「我見を離るべし」の教えどおりに…(6)
韓国憲政史上初めてとなる大統領の「罷免」、そして、韓国憲政史上3人目となる大統領経験者の「逮捕」--。
お隣の国、韓国で起きた政治事件は衝撃的でさえあると言えます。
ただ、私にとってはその原因こそ、衝撃的と思えてなりません。
なぜなら、キーワードは「私物化」だからです。
加えて、旧友との”共謀”による「私物化」であったことも衝撃の度合いを増す効果があったと言えるでしょう。
そもそも「私物化」が起こるのは、「我見」から離れられなかった結果としてと言わざるを得ません。
しかし、小さな趣味の組織の運営に至るまで、「我見」から離れられない人物による「私物化」は珍しくありません。
そして、旧い仲間とのつながりが「私物化」の”温床”となることもよく見られる光景です。
猫界で言えば、一番小さな組織単位である「キャットクラブ」を見れば明らかです。
私を含め、クラブ代表者ひとりひとりが、「自分のクラブだ」というような「我見」を離れているかどうか、「私物化」していないかどうか、何度も何度も自分自答を繰り返さなければならないのではないでしょうか。
クラブ代表であるなら、所属ジャッジやクラブ員の中に、「我見」を離れられず、病的なまでの激しい「思い込み」をするような人がいないか、目を光らせなければならないでしょう。
クラブ員や出陳者が知らない間に”犯罪”まがいのトラブルに引きずり込まれるなど言語道断ですが、巻き込んでしまうというのはクラブの代表が「我見」から離れられず、クラブを「私物化」しているからにほかならないと思わざるを得ません。
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