言えるでしょう。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月24日 (水)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(6)

★前シーズンの最新の公式ランキングとポイントが5月23日付で更新されていますので、「IW」「RW」対象の猫のオーナー/ブリーダーみなさんは確認して頂ければと思います。
  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

2017 Official Standings from the TICA Executive Office 5/23/2017
(※5月11日付の「Estimated Standings」とは順位が微妙に異なっています)

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さて、「リジョンセクレタリー」からの一連の”連絡”について、みなさんは何か違和感を覚えなかったでしょうか。

私は、大いなる違和感を抱きました。

今回の「くじ引き」提案は、「調整決定が出来ない場合には、『リジョン担当の立会の上、くじ引き』という方法を取りたい」というものであり、「くじ引き方法については賛成が多数の場合決定します」というものでした。

しかし、22日夜に送られてきた”提案”取り下げメールによると、「今回競合(2018年4月28日-29日)していた△△△(相手側クラブ名)からは既に当該日程でのショーはやらない旨連絡がありました。その結果ACCショーの予定となります」と書いてありました。

これは一体、何を意味しているのでしょうか…。

これだけ読むと、今回の「くじ引き」提案が、あたかもこのショーのことのためだけに発案され、提案なされたとしか思えません。

もし、「リジョンセクレタリー」がTICAアジア全体の仕組みとして、「くじ引き」が必要不可欠であると考えたのであれば、2018年4月28日-29日のショーの調整がうまく行こうが行くまいが、提案通り進めるはずだからです。

ここまでの経緯を見る限り、「リジョンオフィス」が、特定のクラブのためだけに動いたと思われても仕方ないでしょう。(※少なくともアクトには「リジョンオフィス」から何の事情聴取も受けないまま、いきなり”提案”が舞い込み、唐突に取り下げられました)

そのことは、今回、相手側クラブオーナーが「directorからの提案がありましたのでそれに従って決めさせていただきます」と言ってきたのと同じ日に、「リジョンセクレタリー」から「くじ引き」提案のメールが入ってきたことからも窺えます。

特定のクラブの”便宜”を図るために「リジョンオフィス」が動いたのであれば大問題ですが、実際にそうであったかなかったかは今後の「リジョンオフィス」の対応で分かるはずです。

なぜなら、「調整決定が出来ない場合」にどうするかという問題は手付かずに残ったままだからです。

もし、特定のクラブの”便宜”を図ったのではなく、TICAアジア全体のことを考えてのことであれば、「くじ引き」提案に代わる何らかの”解決策”の提案が改めて出てくることでしょう。

【速報】TICAボード決議③(ショースケジュールの入れ方)

★昨日、ご紹介した「情報漏洩」に関し、昨夜、TICA会長より、メールが来ましたので、お知らせ致します。

もしかすると、他のメンバーの方々にも同様のメールがTICA会長より送られて来たかもしれませんが、詳しい内容は昨日のブログをご覧頂ければ幸いです。(なお、内容は昨日、ご紹介したものとほぼ同じです)。

Dear TICA Cat Owner;
TICA experienced an information breach last week. Cat registration certificate PDFs were downloaded.  The web site has been patched to prevent future intrusions. There
is no evidence that any other information was compromised. NO personal information including addresses, email addresses, phone numbers, etc. nor any financial information was compromised. In order to protect the best interests of TICA, no additional information can be divulged at this point in time.
Sincerely,

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さて、今日のテーマは「ショースケジュールの入れ方/決め方」についてです。

ボードでの議論の方向性としては、米TICA本部サイトの「Show Calendar」を”基準”とすることになったようです。

本部サイトの「Complete Show Calendar」を機能アップし、「TOES(TICA Online Entry System)」と連動される案が出ているようで、そのための費用は4000ドル(約45万円)と見積もられています。

実は、「TOES」のシステム内にも「Show Calendar」がありますが、こちらとの整合性をどうするのか(連動させるのか、合体させるのか、あるいは「TOES」の「Show Calendar」システムを本部サイトに持って来るのか等)は不明です。

費用負担については、欧州の3つのリジョンとIN(International) リジョンが総額の半分を受け持つことで基本合意しているようです。

あとの2000ドルは残りのリジョンで分担することになる方向のようですが、アジアリジョンがこのスキームに入っているかどうかは不明です。

なぜなら、アジアリジョンでは長年にわたり、「TOES」を使っておらず、「ショースケジュールの入れ方/決め方」については慣習的な独自方式を取り入れているからです。

「TOES」は現状、英語以外のバージョンもあるようですが、少なくとも日本語バージョンはありません。

もし、「TOES」を中心とした仕組みを構築するのであれば、日本語バージョンを作る必要が出てくるでしょう。

今回、アジアリジョンの現状をボードに説明する絶好の機会でしたし、ある意味、アジアリジョンにとっても恩恵を受けられる仕組み作りにするチャンスなわけですから、アジアリジョンのクラブにとっても使いやすく、参加しやすいようなシステムにしてほしいと思います。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月23日 (火)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(5)

昨夜、「リジョンセクレタリー」から、「『ショー日程の話し合い不調での当該クラブ同士のくじ引き案』につきましては取り下げさせていただくこととしました」という内容のメールが送られてきました。

それだけなら、まだ構いませんが、その後ろに極めて問題のある文章が続いていました。

そこには「仲良くとの大前提で調整が出来ないことは本当に残念でなりません」「今回競合(2018年4月28日-29日)していた△△△(クラブ名)からは既に当該日程でのショーはやらない旨連絡がありました。その結果ACCショーの予定となります」と書いてあったのです。

「リジョンセクレタリー」は、何を根拠に「仲良くとの大前提で調整が出来ない」と一方的に決め付けたのでしょうか。

少なくとも、今回の日程の「調整」に関し、「リジョンセクレタリー」からアクト側に事情聴取の連絡は一切、ありませんでした。

つまり、相手側クラブからの情報だけに基づき、一方的に「仲良くとの大前提で調整が出来ない」と決め付けたわけです。

これは明らかに、アクトの信用と評判を貶める「印象操作」と言わざるを得ません。

両クラブに公平に事実確認せず、一方のクラブからの情報にだけ基づいて決め付ける「印象操作」や「風説の流布」が、どれだけTICAアジアの「仲良く」の風土を損なってきたかはみなさんご存知のはずです。

それを「リジョンセクレタリー」がいまだに理解せず、同じことを繰り返すとは本当に残念でなりません。

2018年4月28日-29日のショースケジュールに関するアクトと△△△クラブオーナーとのやり取りの事実経緯は以下のとおりです。

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【5月12日】 相手側クラブオーナーの○○さんからメールを頂きました。

「こちらに譲っていただきますよう おねがいします。5月15日までにお返事ください」というものでした。

【5月12日】 これに対して私は、以下の趣旨の文書を相手側クラブオーナー宛てに発送
        しました。


「年度最後の週末に開催したいと思っており、こちらにお譲り頂きますようお願い申し上げます」「なお、『5月15日までにお返事ください。ご連絡がないときは承知されたものといたします』とありましたが、このような合理的根拠のない一方的な通告は承服致しかねます」

「このような短期間での返信を催促することは常識を逸脱していると言わざるを得ず、これでは調整も何もあったものではありません」

「なぜ、『5月15日までに』返事をしなければならないのか、 なぜ、『ご連絡がないときは承知されたものといたします』とされるのか、 納得いくご説明を頂ければ幸いです」

5月15日】 相手側クラブオーナー○○さんから以下の趣旨のメールを頂きました。

「前年度も私の方から声をかけACCで開催して下さいと直接屋和田さまに申しました。屋和田氏は無言のまま、明確なお返事はされませんでした。ACCの開催がはっきりするまで△△△(クラブ名)は心配で会場を確保してありました」

「5月15日とし、お返事のないときはとしましたのは、お返事がなかった時、結論のでないままとならないようにと思い書かせていただきました。△△△も4月28日29日開催を希望しています。directorからの提案がありましたのでそれに従って決めさせていただきます」

【5月15日】 私は以下の趣旨のメールを相手側クラブオーナー○○さんに送りました。

「2017年4月最終週のショー日程について、○○さんから直接、『ACCで開催して下さい』とは伺っておりません」「私は、□□さん(当時のセクレタリー)から、『△△△(相手側クラブ名)からその日の日程をACCへ譲りますと連絡がありました。当事者同士の調整でしたが△△△より私に 一任するとのことでした』との連絡をメールで頂いただけで した」

「何よりもまずは調整のための話し合いをすべきだと私は思います。 △△△さんにはそのような意志はないのでしょうか?」「最終的にはTICAの公認クラブとして、アクトキャットクラブはTICAのルールを尊重し、TICAのBy-LawsやShow Rulesに従って、Show scheduleを入れさせて頂きます」

【5月15日】 相手側クラブオーナー○○さんから以下の趣旨のメールを受け取りました。

「私が直接(特別な時間ではありませんでしたが)屋和田さまと話をしました。2017はそちらでどうぞ そのあと□□さん(当時のセクレタリー)にaccに譲りましたのでと お話ししました」

「話し合いをする意志はあります」「現に2回ともこちらから声をかけてます。そちらからは一度も、お話はありませんでした。調整は無理とおもいます」

5月16日】 私は以下の趣旨のメールを相手側クラブオーナー○○さんに送りました。

「もし、○○さんがおっしゃるように、『私が直接屋和田さまと話をしました。2017はそちらでどうぞ そのあと□□さん(当時のセクレタリー)にaccに譲りましたのでとお話ししました」ということであるなら、どうして□□さんは、 「当事者同士の調整でしたが△△△(クラブ名)より私に一任するとのことでしたのでお知らせいたします』と言って来たのですか?おかしくありませんか?」

「○○さんのおっしゃることが本当であれば、当事者間で調整はつい たのであり、『△△△より私に一任するとのことでしたのでお知らせいたします』などと言うはずがありません」

「私は、□□さんからの連絡を受けて、その日(2016年4月27 日)のうちに、『2017年4月29-30日のスケジュールの件 、ご連絡ありがとうございます。△△△さんがお譲り下さるという ことですので、ACCで是非開催をさせて頂きたいと思います。この度は主催キャットショーを開催されたお忙しい折にご調整頂きま してありがとうございました』と返信致しました」

「○○さんから直接、『譲ります』と話を伺っていたのであれば、□□さんに『お忙しい折にご調整頂きましてありがとうございました』と返信するはずがありません」

「□□さんとのメールのやり取りが示していることは、○○さんから直接の話しはなく、あくまで□□さんが間に立って調整したということ以外の何ものでもありません」

「また、日程の調整に関しては、 どちらが先に声をかけたかは関係ないはずです。 こちらから声をかけなかったからと言って、『調整は無理とおもいます』という理由がよく分かりません」

「解決方法はいくらでもあるのであり、 要はいろいろな解決方法を考える気があるかどうかではないでしょ うか」--。

=====================================

ここまでが経緯の全てであり、アクトとしてはどのような解決方法があり、どのように調整を進めるべきか、いろいろと知恵を絞っている最中でした。

日程を半分ずつ分け合うのもひとつのアイデアでしょうし、形だけ合同にして会場を半分ずつ使うとか、いつもの会場なら2階と3階で分け合うのもアイデアでしょう。

このブログでも触れましたが、2つのクラブが同じ週末に別々の場所でショーを開くことができないわけではないのです。

TICAがShow Rulesで定めている条件をクリアすればいいだけであり、両クラブがその条件をクリアする意志があれば、同じ週末に別々の場所でそれぞれがショーを開くことだって可能なわけです。

「調整」は交渉ごとであり、お互いが「こちらに譲って下さい」「いや、そちらこそこちらに譲って下さい」というところから、初めてスタートするのです。

そして、「調整」はまず、どちらが譲るべきかという、お互いの主張の正当性を話し合うところから始まります。

正当性に欠けた主張は、自分勝手で自己本位な”我が儘”でしかないからです。

逆に、どうして譲ってほしいのか、相手側の主張に正当性があるなら、アクトとしても「そういうことでしたら、お譲りします」となるわけですが、相手側クラブオーナーは決して正当性を説明しようとしないので話が先に進みません。

通常なら双方の正当性を踏まえた上で、「では、こういうやり方はどうでしょう」とか、「こちらとしては、この部分で譲歩しますから、そちらもその部分で譲歩してもらえませんか」とか、話し合いの中で「調整」が進むのです。

それが社会常識であり、「こちらに譲って下さい」「いや、そちらこそこちらに譲って下さい」と言ったから、それだけをもってして「調整出来ない」と決め付けることはまるで子供レベルと思わずにはいられません。

大人の趣味の団体として、もう少しまっとうになってもいいのではないでしょうか。

【速報】TICAボード決議②(TICAサイトから情報漏洩)

ボード決議とは直接関係はありませんが、TICA会長より全ディレクター宛てに重要な連絡があったとのことですので、ご紹介します。

先週、TICAのシステムから猫の登録情報に関し、不正にダウンロードされるという「情報漏洩」があったとのことです。

漏洩があったのは、「TICA登録証(Cat Registration Certificate)」のPDFファイルのダウンロードだけで、TICA会員のメールアドレスや電話番号といった個人情報や金融決済関連情報については漏洩した形跡はないとしています。

TICAは今のところ、何匹分の「TICA登録証」が漏洩したかは明らかにしていませんが、この事態を受け、米TICA本部サイトの方はプログラムの修正を施し、今後の漏洩の危険はないとのことです。

ちなみに今回の件は、TICAメンバーのひとりが気付いて、リジョンディレクターに連絡。リジョンディレクターからTICA会長及びTICA本部に報告されたということですが、米国の司法管轄圏外であるとも言われており、具体的な経緯の解明は時間がかかるかもしれません。

小さな趣味の世界とは言え、国際的なネットワークですから、ハッキングや不正アクセス、サイバー攻撃にさらされるリスクはあるわけです。

メンバーに対する利便性向上だけでなく、不正アクセスやサイバー攻撃に対する再発防止策には万全を期してもらいたいところですが、一方でセキュリティ強化のための費用負担が増大することも覚悟しないといけないのかもしれません。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月22日 (月)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(4)

「ショースケジュールの入れ方/決め方」とは少し離れますが、”そもそも論”として極めて重要なテーマですので、ここで指摘しておきます。

TICAアジアの「リジョンオフィス」と「リジョンセクレタリー」の位置付けについて、TICAのルール上、どうなっているか、みなさんはご存知でしょうか?

もしかすると、長年のTICAメンバーの中にも、誤解している人がいるかもしれませんが、「リジョンオフィス」なるものも、「リジョンセクレタリー」なるものも、TICAのルール上、何ひとつ規定されていないのです。

つまり、TICAのリジョンのひとつでありながら、アジアリジョンは長年にわたり、独自の”慣習”的制度を取り入れ続けてきたというわけです。

もちろん、TICAのルールに、「リジョンオフィス」を設けてはならないとか、「リジョンセクレタリー」を置いてはならないと書いてあるわけではありません。

しかし、それは当然のことで、「~してはならない」ということをいちいちルール化していてはルールがどれだけあっても足りません。

アジアディレクターはTICAのルールで決められた”職務”であるわけですが、「リジョンセクレタリー」はTICAのルール上の裏付けが全くない、単なる”肩書”に過ぎないのです。

そして、「リジョンオフィス」なるものも、TICAのルール上の裏付けが全くない”組織”に過ぎません。

ここまで書けば分かるかと思いますが、「ショースケジュールの入れ方/決め方」について、「リジョンセクレタリー」が”提案”すること自体がTICAのルールに照らし合わせれば異例というわけです。

さらに、そのような「リジョンセクレタリー」が各クラブに賛否を問うことも異例であり、ましてや「くじ引き方法については賛成が多数の場合決定します」と一方的に”通告”することなどあり得ないことなのです。

仮に、各クラブに対し、何らかの”提案”をするのであれば(「提案権」がTICAのルール上、あるかどうか別の問題もありますが…)、アジアディレクター名ですべきでしょう。

そもそも、リジョンディレクターの”職務”や”機能”の一部を、誰か別の人に担わせたいのであれば、TICAがルールとして明文化している「Deputy Regional Director」を任命すればいいわけです。

なぜ、TICAがルールで定めた「Deputy Regional Director」を置かず、ルールから外れた「リジョンセクレタリー」を置くのか全く理解できません。

ちなみに、TICA公認クラブの場合、申請時(更新時)に必ず、「PRESIDENT」「VICE PRESIDENT」「SECRETARY」「TREASURER」「COUNSELOR」を書き入れますから、公認クラブにおけるこれらの”職務”はTICAのルールに基づいたものであると言えます。

もし、「リジョンオフィス」をTICA公認組織とし、「リジョンセクレタリー」をTICA公認の”役職”にしたいのであれば、アジアディレクターはボードにおいてルール改正案の動議を提出し、ルール化すべきであると言えます。

【速報】TICAボード決議①(期間限定登録割引)

18~21日に米TICA本部で開催された春のBoard Meetingの決議結果の一部を速報で紹介します。

まず、TICAの拡大キャンペーンの一環として、「キャッテリー登録(Cattery Registration)」と「猫の個体登録(Registration of a Cat/Kitten)」について、期間限定の割引制度を導入することが全会一致で決まったとのことです。

期間は6月1日~8月31日まで。

「キャッテリー登録」は正規料金が75ドル(TICA会員)~80ドル(非TICA会員)のところ40ドルに、「猫の個体登録」は正規料金が20ドルのところ15ドルになるそうです。

TICA会員であってもなくても、「キャッテリー登録」と「猫の個体登録」はできますので、特に非TICA会員のみなさんはこの機会にぜひ登録して頂ければと思います。

また、TICA会員であっても、まだ「キャッテリー登録」を済ませていない方は、登録料が半額近い割引になりますので、このキャンペーンを活用して頂ければ幸いです。

なお、今現在、「猫の個体登録」を考えている方々は、月内ではなく、6月1日以降に登録手続きをされる方が”お得”ということになりそうです。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月21日 (日)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(3)

TICAのルールは、「ショースケジュールの入れ方/決め方」について、「リジョンオフィス」が決めることができるような”自由裁量”を与えていません。

それはリジョンディレクター、「リジョンセクレタリー」においても同様です。

もし、リジョンディレクターや「リジョンセクレタリー」が、「ショースケジュールの入れ方/決め方」について、何かしらの”提案権””決定権”があると主張するのであれば、TICAのどのルールに基づいて、そうした”提案権”や”決定権”を行使するのか明らかにすべきです。

立場に応じた”職務”権限がないにもかかわらず、TICA公認クラブに対し、何かを強いることは、”職権”の濫用です。

TICAではリジョンディレクターの役割と責務が定められているわけですから、その範囲を超えて、クラブやメンバーに何かを強いることはできません。

それはTICAの会長、副会長、あるいはその他のディレクターのこれまでのやり方を見れば自ずと明らかでしょう。

何かを求めるにしても、訴えるにしても、必ず、TICAのルールを引き合いに出して、ルールに基づき「できること」と「できないこと」をはっきり伝えています。

しかし、こうした基本動作を、TICAアジアでは長年にわたり、リジョンディレクターと「リジョンセクレタリー」が無視し続けてきました。

その典型例は、アクトに対して「1年間の活動自粛」をリジョンディレクターが勝手に要請し、それについての「意識調査」を実施し、結果的にそのことが嫌がらせ訴訟として東京地裁で争われていることを見れば明らかでしょう。

アジアリジョンがTICAのリジョンのひとつであり、リジョンディレクターがTICAという団体の中における”役職”であるなら、TICAのルールに従うべきです。

もし、TICAのルールとは別のやり方でショースケジュールを決めたいのであれば、TICAとは別の団体を設けてすべきなのです。

2017年5月20日 (土)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(2)

「調整」とは「ある基準に合わせて正しく整えること」(デジタル大辞泉)、「折り合いをつけること」(大辞林)を意味します。

ここで重要なのは、「ある基準に合わせて」というところでしょう。

これを蔑ろにしては恣意的な判断で何でも自由勝手にできてしまうからです。

アジアリジョンはあくまでTICAのリジョンのひとつなわけですから、「ある基準」とは「TICAのルール」であることは当然です。

つまり、開催希望日が重なった場合、クラブ当事者は「TICAのルール」に合わせてスケジュールを「正しく整え」「折り合いを付ける」のが正しいやり方と言えます。

そのために、TICAではShow Ruleの中に、敢えて「Show Dates」という項目を設け、ショースケジュールの入れ方についてルール化しているわけです。

従って、アジアリジョンがTICAのリジョンのひとつであり、日本のクラブがTICA公認クラブである限り、ショースケジュールの入れ方/決め方について、TICAのルールに従うのが大原則ですし、当たり前のことです。

TICAの現状のルールにおいて、リジョンが独自にショースケジュールの入れ方を決められるとのルールは存在しません。

TICAのルール上、開催希望日が重なった場合、最終的に決めるのはTICA本部であると規定されているのです。

TICAのルールに定められていないことについて、TICAのルールに抵触しない範囲で、”ローカルルール”的なリジョン独自のやり方を取り入れるのは大目にみるとしても、既にルール化されているものを無視するようなやり方が許されていいはずがありません。

その意味で、今回、「リジョンセクレタリー」が配布した”提案”らしきものは、TICAのルールに抵触することをTICA公認クラブに呼びかけている点において、極めて重大な問題であると言えるでしょう。

2017年5月19日 (金)

【TICA Asia】ショースケジュールの入れ方を考える(1)

アジアリジョンセクレタリーから、日本のクラブ代表宛にショースケジュールの入れ方に関する”提案”らしき不可解なメールが送られてきました。

それは開催希望日が重なり、「調整決定が出来ない場合には『リジョン担当の立会の上、くじ引き』という方法を取りたい」というものです。

さらに、そこに書いてあったのは、「くじ引き方法については賛成が多数の場合決定します」という一方的な”通告”でした。

この”提案”と”通告”はTICAのルールに違反する極めて重要な問題を孕んでいますので、TICAのルールと照らし合わせながら、問題点を指摘していきたいと思います。

その前に、セクレタリーの”提案”(兼「くじ引き」に関するアンケート)によると、「今年度に於いてクラブ当事者間での決定が出来ない日程が出ています」とのことでした。

しかし、仮に「クラブ当事者間での決定が出来ない日程が出てい」たとして、「何を以てして」「どのような段階で」、リジョンオフィスが「クラブ当事者間での決定が出来ない」と”認定”(あるいは”断定”)するのか、どこにも書いてないので分かりません。

少なくとも、①クラブ当事者間で「調整」と言える実質的な話し合いが行われた事実があり、②双方の「調整」の結果、お互いに譲歩する余地が全くないことが明らかになり、③双方が「調整」を断念したことを表明する--という3点が満たされねばならないはずです。

ですが、セクレタリーの”提案”にはそうした「認定」の仕方について一切、触れることなく、一方的にアンケートを実施し、「賛成が多数の場合決定します」と”宣言”しているのです。

どういう場合に「クラブ当事者間での決定が出来ない」と判断するのかという、最も重要な”基準”を明確にせず、一方的に賛否を問うのは余りに”無謀”と言えるのではないでしょうか。

【TICAショー】米国で新しいShow Formatの試み

米国のディレクターから新しいTICAのショーのあり方(format)が提案され、「2017 Spring Board Meeting Agenda(議案)」にも載っていますので、ご紹介します。

TICA一般に開かれた団体であり、TICAのショーも一般に広く門戸を開いてきたわけですが、TICAメンバーが猫の遺伝学や猫の病気や健康に関する知識を学ぶことに焦点を当て、TICAメンバーだけが参加できる「new show format」を導入したいとしています。

その試験的な(pilot version)のショーを6月17~18日に、米国メリーランド州で開きます。

ショーフライヤーによると、「This show is closed to the public」であり、「It is an educational event」で、「Only advance registered attendees may participate」となっています。

17日(土)は午前中に4リング(全AB)あり、午後1~5時は「Education Session 1」で、以下のテーマの勉強会が予定されています。

・Observation & Evaluation of Structural Health in Cats
・Pigment & Pattern Inheritance in Domestic & Wild Cats
・Insights from Cat & Dog Genetics for Human Health
・Managing Anxiety and Stress in Multi-cat households
・Advocating for Cat Ownership - How to fix harmful laws

18日(日)は午前8時15分~9時に「Clerking School」、その後、午前中に4リング(全SP)のショーがあり、さらにショー終了後、「TICA Strategic Directions Town Hall」(TICAの戦略的方向性について話し合う対話集会)が開催される予定です。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月18日 (木)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(36)

◆続・前セクレタリー(現アジアディレクター)のクラブにおける「出陳拒否」について

原告側弁護士:「さっきオウム真理教のようだと書かれたということですが、それは○○○
          (前セクレタリーのクラブ)を名指ししてたんですか」


前セクレタリー:「当時、○○○が出陳拒否をしたと同時に書かれてますから(注1)、それ
          はうちを非難してるというふうにうちのメンバーは取りました
(注2)。実は
          今日、来てますが、傍聴席に…


原告側弁護士:「例えば、先ほども申し上げたように、手続き的に杜撰なやり方をされたこ
          とについて、それについてどう考えるかということをブログに書くのはいけ
          ないんですか」


前セクレタリー:「いや、別によろしいんじゃないですか(注3)

原告側弁護士:「根拠を挙げて批判する分には構わないということですか」

前セクレタリー:「よろしいんじゃないかと思います(注4)

注1)これより前の尋問で、前セクレタリーは「うちのメンバーはオウム真理教の信徒だみたいなことを書かれました」と証言していましたが、その根拠は「出陳拒否をしたと同時に書かれて」いたという状況証拠らしき事情しかないことが明らかになりました。

注2)ブログを読んでクラブのメンバーがどう受け取ろうがクラブ員の自由ですが、読み違えたり、誤読したりしてもらっては困ります。

前セクレタリーは、そのブログを「
今でも残してます」とも証言したわけですから、クラブ員と一緒にもう一度、じっくり読み返して頂きたいものです。

注3)注4)前セクレタリーはこの証言を通じ、「手続き的に杜撰なやり方をされたことについてどう考えるかということをブログに書く」こと、そして「根拠を挙げて批判する分には構わない」ということを認めたわけです。

前セクレタリーとそのクラブ員においては、そうした視点でもう一度、このブログを読み返して頂きたいと思います。一般常識と社会通念上、何の問題もないことがご理解頂けるはずです。

【TICAルール改正案】2017 Spring Board Meeting 議案から(9)

昨日の続きですが、欧州で起きた問題を受けて、TICAではショースケジュールの入れ方について、ボードを挙げた本格的な取り組みを始めました。

それは、Agenda(議案)の中に、「Project Charter Working Definitions Document」という仰々しいタイトルが付いた、4ページからなる文書が盛り込まれたことからも分かります。

「Project Charter」とは一般的に「プロジェクト憲章」と訳されますが、主に「重要なプロジェクトを立ち上げる際に策定される、プロジェクトの目的や条件、内容などを明確に定義した文書」を意味します。

今回の「Project Charter」名称は「Show Scheduling and Calendar Solution」です。

この文書を読めば、TICAがどのような問題意識を持ち、どのような対策によって、どのようにこの問題を解決しようとしているが一目で分かります。

私は、アジアリジョンもこれを機に、この流れの中でアジアリジョンにおけるショースケジュールの入れ方の改善を図るべきだと考えています。

それとも、こうした動きがあってもなお、アジアリジョの独自方式を、ボードの了解を得ずに温存したままにするのでしょうか。

※本日は3本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

【速報】TICA選挙、副会長に立候補者

TICAの会長・副会長選挙の立候補期間が続いていますが、このほどSteven Savant氏が副会長に立候補しました。

これにより、会長・副会長の立候補者は以下のようになります。

President:Vickie Fisher氏、Fate Mays氏

Vice President:Steven Savant氏

2017年5月17日 (水)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(35)

◆続・前セクレタリー(現アジアディレクター)のクラブにおける「出陳拒否」について

裁   判   官:「それともう一点。いわゆるTICAのメーリングリストが炎上という状態に
          なったというふうにおっしゃっておられましたけれども、あなたはそこに書
          かれているメールの内容を逐一読んでおられないのですね」

前セクレタリー:「読んでません

裁   判   官:「TICAのほうで4月29日のショーについては、ポイントを剥奪しないというこ
          とになったようなんですけれども、実際に4月29日のショーについて、ルー
          ルの盲点を突いたような出陳猫の数の水増しですかね(注1)。そういうこ
          とが行われたかどうかという調査を誰かしたことがあるんですか」

前セクレタリー:「噂だけで、現実にはしていないと思いますね

裁   判    官:「あなたも客観的にそれを確認されたわけではないということなんですね」

前セクレタリー:「
ただ出てきている猫のオーナーだとか、猫の名前だとかが、それ以前の
          ショーの流れからすると、こういう猫も出てきたのかというとても不思議な
          ところがありました


裁   判   官:「だけど、それが不正なのかどうか。要するに、○○さん(アクトクラブ員)
          たちが是非出て下さいよと、うちを勝たせるためにみたいなことでオーナー
          さんたちを勧誘して、わざわざ4月29日のショーに引っ張り出したというか
          どうかということの確認は誰もされてないんですか」

前セクレタリー:「はい。決して悪いことじゃないです、それは
注2)

注1)
もし、”出陳猫の数の水増し”のようなことが実際にあり、それがTICAのルールの”盲点”をい突いたのであれば、TICAのボードはそれに関連したルールを改正したはずですが、一切、手を付けていないことからも、2013年4月29日のアクトショーで、そのようなことがなかったことがお分かり頂けるかと思います。

注2)前セクレタリーもこう証言しているわけですから、”出陳猫の数の水増し”のようなことはなかったということが立証されたと言えるでしょう。

また、前セクレタリーの証言からは、2013年4月29日のアクトショーで不正はなく、特筆に値する何か具体的な問題もなかったことは明らかであり、この点で4月29日のアクトショーを執拗に問題視している前アジアディレクターとの主張の違いが浮き彫りになったと言えるのではないでしょうか。

【TICAルール改正案】2017 Spring Board Meeting 議案から(8)

なぜ今になって、再びショースケジュールの入れ方が話題に上っているかというと、欧州である問題が起きたからです。

これはディレクター選挙があったことも影を落としているのですが、かいつまんで言うと以下のようになります。

欧州のあるリジョンで、ショーが計画され、そのリジョンディレクターが承認しました。

しかし、そのクラブは承認を受けたものの、TICAの公式ショーカレンダーにはスケジュールをアップしていませんでした。

お隣のリジョンでは別のクラブがショーを計画し、開催時期は同じ週末で、そこのリジョンディレクターは承認していました。

さて、前者のリジョンではディレクター選挙があり、ディレクターが交代しました。

しばらくして、その同じ週末のショーが、リジョンは違えども、500 miles (805 kilometers)以内で行われることが発覚したのです。

こうした事が起こらないようにするためには、やはりショースケジュールが一元的に分かる必要があるでしょう。

そして、それはTICA本部サイトのショースケジュールをおいてないと言えます。

アジアリジョンではTICAが定めたルールとは異なる独自方式を採用していますが、国・リジョンを超えて問題が起きる可能性がある以上、TICAのルールに則した入れ方にできるだけ合わせた方がいいように思います。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月16日 (火)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(34)

◆続・前セクレタリー(現アジアディレクター)のクラブにおける「出陳拒否」について

裁   判   官:「それは具体的には、どういう内容のブログが書かれていたのですか」

前セクレタリー:「例えば、うちに対するブログは、うちのメンバーはオウム真理教の信徒
          だみたいなことを書かれました
(注1)。今でも私、残してますけど…


裁   判    官:「そういうブログ、要するに出陳拒否が言ってみればブログ゙とかに批判され
          たと、○○さん(アクトクラブ員)、屋和田さんが批判をされたこと
(注2)が直
          接的な理由になってると、そういうことなんですね」


前セクレタリー:「おっしゃるとおりで、起因は4月29日のショーですが、直接原因はもうブ
          ログの本当に酷い書き込みで、日本のクラブ員が全員傷付きました
(注
          3)


注1)アクトのブログで、前セクレタリー(現アジアディレクター)が代表(当時)のクラブのメンバーが「オウム真理教の信徒だみたいなこと」を書いた事実はありません。

注2)アクトクラブ員がブログを書いた事実も、ブログで批判した事実はありません。

注3)これは学校での虐めや嫌がらせで良く見られる典型的なパターンであり、加害者は必ず、「みんな」とか「全員」という言葉を使って、あたかも「全員」がそうであるかのような印象操作を施して発言し、周囲に同調圧力をかけるわけです。

「日本のクラブ員が全員傷付きました」という証言も全く同じであり、こうした発言こそが”いじめ”や”いやがらせ”をしていることの動かぬ証拠と言えるでしょう。

【TICAルール改正案】2017 Spring Board Meeting 議案から(7)

昨日の続きになりますが、 ショーシュケジュールの入れ方について、Show Rule 22.1.2.2が適用されるのは、 必ずしも同一リジョン内に限らないという点は留意が必要です。

22.1.2.2が適用されるのは500 miles (805 km)以下の場合になりますが、日本を中心に近隣諸国・地域にある主な2つの都市のショーで、22.1.2.2が適用される(×、基本的に同じ週末に開けない)、22.1.2.2が適用されないか(○、同じ週末に開ける)を示してみます。

【日本国内】(アジアリジョン内)

×東京-大阪(約400km)

×東京-広島(約680km)

×名古屋-福岡(約623km)

×上田-福岡(約780km)

×静岡-福岡(約750km)

○東京-福岡(約886km)

○東京-札幌(約835km)

○名古屋-札幌(約958km)

【日本と韓国】(国違いの同一アジアリジョン内)

×福岡-ソウル(約540km)

×北九州-ソウル(約580km)

×広島-ソウル(約607km)

○大阪-ソウル(約830km)

【韓国、中国/台湾】(アジアリジョンとINリジョン)

×瀋陽-ソウル(約561km)

×大連-ソウル(約492km)

×青島-ソウル(約611lm)

○上海-ソウル(約874km)

○北京-ソウル(約954km)

×上海-台北(約685km)※INリジョン内

○上海-大連 (約856km) ※INリジョン内

○上海-北京(約1070km) ※INリジョン内

※本日も2本をアップする予定に しています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月15日 (月)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(33)

◆続・前セクレタリー(現アジアディレクター)のクラブにおける「出陳拒否」について

裁   判   官:「そうすると4月29日の問題性云々よりも、その後に屋和田さんたちが載っ
          けたブログの内容がけしからんと、そういうことですか」


前セクレタリー:「もう余りにも、余りにも冒瀆(注1)しています

裁   判   官:「それが要するに、出陳拒否の理由だと、こういうことになるんですか」

前セクレタリー:「少なくとも、うちはそうです(注2)

注1)「冒瀆」とは「神聖なもの、清浄なものを侵し、穢すこと」(大辞泉)を意味しますが、前セクレタリーは「何を」、私たちが「冒瀆して」いると言っているのか、そして、その「何」かがどのように「神聖なもの」「清浄なもの」と言えるのかについて何も明らかにしていないので、意味不明な証言となっています。

注2)いずれにしても、この証言によって前セクレタリー(現アジアディレクター)のクラブにおける「出陳拒否」の理由が2013年4月29日のアクトのショーにあるのではなく、アクトのブログにあるらしいことが明らかになりました。

その意味では、前アジアディレクターがオーナーのクラブの「出陳拒否」とは、同じようにShow Rule23.6.5を適用していても、具体的な
理由らしき事情は全く異なるということが分かります。

【TICAルール改正案】2017 Spring Board Meeting 議案から(6)

ショースケジュールの入れ方について、アジアリジョンではTICAが定めたルールとは異なる独自方式を取り入れていますが、ルールはルールですので、あくまでTICAのShow Rulesを押さえた上で運用していかねばならないことは言うまでもありません。

今回、Show Rule 22.1.2.2について、改正案が出ています。

これは、同じ週末に別々のクラブのショースケジュールが重なって入った場合にどうするかを規定したもので、改正案では22.1.2.2に、「
as shown on the show calendar on the official TICA website」を新たに加えるとしています。

つまり、全体として以下のようになります。

22.1.2.2 If there are multiple show requests for the same show weekend
(as shown on the show calendar on the official TICA website), shows may be held within 500 miles (805 kilometers) of each other only with both A and B below:
A. Written permission from the show managers, and
B. Written permission of the regional director or regional directors if the show requests
are from multiple regions. The first club that requests a show date is authorized to have the show.

アジアリジョンでは独自方式を重視する余り、TICA本来のルールがなおざりにしがちですが、Standing Rule 202.4.4.1で以下のように規定されていることを忘れてはなりません。

202.4.4.1 The show information must be submitted for publication to the show calendar on the official TICA website at least 30 days prior. In addition to this, clubs are encouraged to use other available means to publicize their shows.

今回のルール改正も、「
show calendar on the official TICA website」が第一義的に重要であり、これを基準に他の関連ルールが成り立つことを明確化するものと言えます。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月14日 (日)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(32)

◆前セクレタリー(現アジアディレクター)のクラブにおける「出陳拒否」について

原告側弁護士:「屋和田さんは、ショールールその他、TICAのルールにその後、その後と
          いうか、4月29日以降、何か違反したことがあるんですか」

前セクレタリー:「ないです

ここで裁判官、自らが尋問する。

裁   判    官:「ショールールに違反しているということで、出陳拒否をされたんですね」

前セクレタリー:「はい

裁   判   官:「ちょっとよく分からないのが、25年4月29日のショーの開催の仕方が悪
          かったから出陳拒否なのか
(注1)、ディレクターの要請に従わなかったか
          ら出陳拒否なのか
(注2)、メーリングリストがいわゆる炎上と呼ばれる大
          騒ぎになってしまった、そういう言ってみれば騒ぎを起こす火種を作ってし
          まったから出陳拒否なのか
(注3)、そのあたりがよく分からんのですけど
          も、どこでどう考えたらよろしいですか」

前セクレタリー:「
おっしゃるとおりです。よろしいでしょうか。出陳拒否の最大の理由は、
          屋和田珠里さんというのは○○○○さん(アクトクラブ員)が役員もやっ
          てるし、4月29日のショーの先ほど言ったように、いわゆる総責任者でし
          た。で、そのお二人がやってる(注4)アクト・キャット・クラブのブログ、そ
          れが問題なんです


注1)注2)注3)TICAのルール上、裁判官が挙げたこれらの理由で「出陳拒否」することはできません。

注4)前セクレタリーは「そのお二人がやってる」と証言しましたが、事実ではありません。アクトのサイト、ブログは私がやっているのであって、アクトクラブ員のアドバイスや指摘、提案等は受けても、それはその他の方々からの様々な要望や意見、指摘を受けるのと全く同様です。

そして、それはとりもなおさず、4月29日のショーとは全く関係なかったことを意味することになります。

2017年5月13日 (土)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(31)

◆続・当時のTICA会長による「TICA TREND」のメッセージについて

被告側弁護士:「このコメントが出た後の屋和田さんの対応ですけれども、対応に鑑みて、
          これはあなたからの判断になりますけれど、こういったルールの盲点や解
          釈に挑戦するようなことは控えて
(注1)、スポーツマンシップに則って
          ショーを開催すること(注2)が期待できる状況にあったんですか」


前セクレタリー:「それはアクト・キャット・クラブがということですか

被告側弁護士:「屋和田さんがということでいいと思いますけど…」

前セクレタリー:「もうまるで反省されてませんでしたね、それに対しては(注3)

被告側弁護士:「そうすると、同じような事態になる可能性がある(注4)というふうにお考え
          になったということでよろしいですか」


前セクレタリー:「もちろんです

注1)昨日も指摘しましたが、そもそも当時のTICA会長は「TICA TREND」のメッセージにおいて、4月29日のアクトショーと特定して書いた事実はなく、「ルールの盲点や解釈に挑戦する」とも書いていませんでした。

少なくとも、「ルールの盲点や解釈に挑戦する」とのくだりは、被告側が恣意的な印象操作を施した和訳に基づいたものであり、仮にこのメッセージがアクトを指していたとしても、事実無根の”罪”を着せられたというほかありません。

注2)この部分も同様ですが、仮にこのメッセージが4月29日のアクトショーを指すものだったとしても、当時のTICA会長は、スポーツマンシップの精神に立った上で、何が問題であったかについて一切明らかにしていないのです。

全ては、被告側が印象操作によって流布した邪推や臆測の延長線上で話しているに過ぎません。

注3)「反省」するもなにも、前セクレタリーが証言したところの「それに対して」の「それ」が、「ルールの盲点や解釈に挑戦するようなこと」であるのなら、被告側の恣意的な印象操作を施した和訳に基づいた主張であり、「反省」する必要など何ひとつないことが分かるかと思います。

注4)上記注1)~注3)で指摘したように、全ては恣意的な印象操作を施した和訳に基づいたものであり、「同じような事態になる可能性」などあるはずがありませんでした。

アクトはその後も、それまで通りに同様のショーを開催してきましたが、何の問題も起きておらず、そのことが「同じような事態になる可能性」などあるはずないことの証左となるでしょう。

敢えて言うなら、2015年4月の”動物虐待”まがいのショーこそ、スポーツマンシップの精神に欠け、「ルールの盲点や解釈に挑戦」して失敗した事例となるのではないでしょうか。

このショーでは、”動物虐待”まがいの行為までしてキャットカウントを増やしたことで、10のリング全てでベストを獲った猫がTICAアジアのベストキャットになりましたが、それと引き換えに主催クラブは「1000ドルの罰金」と「1カ月のショー禁止」処分を科せられたのです。

2017年5月12日 (金)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(30)

◆当時のTICA会長による「TICA TREND」のメッセージについて

被告側弁護士が前セクレタリーに、「乙第10号証の1」のメッセージ原文とその和訳を示す。

被告側弁護士:「先ほどTICAの本部のディレクターでしたっけ? ヴィッキー・フィッシャーさ
          んのお名前が出ましたけれど、ヴィッキー・フィッシャーさんのコメントという
          のは、ここの乙第10号証の2で日本語で書いてありますけど、このメッセー
          ジでよろしいですか」


前セクレタリー:「間違いないですね。はい(注1)

被告側弁護士:「それで真ん中あたりに、TICAのディレクター全員は昨年度のショーシー
          ズンの終わりに前代未聞の数の苦情、劣悪なスポーツマンシップに対す
          る苦情申し立てを受けるという、誠に残念な事態に直面しましたとあります
          けれども、苦情の対象は4月29日のショーということでよろしいですか」


前セクレタリー:「間違いないです(注2)

被告側弁護士:「それでそっから数行下に、ルールの盲点や解釈にまで勝つことがそれほ
          どに重要でしょうかとありますけれども、4月29日のショーはルールには反
          してないけれども、ルールの盲点や解釈に挑戦して、結果として前山さん
          の猫が勝ったということを意味して書いているということでよろしいですか
          ね」


前セクレタリー:「間違いないですね(注3)

注1)前セクレタリーは「間違いない」と証言しましたが、実は、この和訳は誤訳や印象操作を施した恣意的な翻訳となっていました。

このメッセージ原文と和訳は、多くの日本のクラブ代表者とジャッジが手にしたはずですが、その中の何人が原文と和訳を照らし合わせて読み比べ、原文通りの日本語訳になっているかどうかを確認したでしょうか。

おそらく大半、あるいはほぼ全員が被告側が配布した和訳を鵜呑みにし、原文を当たって確認するという基本動作を蔑ろにしたのではなかったでしょうか。

要は、意図的な印象操作を施した和訳によって、多くのクラブ代表者とジャッジが誤導されたというわけです。

注2)前セクレタリーは「間違いないです」と証言しましたが、何を以てして「間違いない」と証言したのか極めて不可解です。

第1に、このメッセージの中に「4月29日」のショーであると特定する記述は一切ありません。

第2に、メッセージ原文では、「Sadly, your Board of Directors dealt with an unprecedented number of complaints and allegation of poor sportsmanship at the end of the show season」と書いてありました。

これに対して、和訳は「まことに」に当たる英語がないにもかかわらず、「Sadly」を「まことに残念な」と誇張して訳していました。

単に「残念な」と、「まことに残念な」では「残念」の度合いが異なり、被告側が証拠として提出した日本語訳は、読み手に対して「まことに残念な」ことをしたかのような印象を植え付けていると言わざるを得ません。

第3に、メッセージ原文は「complaints」と「allegation」という異なる2つの単語を使い分けていましたが、和訳は両方とも「苦情」と訳しています。

「allegation」は①(弁明や口実などの)申し立て、主張、②「(不正行為について十分な証拠のない)申し立て、断言を意味し、「苦情」の意味合いはありません。

「allegation」を「苦情」と訳した和訳は、原告らが数多くの「苦情」を受けているかのような印象を植え付ける印象操作を施したと言わざるを得ません。

第4に、メッセージ原文にある「poor sportsmanship」は、「劣悪なスポーツマンシップ」と訳されていましたが、「poor」は「貧しい」「不健康な」「不十分な」「乏しい」「不足している」「不毛な」を意味し、この文脈において「劣悪な」と訳すことに合理性と正当性を見出せません。

「スポーツマンシップの精神に乏しい」、あるいは「スポーツマンシップに欠けた」と訳すべきところを、敢えて「劣悪なスポーツマンシップ」と訳すことは、アクトのショーを指すものでなかったとしても、被告側が悪い印象を植え付ける印象操作を施していると言わざるを得ません。

注3)被告側弁護士は、「ルールの盲点や解釈に挑戦してまで勝つことがそれほどに重要でしょうかとありますけれども…」と尋問し、さらに「ルールの盲点や解釈に挑戦して、結果として前山さんの猫が勝ったということを意味して書いているということでよろしいですかね」と聞き、前セクレタリーは「間違いないですね」と証言しました。

しかし、どれだけのクラブ代表者とジャッジがこの部分のメッセージ原文に立ち帰り、本当にそう書いてあるかどうか確認したでしょうか。

原文にはこう書いてありました。「Is winning so important that we will resort to testing the limits of the rules to win?」

この原文のどこに、「盲点や解釈に」という英語が書いてあると言うのでしょうか?

それにもかかわらず、この和訳は「ルールの盲点や解釈に挑戦してまで勝つことがそれほど重要でしょうか?」と訳していたのです。

「盲点」は英語で「blind side」あるいは「blind spot」であり、日本語の「盲点」の意味は「気づかずにうっかり見落としてしまう事柄」(三省堂「大辞林」)をいいます。

メッセージ原文に書いてない「盲点や解釈に」を加えることで、和訳を読んだ人は、あたかもルールの「盲点」を突き、あたかもルールの「解釈」に挑戦して「勝ち」を手に入れたという先入観を植え付けられたというわけです。

これは明らかに恣意的な印象操作を施した日本語訳と言わざるを得ません。

【TICAルール改正案】2017 Spring Board Meeting 議案から(5)

International(IN) Regionについては再編が計画され、この5月1日からSouth Pasific Region(仮称)が新たにできる予定でしたが、延期になりました。

現状では、2018年1月のボードミーティングで改めて話し合われる予定になっており、スケジュールとしては早くて2018年5月1日からの発足となりそうです。

名称については「Pacific Rim Region」「South East Asia Region」などが挙がっていますが、やはり2018年1月のボードミーティングで名称案が提案され、ボードメンバーの投票で決まるとのことです。

なお、INリジョンに関しては、中国が急成長し、TICAのショーも数多く開かれるようになってきたものの、いろいろな問題も顕在化しており、18日から開かれる今回のボードでも何らかの話し合いが持たれることになるようです。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月11日 (木)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(29)

◆続・前セクレタリーが代表(当時)のクラブにおける「出陳拒否」について

原告側弁護士:「サスペンションリストにはいつ入れたんですか」

前セクレタリー:「プロテストを出しただけです(注1)

原告側弁護士:「プロテストですか」

前セクレタリー:「はい。TICAに対するプロテストを出したと思っています、確か…

注1)とても理解に苦しむ証言です。「いつ入れたのか」と聞かれているのに、時期を答えず、「プロテストを出しただけです」と証言したわけです。

どうもこの「プロテスト」というのは、前セクレタリーが2014年3月11日付けでTICA本部に提出したものと思われます


そして、前セクレタリーは、「サスペンションリスト」に入れたことを自ら否定するかのように、「プロテストを出しただけです」と証言したわけです。

この証言により、アクトクラブ員をこのクラブの「サスペンションリスト」に入れた事実はなく、「プロテストを出しただけ」であったことが明らかになったと言えるでしょう。

そもそも、「プロテスト」を提出することと、クラブの「サスペンションリスト」に入れることはTICAのルール上も全く違う手続きです。

従って、前セクレタリーが「出陳拒否」の根拠としていた、「23.6.3(当クラブにおいて依頼人はサスペンションリストに入って居る)」を適用し出陳拒否をしました」というのは”嘘”だったということになります。

【TICAルール改正案】2017 Spring Board Meeting 議案から(4)

Judging Programに入るにあたって所有する(あるいは繁殖した)猫の「称号」の要件に関する改正案も提案されています。

現在はJudging Program 42.3.1.3.4において、ブリーダーの場合は「One of the three unaltered cats must have received a Regional Win in the Top 25 Allbreed Cats」と規定されています。

改正案では、これを「One of the three unaltered cats must have received
score of 4000 points or more」にするというものです。

ブリーダーでない場合は42.3.2.3において、「Have achieved a minimum of three Regional Wins in the Top 10 Allbreed Cats or Alters」となっています。

改正案では、これを「Have achieved a minimum of three
Cats or Alters with a score of 5000 points or more from the primary body type and coat length」に変更するとしています。

提案者によると、2015-16年度ショーシーズンにおいて、各リジョンのポイントを比べると、25位のAllbreed Catは736~6543点(アジアリジョンは6518点)、10位のAllbreed Catは1216~9331点(同9318点)、10位のAlterは478~8963点(同7046点)でした。

リジョンによって「RW」の獲得ポイントに
これだけ開きがあるのは不公平とのことで、「称号」を要件とするのではなく、アワードポイント自体を要件とするように求めています。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月10日 (水)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(28)

◆続・前セクレタリーが代表(当時)のクラブにおける「出陳拒否」について

原告側弁護士:「あなたの出陳拒否の理由は、23.6.3(注1)も該当すると言っていますね」

前セクレタリー:「陳述書に書いてありますか

原告側弁護士が前セクレタリーに対し、「甲第47号証」のファクシミリ(注2)を示す。

原告側弁護士:「いえ。これはあなたの出陳拒否に対する書類ですけれども、23.6.3、サス
          ペンションリストに入っているというふうに書いてありますけど、そうじゃな
          いですか」


前セクレタリー:「これは、はあ、はあ、はあ、なるほどね。サスペンションリストに入って
          る…


原告側弁護士:「サスペンションリストに入ってるんですか?」

前セクレタリー:「当時、それはいつ付けのものだったか、僕もちょっと…。○○さん(原告
          側弁護士)に出したのがいつ付けのものだったんだろうかな。要は…


原告側弁護士:「いや。入ってるんですか、入ってないんですか?」

前セクレタリー:「それ書いたんだから、入ってるでしょうね(注3)

注1)Show Rule 23.6.3 Exhibitor's name is on club or TICA Temporary or Permanent Suspension List.

注2)前セクレタリーは2014年10月16日、原告側弁護士の事務所に1枚のFAXを送っており、そこには「23.6.5及び23.6.3(当クラブにおいて依頼人はサスペンションリストに入って居る)」を適用し出陳拒否をしました」と書いてありました。

注3)前セクレタリーのクラブにおける「サスペンションリスト」に何人載っているか分かりませんが、23.6.3を適用して「出陳拒否」しますという文書を原告側弁護士に送り付けておきながら、あたかも忘れていたかのような証言は極めて理解に苦しみます。

このクラブで「サスペンションリスト」専任の担当者がいて、そのクラブ員に任せっきりにしてあったというのなら、「入ってるでしょうね」という他人事のような証言でも分からないでもありませんが、おそらく前セクレタリーが中心となってリストに入れたとしか思えません。

【TICAルール改正案】2017 Spring Board Meeting 議案から(3)

今回、紹介するルール改正案は、ジャッジとサバンナ(SV)ブリーダーにとっては重要と言えそうです。

実は、中国におけるショーで、「明らかに外見上、Serval Catと思われる猫」が「F1 Savannah」として”認定”されたことが物議を醸しています。

そのショーに参加していた3人のジャッジが、その猫が「01T」の「Registration Status Codes」を持つ「F1 Savannah」として”認定”したことに関してです。

ここで少し、「Registration Rules」についておさらいしましょう。

TICAナンバーの冒頭には3文字(数字)の記号が付いており、一般的に「SB」+「T」や「V」や「P」などとなっています。

「SB」はStud Book Codesの頭文字で、「SB - The cat has no cats which are unknown, unregistered, or of another breed or breed group within a standard three generation pedigree」を意味します。

例えば「SBT」だと、最後の「T」はTraditionalの頭文字で、「T- Only the breed in question within a threegeneration pedigree」、「SBV」なら「V」はVariantの頭文字で、「V - Crosses outside the breed but within the group within a three-generation pedigree」を示します。

では、「01T」は何かというと、「01」はAncestry Record Codesを示し、「01 - The cat has at least one unknown or unregistered parent」を意味します。(※このCodesは「SB」に該当しない場合に使い、「01」~「03」まであります)

つまり、3人のジャッジが「01T」と”認定”したということは、この「明らかに外見上、Serval Catと思われる猫」が、「The cat has at least one unknown or unregistered parent」で、かつ「Only the breed in question within a threegeneration pedigree」であるとなります。

しかし、TICA登録証のCodesを良くご存知のジャッジ、ブリーダーなら、ここまでの話でお分かりかと思いますが、「明らかに外見上、Serval Catと思われる猫」が「01T」であるはずがなく、「F1 Savannah」であるはずもないのです。

このような事態を受け、SVブリードコミッティーのメンバーが同コミッティーを代表して「Registration Rules」の改正案を出しました。

次の項目を加えるというものです。

36.3.1.3. Any cat descended from a nondomestic feline source and whose appearance is so similar to that of the nondomestic source species as to be indistinguishable from it, shall only be registered as the nondomestic source species and not as the TICA registered domestic breed, and be allocated the code 01S (see 36.8.2.5).

要は、中国のショーで現れたような、「明らかに外見上、Serval Catと思われる猫」」の場合、「01T」ではなく、「01S」とすべきだという提案です。

ちなみに、「S」はSpeciesの頭文字で、「Outcrosses to species other than Felis catus/Felis domesticus. Such crosses may be used in foundation breeding
programs but are by definition considered non-permissible」と定義付けられています。

SVコミッティーにしてみれば、中国のショーで起きたようなことを放置しておくと、今後、「明らかに外見上、Serval Catと思われる猫」が「SBT Savannah」として審査される事態に発展しかねないと憂慮しているようです。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月 9日 (火)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(27)

◆前セクレタリーが代表(当時)のクラブにおける「出陳拒否」について

原告側弁護士:「あなたのクラブも出陳拒否をしてますね」

前セクレタリー:「はい

原告側弁護士:「この理由は先ほどおっしゃったように23.6.5ですか」

前セクレタリー:「
そうです

原告側弁護士:「それのどこに当たるんですか」

前セクレタリー:「どこに当たる?

原告側弁護士:「何に当たるんですか」

前セクレタリー:「何に当たる?

原告側弁護士:「23.6.5の何に具体的に抵触するんですか」

前セクレタリー:「
ショーのあり方とか、クラブ員の繁栄を阻害することですね

原告側弁護士:「どうしてクラブ員の繁栄を阻害するんですか」

前セクレタリー:「それは365日、アクト・キャット・クラブのブログにいろんな批判をされれ
          ば、それは阻害されてます。当然…
(注1)

注1)どうも前セクレタリーは(前アジアディレクターも同様だと思えますが…)、「批判」と「非難」の意味の違いを理解していないようです。

「非難」は「人の欠点や過失などを取り上げて責めること」(大辞泉)、「批判」は「人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること」(同)であり、日本語の意味の違いを正確に理解していれば、私のブログが全て批判的な視点で書かれていることが分かるかと思います。

前アジアディレクターもそうですが、私がブログで誰かを「非難」したという主張は全く当てはまりません。

もうひとつ、この証言で重要な点は、前セクタリーは自らが「陳述書」などで使ってきた「非難」という言葉ではなく、ここでは「批判」という言葉を使い、「いろんな批判をされれば…」と、証言を変えたことです。

いわば、ここに来てようやく、前セクレタリーは「非難」ではなく、「批判」であることを認めたとも考えられます。

しかし、そうなってくると、前セクレタリーは自分の証言で自分の”首”を締めることになるなりかねません。

「批判」とは、「誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること」ですから、そうすることがどうしてTICAや「クラブ員の繁栄を阻害する」ことになるのかという疑問が出てきてしまいます。

前セクレタリーにあっては、「人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること」がどうして、23.6.5に該当するのか、立証責任を負うと私は考えます。

【TICAルール改正案】2017 Spring Board Meeting 議案から(2)

Annual Board Meetingの開催場所については2つの改正案が提出されています。

1つは、現在の開催場所のローテーションに関するもので、現在のStanding Rulesでは

【現状】109.1.1.1 The rotation for the Annual Conventions shall be: Mid Pacific - 2010, Mid Atlantic - 2011, Great Lakes - 2012, Northwest -2013, Northeast - 2014, International - 2015, Southwest - 2016, South Central - 2017, Southeast - 2018.

となっているものを、以下のように変更するというものです。

【改正案①】109.1.1.1 The rotation for the Annual Conventions shall be: South Central – 2017, Southeast – 2018, Mid Pacific – 2019, Northern Europe – 2020, Mid Atlantic - 2021, Great Lakes - 2022, Northwest -2023, Northeast –2024, Southern Europe -2025, Southwest – 2026, South Central – 2027.

さらに、もう1つ別の議案は開催場所を平等にローテーションで回そうというもので、具体的な開催場所をいちいち決めるのではなく、109.1.1.1を以下のようなルールに差し替えるというものです。

【改正案②】
109.1.1.1 The rotation for the Annual Convention shall rotate equally between all 14 regions.

もし、改正案②が通れば、アジアリジョンでも14年に1回、「Annual Convention」を開催することになりますが、日本は検疫が厳しいという特殊事情もあり、仮にこの改正案が通っても、現実的に日本で開催するのは難しいでしょう。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月 8日 (月)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(26)

◆続・アクトに対する1年間の「活動自粛」提案について

原告側弁護士:「弁明も聞かずに、アンケートをとっただけで、1年間の活動停止勧告など
          をされたら、その手続きはおかしいんじゃないかと書いても不思議じゃない
          ように思いますけど、どうですか」


前セクレタリー:「大体、1年間の…

原告側弁護士:「いや、どうですか?

前セクレタリー:「はい?

原告側弁護士:「そういう杜撰な手続きについて、それはおかしいんじゃないかと書いても
          不思議はないように思いますけど、どうですか?」


前セクレタリー:「おかしくありません(注1)

注1)原告側が問題している「1年間の活動自粛」要請における手続き上のポイントは2つです。

1つは、単にアンケートをとっただけで、1年に及ぶ「活動自粛」を要請する根拠として十分なのかどうかという点です。

TICAのルール上、そういう手続きは定められていませんから、TICAアジア独自の慣習的な手続きとして認められるかどうかですが、もし前セクレタリーの言うように「おかしくありません」ということであるなら、今後もクラブ代表者・ジャッジのアンケートの多数決で、クラブに対し、「1年間の活動自粛」を要請できるということになります。

もう1つは、弁明を一切聞かずに、1年間に及ぶ「活動自粛」を要請できるかどうかという点ですが、これについても前セクレタリーは「おかしくありません」と証言していますから、今後もTICAアジア内ではクラブに対して何らかの”制裁”あるいは”処分”を科すような要請をする場合、弁明を一切聞く必要はないということになります。

しかし、私は、前セクレタリーのこうした感覚は非常識であり、少なくとも社会通念上の一般常識とはかけ離れていると思っています。

たとえ、否定すると分かっていても、弁明を聞く機会は設けるべきですし、単なるアンケートを実施するだけでは”制裁”や”処分”つながる要請をする十分な根拠に欠けると考えています。

【TICAルール改正案】2017 Spring Board Meeting 議案から(1)

いつもは開催前の1カ月にはTICA本部サイトにアップされていたボードミーティングの「Agenda(議案)」が、今回は18~21日の開催を控え、いまだに正式に発表されていません。

ただ、いくつかの議案は明らかになっていますので、TICAアジアメンバーにも影響がありそうな主な項目についてお伝えします。

1つは、「LA(Lifetime Achievement)」「IW(International Winner)」「RW(Regional Winner)」の獲得要件に関するルール改正案です。

ボードメンバーのひとりが提案したもので、これらの「称号」については、TICAメンバーでなければ獲得できないようにすべきとしています。

Standing Rulesに以下のような新たな規定を設ける案が出ています。

【新ルール案】601.2.24 Only TICA members in good standing by the end of the show season are eligible to receive Lifetime Achievement Awards, International Awards, Regional Awards and any Breed Awards. This does not apply to owners of Household Pets and Household Pet Kittens. Titles up to SGC/SGCA/SGM can be claimed without being a TICA member.

このボードメンバーによると、あるリジョンでは「IW」「RW」を獲得した猫のオーナーの半分以上が、クラスによってはTICAメンバーではなかったということです。

狙いとしては、ルール改正を機にさらに多くの出陳者にTICAメンバーになってもらうことがあるようです。

TICAアジアではどうなっているか調べて見る必要があるかもしれません。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年5月 7日 (日)

【重要】アワードポイント訂正や各種変更手続きは本日中に!

毎年のことですが、改めて注意喚起のお知らせです。

前年度のアワードポイントの訂正、オーナー変更、リジョン変更、カラー変更等の手続きは原則、5月7日が締め切り(日本と米国との時差の関係で日本時間で明日までなら大丈夫かと思われます)となっています。

関連する「
Standing Rules」を掲載しておきますので、もし訂正・変更等があれば、できれば本日中(遅くとも明日午前中)に米国TICA本部に手続きを取って頂ければと思います。(※日本と米国では時差があるので、日本時間8日でも間に合うかもしれません)

特に、出陳者が自ら申し出てアワードポイント等を訂正する手続きは5月7日までしか受け付けてもらえませんので、注意して下さい。(※下記2つの目の項目)


【オーナー変更、リジョン変更等について】
601.2.11 For purposes of scoring, the transfer date on a Certificate of Registration is the date the transfer is received in the Executive Office. In order for the new owner to be shown on the awards, the transfer must be received in the Executive Office by January 1st; if the cat was shown only after the transfer then the transfer must be received in the Executive Office by May 7th. If the cat was shown only before the transfer then the old owner(s) will be furnished the award.

【アワードポイント等の訂正について】
601.2.17 The cutoff date for scoring corrections from exhibitors is May 7th. Any
corrections including corrections/additions/deletions of suffixes
must be received from exhibitors in the Executive Office in writing by May 7th.

【IW/RW表彰されるための要件等について】
601.2.19 Titles used for Regional and/or International awards will be the highest title which has been claimed and verified at the end of the show season or which the award is applicable. If the cat has earned a higher title, but that confirmation application has not been received in the Executive Office by May 7th, it will not be used for awards presentation.

カラーアワード受賞のためのカラー変更(カラー確定)について】
901.2 Color Awards. In order to receive a color award, cats must be registered in the correct color (color in which they were shown) by May 7th.

※実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問は休みました。

2017年5月 6日 (土)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(25)

◆続・アクトに対する1年間の「活動自粛」提案について

原告側弁護士:「屋和田さんがブログなどで、提案に賛成したクラブに対して非難を繰り返
          したというふうにおっしゃっていますけれども
(注1)、どういう非難をしたん
          ですか」

前セクレタリー:「具体的には覚えてません(注2)

原告側弁護士:「どこのクラブに対して非難したんですか」

前セクレタリー:「
私のクラブも非難されました

原告側弁護士:「じゃ、あなたのクラブは何と非難されたんですか」

前セクレタリー:「
それは、その後の話ですけれども、例えば○○○(前セクレタリーが代
          表のクラブ)のメンバー、その時、うちが出陳拒否をしたときだから、それ
          は前、その前、次の年ですかね…


原告側弁護士:「じゃ、その…」

前セクレタリー:「一例を挙げれば…

原告側弁護士:「活動停止の勧告に対して、あなたのクラブが非難されたわけではないん
          ですね」

前セクレタリー:「あったと思いますけどね。それはもういちいち細かい非難の内容まで覚
          えてませんが
(注3)、まあたぶん、その内容については裁判の方でき
          ちっと弁護士さんが出していると思いますけれども
(注4)、かなりありまし
          た、その非難がですね…


注1)前セクレタリーは、「乙第16号証」として提出した「陳述書」で、「ACCは活動を停止することなく、むしろ提案に賛成したクラブに対して屋和田さんが非難を繰り返す状態となってしまいました」と書いていました。

注2)前アジアディレクターもそうでしたが、前セクレタリーにおいても、せっかく裁判長を前に証言できるチャンスをどうして生かそうとしないのか不思議です。私が「非難を繰り返した」のであれば、具体的にどう非難したのか証言すれば良かったわけですが、どういうわけか絶好のチャンスを生かすことはありませんでした。

注3)これも不可解な証言としか思えません。「いちいち細かい非難の内容」であったとしても、証拠になるならそれを示して争うのが裁判であるはずですが、前セクレタリーにあってはどうもそうではないようです。

注4)被告側4人からは、私がブログで「非難」したとの内容について、どのブログの、どの文章の、どの表現が「非難」に当たるのか、証拠として提出された事実はありません。

2017年5月 5日 (金)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(24)

◆続・アクトに対する1年間の「活動自粛」提案について

原告側弁護士:「こういう活動停止の勧告をそういう弁明も聞かずアンケートを取るだけで
          決定するというのは、こういう立派な活動をしているTICAのやり方として杜
          撰な手続きではないですか」


前セクレタリー:「ないと思いますね

原告側弁護士:「なぜ杜撰だと言えないんですか」

前セクレタリー:「事実があるからです(注1)

原告側弁護士:「なぜ、代表者会議を開いて、アクトの言い分も話させた上で、そういう決
          定をしなかったんですか」


前セクレタリー:「まあ、当事者に言えば、必ずそれは違うというふうに言うでしょうから
          ね
(注2)

原告側弁護士:「じゃ、違うと言えないところで決めようと思ったということですか」

前セクレタリー:「うん。要するに、各クラブがどのように考えてるか、それのアンケートを
          とっただけです、まずは
(注3)

注1)「なぜ杜撰だと言えないんですか」と、手続きが「杜撰」であるかないかの理由を聞かれているのに、「事実があるからです」という証言はわけが分かりません。それに前セクレタリーが言うところの「事実」とは何のことを言っているかも不明です。

注2)実は、アクトに対する「活動自粛」提案を巡っては、「クラブ代表者・ジャッジミーティング」を開く予定もありました。

当時の元アジアディレクターが各クラブ代表者・ジャッジに送った2013年7月10日のメールによると、前アジアディレクターがオーナーのクラブと、前セクレタリーが代表のクラブの連名で「会議の呼びかけ」なる文書が添付されていたのです。

そこには「先日(6/16)のミーティングでは、会議の有り様の限度があってペナルティのようなお話ができませんでしたが、現状を踏まえて再度クラブ間の話し合いを下記議題で提案致します」と書いてありました。

さらに、「当該クラブがこれに応じない場合は、クラブ間で確認事項として決議し、その結果をアジアディレクターを通じてTICA本部へ報告します」とも書いてありました。

しかし、再度のクラブ間の話し合い、あるいは会議は開催されませんでした。

注3)前セクレタリーは「
アンケートをとっただけです」と証言しましたが、事実と異なります。

当時、元アジアディレクターが「アンケート」とともに配布した文書には、「ご意見等につきましては理事会に報告します」(2014年7月10日付け)、「ご意見等につきましてはTICA理事会に報告し、更に8月末に行われるボードミーティングに於いて発表させて頂きます」(2014年7月22日付け)と書いてあり、TICAのボードに対して同調圧力をかける”材料”として使うことが予め決まっていました。

2017年5月 4日 (木)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(23)

◆続・アクトに対する1年間の「活動自粛」提案について

原告側弁護士:「アンケートについては、例えばアクト・キャット・クラブや共同開催のクラブ
          はどう考えているかというようなことは知らされた上でのアンケートですか」

前セクレタリー:「
いや、それはなかったと思います(注1)

原告側弁護士:「あなたの陳述書には議決をしたというふうに書いてあるんですけれども
          (注2)
、いつ誰がどうやって議決したんですか

前セクレタリー:「議決をした…。もし書いていたなら、それ議決ではありませんね(注3)

原告側弁護士:「何ですか」

前セクレタリー:「
いわゆるアンケートをとって、まあ賛成多数という議決をしたという感覚
          で書いたと思います(注4)。私はそれは議決というのはね。だから…


注1)前セクレタリー(現アジアディレクター)にあっては、双方から主張や見解を聞くというような「公平性」や「中立性」という観点が全くないことが見て取れます。

どんな「手続き」でも、「デュープロセス
(Due Process=適正手続き)」が重要になるわけですが、前セクレタリーにあっては、この観点が全く抜け落ちていると言えます。

注2)前セクレタリー(現アジアディレクター)は、「乙第16号証」として東京地裁に提出した「陳述書」で、「1年間の活動停止を求める議題の提案をしました」「この結果、同提案に賛成のクラブ8、反対のクラブ1、回答なし・棄権のクラブ4となりましたが、議決自体には効力はない」と書いていました。

注3)これだけ杜撰でいい加減な「陳述書」は他に例を見ないように感じざるを得ません。しかも、証言の前に、「宣誓書」を読み上げているわけです。前セクレタリーはTICAの現ディレクターであるわけで、その人物がこうしたいい加減な「陳述書」を裁判所に提出するということは、TICAのボード全体の信用と評判を貶めるのではないかと深く憂慮します。

注4)日本大百科全書によると、「議決」とは「合議体が議事を決定すること。議案について可とする議決を可決、否とする議決を否決という。議決は通常、定足数を満たした出席者の多数決により行われる」となっています。

そもそも、「アンケート結果」を、「賛成多数という議決をしたという感覚」でとらえること自体、まともな「感覚」とは思えませんし、そうした「感覚」を裁判所に提出する「陳述書」に書く「感覚」もまた信じられません。

いくら猫という趣味の世界の出来事とは言え、決して許されてはならない「感覚」だと思います。

ましてや、TICAのディレクターやセクレタリー、クラブ代表者、ジャッジという立場の人間においては決してあってはならない「感覚」でしょう。

「アンケート結果」に過ぎないものを、「議決をしたという感覚」でとらえ、それを平然と流布するようなところに、この組織の根深い構造的な問題があると言わざるを得ません。

しかも、証人尋問で原告側弁護士が指摘したから明らかになったものの、もし原告側弁護士が尋問で質さなければ、「議決した」ことがTICAアジアにおいて”独り歩き”し、誰もそれを疑わなくなっていたであろうことを思うと、本当に恐ろしく思います。

2017年5月 3日 (水)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(22)

◆続・アクトに対する1年間の「活動自粛」提案について

原告側弁護士:「そういう会議を開催しなくても、メンバーから活動停止のようなことを求め
          ることできるんですか」


前セクレタリー:「メンバーからじゃありません

原告側弁護士:「じゃ、誰が?」

前セクレタリー:「ディレクターからです(注1)

原告側弁護士:「ディレクターはどういう権限でそのような活動停止を求めることができるん
          ですか」


前セクレタリー:「それは各クラブの要請があれば、それをちょっと聞いてみましょうという
          ことになりますね
(注2)

原告側弁護士:「各クラブに対しては、どういう手続きで意向を確認したんですか」

前セクレタリー:「もう各クラブそのものは受けてる事態というのは飲み込んでましたか
          ら、大体(注3)。文言がどういうふうだったかちょっと、僕、今ここではそら
          で言えませんけれども、要するに先ほどから言ってる…


原告側弁護士:「すいません、いいですか

前セクレタリー:「はい

原告側弁護士:「質問に答えて頂きたいんですけれども…」

前セクレタリー:「ええ、どうぞ

原告側弁護士:「各クラブは会議をやって決めたのか、どういうことでこの活動停止を求め
          ることを決めたんですか。やり方を聞いてるんです」


前セクレタリー:「アンケートを出しました

注1)ここで言う「ディレクター」は、当時の元ディレクターです。前セクレタリーの証言によれば、「活動自粛」を求めたのは「元ディレクター」ということになっています。

注2)「各クラブの要請があれば、それをちょっと聞いてみましょうということにな」るという証言は不可解と言わざるを得ません。

各クラブの要請があったなら、まず、その「要請」自体に合理的な妥当性があるかどうかを判断すべきであり、右から左へ「ちょっと聞いてみましょう」となるはずがありません。


結果的に当時の元アジアディレクターにおいては、前セクレタリーの証言どおり「ちょっと聞いてみましょう」ということになったわけですが、元アジアディレクターは、どのような合理的な妥当性があったからアンケートしたかについては全く明らかにしていません。

注3)前セクレタリーは、「各クラブそのものは受けてる事態というのは飲み込んでましたから、大体…」と証言しましたが、実際は各クラブ代表、各ジャッジとも、何ひとつ事実関係を正確に把握していなかったと言えます。

もし、「飲み込んで」いた「事態」なるものがあったとしたなら、それは前セクレタリーや前アジアディレクターらが流布した、事実に基づかない”風説”であり、印象操作を施した邪推や臆測に過ぎませんでした。


そして、前セクレタリーや前アジアディレクターにおいて、そうした邪推や臆測を膨らませることになったのは、メーリングリストをよく読まず、表面だけなぞって事実を捻じ曲げて前セクレタリーと前アジアディレクターに伝えた人物がいたからに他なりません。

少なくとも、前アジアディレクター、前セクレタリーとも英語に堪能ではなく、メーリングリスト自体も読んでいないと証言しているわけですから、このメーリングリストの内容を伝えた人物が内容を正確に伝えていれば、もしかしたら現在のような大混乱にはなっていなかったかもしれません。

2017年5月 2日 (火)

【重要】アルターの「ファイナル要件緩和」、延期へ

日本では、世界に先駆けて明日から今シーズンのショーが始まりますが、今シーズンから導入が予定されていた「アルタークラスのファイナル要件緩和」は延期となっています。

ABリングならカウント10頭まで”漏れなくファイナル”(カウントが11頭~24頭の場合もトップ10ファイナル)と思ってエントリーされた出陳者がいらっしゃいましたら、そうはなりませんので注意して下さい。(従来通り、カウント5頭までが”漏れなくファイナル”です

このルール改正案については、2016年8月31日~9月2日のアニュアルボードミーティングで賛成多数で可決、さらにその後に行われたメンバー投票(Proposal 3:Amend Show Rules 212.3 and 212.4)でも賛成多数(735票、64.9%)で可決していました。

Show Ruleも改正カ所が赤字で表示されていましたが、延期に伴い、現在は元に戻され、これまで通りのルール内容になっています。

なお、延期の理由ですが、TICA本部のシステム変更の対応の遅れが問題のようです。

今回の延期を機に世界のメンバーの間からは改めて、アルタークラスだけの「ファイナル要件緩和」(それもABリングだけという…)を巡る問題点の指摘などが出ています。


アニュアルのボードミーティングで可決され、メンバー投票も実施して可決されたルール改正が予定通り実施されないのは極めて異例と見られます。

※アルタークラスの「ファイナル要件緩和」のメンバー投票については
http://actcatclub.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/1-389f.html
http://actcatclub.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/tica3-d40c.html


※アルタークラスの「ファイナル要件緩和」の問題点については
http://actcatclub.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/1-d4ed.html

※アルタークラスの「ファイナル要件緩和」のボード決議については
http://actcatclub.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/index.html
http://actcatclub.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/98-2a35.html


※実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問は休みました。

Global Standardな「常識」と「良識」の重要性

猫界は昨日から新しいシーズンに入りましたが、私のほうはと言うと、今日ようやく前シーズンを終えることができました。

Lisaさんは昨日、日本を発ち、Vladaさんは今日午前、帰国の途に着かれました。

実は、Lisaさんが生魚が苦手な一方、Vladaさんは大好きということで、食事の場所選びにちょっと戸惑いましたが、それでも銀座で「しゃぶしゃぶ」、浅草で「すき焼き」など、日本の食文化の一端をご紹介しました。

昨夜はVladaさんお一人ということもあり、銀座のお寿司屋さんでお店の”裏メニュー”も含めていろいろなお寿司を堪能して頂きました。


Photo

《このお店の有名な「サーモンスキンロール」》

Vladaさんは日本酒を気に入られたようで、「獺祭」をはじめ、いろいろな純米大吟醸や純米吟醸酒を試されていました。

ロシアでお寿司というと、巻物が中心とのこと…。そこで、お寿司屋さんではロシアでは食べられないであろう巻物も作ってもらい、味わって頂きました。

「山葵巻」「お新香サラダ巻」「カリ梅巻」「納豆巻」--。「納豆」は初めてだったようですが、「不思議な味ね」といいながら残さず食べられていました。

今回、とても貴重な体験ができたのは、米国のジャッジさんと欧州のジャッジさんをお招きし、お二人を交えてお話しをお聞きする機会を得られたことです。

欧州で起きていること、米州で起きていること、そして最近の中国での状況など、ワールドワイドに様々なお話を伺うことができました。

そして、どこでどんな問題が起きていたとしても、大切なのはTICAのルールに精通していることの必要性、グローバルスタンダードな常識と良識を持ち合わせていなければならない重要性を改めて認識しました。

※本日も2本をアップす る予定にしています。”夕刊”の配信は17:00の予定です。

2017年5月 1日 (月)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(21)

◆アクトに対する1年間の「活動自粛」提案について

原告側弁護士:「次に活動停止を求めたということについて伺いますけれども、アクト・
          キャット・クラブに対する活動停止というのは、どのような手続きで提案さ
          れたんですか」


前セクレタリー:「7月の時点で、平成25年7月の時点で、私、□□□(前セクレタリーのク
          ラブ名)と○○○(前アジアディレクターがオーナーのクラブ名)の提案
          で、発行はアジアディレクターの△△さん(当時のアジアディレクター)が
          各クラブに対して、今回いわゆる日本のクラブそのものが世界からバッ
          シングを受けるような形になりそうなので、いわゆるそういう文言はちょっ
          と忘れちゃいましたけれども、要はけじめをつけるために、アクト・キャッ
          ト・クラブと共同開催したクラブに対して1年間の活動自粛を要請しましょ
          うということになりました


原告側弁護士:「1年間の活動停止というのは、かなり厳しい処置なんですけれども、そう
          いう処置をTICAアジアあるいはTICAの日本の組織においては求めること
          ができるというような決まりはあるんですか」


前セクレタリー:「ですから、あの

原告側弁護士:「あるんですか、ないんですか」

前セクレタリー:「お願いしただけで、ないです(注1)

原告側弁護士:「活動停止を求めるために、何か代表者会議、クラブ代表者会議など開催
          したんですか」


前セクレタリー:「しません(注2)

注1)前セクレタリーにしろ、前アジアディレクターにしろ、「手続き」というものを無視した杜撰なやり方をしていることがはっきり分かるかと思います。

「活動自粛」を要請するにしても、組織内に「要請」の「手続き」が定められていて然るべきですが、TICAアジアにはそのような「手続き」は全く定められていません。

いわば、根拠も証拠も示さず、勝手な「臆測」に基づいて、勝手に「要請」し、勝手に「意識調査」を実施し、勝手にTICA本部に提出したというわけです。アクトとしては、こうした一連の行為すべてが悪質な「いじめ」「嫌がらせ」以外の何ものでもないと考えているのです。

このことについては、前アジアディレクターと元アジアディレクターに対して起こした「いじめ・嫌がらせ」訴訟の中で、はっきりするかと思います。

注2)
前セクレタリーは活動自粛を求めるために、代表者会議やクラブ代表者会議など開催していない旨を証言しましたが、前セクレタリーが「乙第16号証」として東京地裁に提出した「陳述書」では、「平成25年6月中旬に日本の各クラブ代表者が集まって対応に関する緊急会議を開きました」と書いていました。

今シーズンLast Show、みなさまのご協力に感謝します!!

昨日は、たくさんのみなさまのご協力とご支援を頂き、今シーズン最後を飾るショーを開催することができました。改めて心より感謝申し上げます!

今回はラトビア共和国からVlada Beninyaジャッジ(お住まいはロシア)、米国からLisa Dickieジャッジをお招きしました。

VladaさんはPS、MCのブリーダーで、リサさんはHIのブリーダー。お二人とも、日本でジャッジをするのは約1年半ぶりになります。(※Vladaさんは2015年11月のショー以来、Lisaさんは同12月以来です)

TICAアジア(特に日本)の状況については、来日されるジャッジさんもよくご存知であり、今回もお二人とは様々なテーマについてとても有意義な意見交換ができました。

ショーのほうも、小規模ながらアットホームな雰囲気の中、スムーズに進めることが出来ました。

出陳者の方からは、海外のジャッジさんのためにアヤメをお贈り頂き、それをリングに飾らせて頂きました。


Photo
《あやめとコイのぼりをリングに飾りました=Vladaさん》

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《International Region(IN)のディレクターでもあるLisaさん》

今回も千葉県成田市の出陳者の方からは、「唐揚げ」や「アサリご飯」「おいなりさん」などたくさんの差し入れを頂き、”モーニングブッフェ”を開催しました。


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《いつも大好評の「唐揚げ」。午前中の早い時間に売り切れてしまいました…》

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《モーニングブッフェの「あさりご飯」や「おいなりさん」。このほかサラダも差し入れて頂きました》

このほかにも、多くの出陳者のみなさんから差し入れを頂き、ジャッジさんも驚かれていました。


Photo_5
《「スカイベリー」と「やよい姫」の食べ比べ》

Photo_6
《差し入れて頂いた「パウンドケーキ」とイチゴをセットに…》

前回に続いて特別な感謝をお伝えしなければならないのはクラークのみなさんです。

ルール、ショーの進行にも精通されているベテランブリーダーの方をはじめ、みなさんのスムーズなクラーキングスキルによって、スムーズにショーが進みました。

クラークの方々はみなさん遠方よりお越し頂いており、この場を借り、改めて感謝申し上げたいと思います。

出陳者のみなさんにおかれましても、遠方にもかかわらずお越し頂いた方々が何人もいらっしゃり、本当に感謝しております。

特に今回は米国、韓国からもブリーダーさんやオーナーさんがいらっしゃり、国際色豊かなショーとなりました。

なお、今回はロゼットの代わりに「ぬいぐるみ」をご用意させて頂きました。(別のクラブさんの”二番煎じ”ですが…)


Photo_7

《大きいのから小さいのまで、サイズがバラバラですみませんでした…》

今シーズンは本当に大変でしたが、海外を含めて多くの方々のご尽力を得て、どうにかシーズンを終えることができました。本当にありがとうございました!!

※本日のブログは昨日昼にアップしたものを加筆・修正し、画像を加えました。

※本日も2本をアップす る予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

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