「TICAを訴えるべき」と本気で思っているのだとしたら…
現アジアディレクターは先週末のショーの朝の”挨拶”で、自分たちを訴えるのではなく、「TICAを訴えるべきだ」といった趣旨の発言をマイクで話していたと聞きました。
要は、私たちが「出陳拒否」について「プロテスト」したものの、TICAのボードが「No Action」にしたことについて言っているようですが、果たして「TICAを訴える」べきでしょうか?
第一義的に「出陳拒否」をしたのは現アジアディレクターのクラブであって(前アジアディレクターがオーナーのクラブもそうでしたが…)、TICA本部が「出陳拒否」したわけではありません。
ですから、直接”手を下した”人たちを訴えたとしても、何もおかしくないでしょう。
もうひとつ重要なのは、TICA本部は一連の「出陳拒否」に関して、拒否する正当な理由があったかなかったかについては何ひとつ事実認定していないのです。(※「出陳拒否」する正当な理由があったとも、なかったとも裁定を下していません)
しかも、TICA本部は日本の裁判所の判断を尊重し、裁判の結果次第で、ボード決議の見直しを検討する意向も示しているのです。
TICA本部が日本のクラブに対し、アクトクラブ員らの猫の「出陳拒否」を命じ、クラブ側がそれに従ったというのであれば、TICA本部を訴えることにもそれなりの合理性が見出せるかもしれませんが、そうではありませんでした。
こうして筋道立てて考えれば、自分たちを訴える前に「TICAを訴えるべきだ」という現アジアディレクターの主張がいかに筋違いで非常識なものであるかがご理解頂けるかと思います。
※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。
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