実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(8)
◆4月29日アクトショーに対する米国BGオーナーらからの「プロテスト」について
原告側弁護士:「あなたは陳述書において、アクトの4月29日ショーが以下のショールール
22.4.1にも違反しているという抗議がありましたというふうに書いておられ
ますけれども(注1)、その抗議は誰からのもので、誰宛ての抗議ですか」
前セクレタリー:「私の陳述書にそれ書いてあります?」
原告側弁護士が「乙第16号証」の2頁の下から2段落目を示す。
原告側弁護士:「ええ。じゃ、陳述書を示します。ここですね。2ページ目の下から2段落目
ですね」
前セクレタリー:「ああ、なるほど。分かりました。はい、分かりました。分かりました。その
件ですね」
原告側弁護士:「はい。これはどなたから、どなた宛ての抗議ですか」
前セクレタリー:「それは、いわゆるTICAに対してプロテストをかけたんですね。いわゆる
苦情を申し立てたんです。それは」
原告側弁護士:「誰がですか」
前セクレタリー:「聞いたとこによりますと、アメリカのメンバーだそうです。お名前はちょっ
とマリー何とかというお名前まではちょっとはっきり覚えてません」
原告側弁護士:「どういう方ですか」
前セクレタリー:「たぶん、ベンガルのブリーダーだと思います」
原告側弁護士:「それは○○さん(アクトクラブ員)の猫に逆転された猫のオーナーとか、そ
ういうことですか」
前セクレタリー:「それは確認していません」
原告側弁護士:「22.4.1に違反しているということで(注2)、アクトのショーは無効になったん
ですか」
前セクレタリー:「なりませんでした」
注1、注2)米国BGオーナーらから「プロテスト」が申し立てられたのは事実ですが、TICAのボードでは「ルール違反はなかった」ということで、「No Action」となっています。そして、その「プロテスト」の中で、Show Rule 22.4.1については全く触れられていませんでした。
常識的に考えても、主催クラブがいつライセンスを申請して、米国TICA本部がいつライセンスを発行したかなど、主催クラブ以外のメンバーが分かるはずがないのです。
ちょっと考えても、米国BGオーナーらが、アクト4月29日ショーがShow Rule 22.4.1に違反していたとか、抵触していたとか言えるはずがないことが分かるかと思います。
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