実録「出陳拒否」裁判、被告側本人尋問(25)
◆続・ジャッジ資格降格、ライセンス更新停止について
原告側弁護士:「ボードのメンバーでいらしたわけですよね、その当時」
前アジアディレクター:「はい」
原告側弁護士:「ボードのメンバーとしても、そこについては特に疑問は持たれなかった
と、そういうことですか」
前アジアディレクター:「はい」
原告側弁護士:「理由についても、特に説明は事務局の方から連絡というか説明はなかっ
たのですか」
前アジアディレクター:「理由についてはありませんでした(注1)。ただ1つ言っておくこと
は、その時に日本から今の日本の状況を書いたものを持っていきました
ど、それを話し出す時間というか、そういうチャンスは全く与えられなく
て…」
「で、一番最後なんですよね。ジャッジのことをするというの。最後にその
言葉が出てきたんで、私たちの気持ちは分かってもらったなという気持ち
はありました」
「で、なおかつ5月1日からという、毎年やることですから、これは1年なの
ですか、ずっとなのですかということを何回か質問をしました(注2)。1年
間停止なのか、ずっと停止なのか。で、ずっと言われたんで、そういうこと
なんだと思って帰ってきました」
裁 判 官:「先程来、そういうことなんだ、そういうことなんだとおっしゃっておられるん
だけれど、そういうことというのは、どういうことを言っておられるんですか
ね。そういうことなんだというふうに思ったというのは、具体的にどういう意
味ですか」
前アジアディレクター:「私たちがこのようにして欲しいと、いわばプロテストのようなもの
を持っていったわけですよ。でも取り上げて貰えなかったんです。でも
TICAの方から出てきたものは、プロテストに匹敵するようなことでした。
ジャッジを更新しない。で、それならそれでいいんじゃないのと思って帰っ
てきた」
裁 判 官:「要するに結果に満足したと、そういう意味ね」
前アジアディレクター:「ある程度、満足して帰ってきました」
注1)アジアリジョンのジャッジのライセンス更新停止の理由について、何の説明もないことに疑問を持たないというのは理解できません。説明を求めるのがアジアディレクターの責務でしょう。
注2)なぜ、前アジアディレクターは処分の結果にだけ拘ったのか理解できません。要は処分理由や根拠などどうでもよくて、「1年間停止」では納得できず、「ずっと停止」なら満足だったいう、処分の結果にしか関心がないとしか思えません。
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