実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(4)
◆続・アクトの2013年4月29日のショーについて
原告側弁護士:「猫の数としてアクトのショーと余り変わらないとようですけれども、そうする
と○○○(前アジアディレクターがオーナーのクラブ)のショーもあり得ない
数の猫が出陳されていて、問題ありということですか」
前セクレタリー:「それはシーズンによって猫の数ってのは違うんです」
原告側弁護士:「じゃ、シーズンが違うから、2013年にはいけなかったけれども、2015年に
は良くなったということですか」
前セクレタリー:「違います」
原告側弁護士:「じゃ、どういうことですか」
前セクレタリー:「2015年の静岡のショーというのは地方のショーです。地方というのはい
わゆる東京ではなくて、例えばどの前には上田とか、地方に行ったショー
というのは地方特有の猫、いわゆる東京では出て来ない猫がたくさん出
るんです。しかも地方で抱えているブリーダーさんが、地方ならば出すと
いう状況がありますから、たくさんのショーにキャットが出てもおかしくあ
りません」(注1)
原告側弁護士:「東京なら出ないけれども、静岡なら出てもおかしくないということですか」
前セクレタリー:「そうですね」
注1)東京のショーと地方のショーというように、ステレオタイプで判断できないのはみなさんもご存知のとおりです。地方と言っても、色々ありますし、地方でも場所によってはとても少ないこともあります。
従って、一般論として「地方に行ったショーというのは地方特有の猫、いわゆる東京では出て来ない猫がたくさん出るんです」「地方ならば出すという状況があります」というのは事実と異なる証言と言えます。
それに、ここのところの状況を見れば明らかなように、静岡でも上田でも「東京では出て来ない猫がたくさん出」て来るといった傾向はなくなりつつあります。
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