実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(29)
◆続・前セクレタリーが代表(当時)のクラブにおける「出陳拒否」について
原告側弁護士:「サスペンションリストにはいつ入れたんですか」
前セクレタリー:「プロテストを出しただけです」(注1)
原告側弁護士:「プロテストですか」
前セクレタリー:「はい。TICAに対するプロテストを出したと思っています、確か…」
注1)とても理解に苦しむ証言です。「いつ入れたのか」と聞かれているのに、時期を答えず、「プロテストを出しただけです」と証言したわけです。
どうもこの「プロテスト」というのは、前セクレタリーが2014年3月11日付けでTICA本部に提出したものと思われます。
そして、前セクレタリーは、「サスペンションリスト」に入れたことを自ら否定するかのように、「プロテストを出しただけです」と証言したわけです。
この証言により、アクトクラブ員をこのクラブの「サスペンションリスト」に入れた事実はなく、「プロテストを出しただけ」であったことが明らかになったと言えるでしょう。
そもそも、「プロテスト」を提出することと、クラブの「サスペンションリスト」に入れることはTICAのルール上も全く違う手続きです。
従って、前セクレタリーが「出陳拒否」の根拠としていた、「23.6.3(当クラブにおいて依頼人はサスペンションリストに入って居る)」を適用し出陳拒否をしました」というのは”嘘”だったということになります。
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