実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(35)
◆続・前セクレタリー(現アジアディレクター)のクラブにおける「出陳拒否」について
裁 判 官:「それともう一点。いわゆるTICAのメーリングリストが炎上という状態に
なったというふうにおっしゃっておられましたけれども、あなたはそこに書
かれているメールの内容を逐一読んでおられないのですね」
前セクレタリー:「読んでません」
裁 判 官:「TICAのほうで4月29日のショーについては、ポイントを剥奪しないというこ
とになったようなんですけれども、実際に4月29日のショーについて、ルー
ルの盲点を突いたような出陳猫の数の水増しですかね(注1)。そういうこ
とが行われたかどうかという調査を誰かしたことがあるんですか」
前セクレタリー:「噂だけで、現実にはしていないと思いますね」
裁 判 官:「あなたも客観的にそれを確認されたわけではないということなんですね」
前セクレタリー:「ただ出てきている猫のオーナーだとか、猫の名前だとかが、それ以前の
ショーの流れからすると、こういう猫も出てきたのかというとても不思議な
ところがありました」
裁 判 官:「だけど、それが不正なのかどうか。要するに、○○さん(アクトクラブ員)
たちが是非出て下さいよと、うちを勝たせるためにみたいなことでオーナー
さんたちを勧誘して、わざわざ4月29日のショーに引っ張り出したというか
どうかということの確認は誰もされてないんですか」
前セクレタリー:「はい。決して悪いことじゃないです、それは」(注2)
注1)もし、”出陳猫の数の水増し”のようなことが実際にあり、それがTICAのルールの”盲点”をい突いたのであれば、TICAのボードはそれに関連したルールを改正したはずですが、一切、手を付けていないことからも、2013年4月29日のアクトショーで、そのようなことがなかったことがお分かり頂けるかと思います。
注2)前セクレタリーもこう証言しているわけですから、”出陳猫の数の水増し”のようなことはなかったということが立証されたと言えるでしょう。
また、前セクレタリーの証言からは、2013年4月29日のアクトショーで不正はなく、特筆に値する何か具体的な問題もなかったことは明らかであり、この点で4月29日のアクトショーを執拗に問題視している前アジアディレクターとの主張の違いが浮き彫りになったと言えるのではないでしょうか。
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