実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(20)
◆続・日本のクラブが「不正に加担している」という主張について
原告側弁護士:「もう一度、伺いますけれども、どのクラブの存続に影響が出る可能性が
あったんですか」
前セクレタリー:「日本のクラブ全体ですね。加担していないクラブ」(注1)
原告側弁護士:「じゃ、存続に影響があるというのは、加担してないクラブがどうなるという
ことをおっしゃってるんですか」
前セクレタリー:「具体的に?」
原告側弁護士:「ええ」
前セクレタリー:「それはだから、先ほど言ったように、クラブそのものの評判を落としたく
ないがためです」
原告側弁護士:「存続に影響が出るというのは、評判を落としたくないという意味ですか」
前セクレタリー:「もちろん、それもあります」
原告側弁護士:「それもありますかどうかではなくて、存続に影響があるという内容をおっ
しゃって頂けないので聞いているんですけれども、存続に…」
前セクレタリー:「ですから、評判を落としたくないということです」(注2)
原告側弁護士:「じゃ存続に影響が出るというのは評判を落としたくないという趣旨ですね」
前セクレタリー:「そうです。プライドがありますからね」(注3)
原告側弁護士:「メーリングリストには、具体的には何と書いてあったんですか。クラブの存
続に影響が出る可能性について…」
前セクレタリー:「知りません」(注4)
注1)前セクレタリーが言うところの「加担していないクラブ」がどのクラブを指すのか不明です。逆に「加担」しているクラブがどこなのかも、今なお不明です。
注2)前セクレタリーの日本語の使い方だと、「評判を落としたくない」=「存続に影響が出る」になるようですが、およそまともな感覚を持っていればあり得ない言葉の使い方と言わざるを得ません。
仮に、「評判を落としたくない」と思ったにしても、具体的にどのような「評判」があって、それがどのような形で落ちそうになっていたのかも、前セクレタリーは明らかにすることはありませんでした。
要は、「日本のクラブ全体」に、「存続に影響が出る可能性」があったという印操作をすることで、他のクラブの不安を煽り、アクト潰しの同調圧力をかけたということにほかならないでしょう。
注3)前セクレタリーが証言したところの「プライド」の中身もよく分かりません。もし、本当に「プライド」なるものがあったのなら、”動物虐待”まがいのショーなど決して手伝わなかったでしょうし、印象操作によって同調圧力をかけるような言動も取らないでしょう。
注4)メーリングリストで誰かが書いていたというならまだしも、要は「日本のクラブ全体」に「存続に影響が出る可能性」というのは、前セクレタリーの邪推や臆測の範囲を超えていないということを示した証言と言わざるを得ません。
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