実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(3)
◆アクトの2013年4月29日のショーについて
原告側弁護士:「問題というのは、出陳数が多かったからだとおっしゃってますけれども、
75匹とかそういう数の猫がキャッツ部門に出るショーというのはほかには
ないんですか」(注1)
前セクレタリー:「そのシーズンでありませんでした」
原告側弁護士:「ほかのシーズンではあるんですか」
前セクレタリー:「あります」
原告側弁護士:「2015年4月25日、26日に○○○(前アジアディレクターがオーナーのクラ
ブ)が静岡市で開いたショーのことをご存知ですか」
前セクレタリー:「すいません。2000何年ですか」
原告側弁護士:「15年」
前セクレタリー:「2015年。昨年ですね」(注2)
原告側弁護士:「そうですね」
前セクレタリー:「知ってます」
原告側弁護士:「そのショーにはあなたの猫も出陳してますね」
前セクレタリー:「してます」
原告側弁護士:「このショーには何匹の猫が出陳されていたかご存知ですか」
前セクレタリー:「覚えていません」
原告側弁護士:「キャッツで61匹から63匹の猫が出陳されているわけですけれども、これ
は多くないんですか」
前セクレタリー:「多いですね」
(次回に続く)
注1)前セクレタリーは「乙第16号証」として東京地裁に提出した「陳述書」で、「通常であれば20匹から25匹くらいの猫しか出陳されないのに対し、平成25年4月29日のショーでは75匹くらいが出陳され、普段はキャットショーに出陳されないような猫までが出陳されたと思われる結果となっていました」と書いていました。
注2)証人尋問は2016年12月12日に行われましたので、ここで言う「昨年」は「2015年」を指します。
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