実録「出陳拒否」裁判、被告側本人尋問(24)
◆続・ジャッジ資格降格、ライセンス更新停止について
原告側弁護士:「その理由については聞かれなかったんですか」
前アジアディレクター:「聞いてないです」(注1)
原告側弁護士:「どうして聞かれないんですか。ほかの方とは違う形になっているわけです
よね」
前アジアディレクター:「でも、それはそうかなと思いました」
原告側弁護士:「そうかなというのは、どうしてそう思われたんでしょう」
前アジアディレクター:「それは思ったから思ったんで。どうして聞かれるんですか」
裁 判 官:「質問に対して質問で答えてもらっては困ります。どうして屋和田さんの判
断について、そうかなと思ったんですか」
前アジアディレクター:「屋和田さんの今までのずっといろんな一連のことを見ていると、
本当に想像できないくらいいろんなことに対するバッシング、いっぱいあ
りました。ブログ」
裁 判 官:「それを具体的におっしゃって下さい。審査委員、ジャッジとして許せないど
ういう事実が屋和田さんにあったんですか」
前アジアディレクター:「それは決めたのは私でないですから。ジャッジングアドミニスト
レーターから出て来た書類の中に更新しないと書いてあったんで、それ
をわざわざ私が聞くことではないと思います」(注2)
裁 判 官:「分かりました。では、あなたとしては理由は聞いていないと」
前アジアディレクター:「はい。聞いてないです」(注3)
裁 判 官:「聞いていないと。で、ただ自分の想像の中で、こういうことかな、ああいうこ
とかなということを思っているだけという、そういうことになりますか」
前アジアディレクター:「はい」
(次回に続く)
注1)アジアリジョンのジャッジのライセンス更新停止の理由について、アジアディレクターが聞いていないというのは信じられません。聞いていなかったとしても、聞くのがアジアディレクターの責務でしょう。アジアディレクターの責任放棄と言わざるを得ません。
注2、注3)仮に、ボードにおいて、ジャッジングアドミニストレーターから唐突に文書が出てきたとしても、通訳を同伴させていたわけですから、その場でしっかり理由を聞くのがアジアディレクターの責務でしょう。どうして、「それをわざわざ私が聞くことではないと思います」と言えてしまうのか、私には全く理解できません。
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