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2017年4月25日 (火)

実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(15)

◆日本のクラブが「不正に加担している」という主張について

原告側弁護士:「日本のクラブが不正に加担している論調になったいうふうにあなたはおっ
          しゃっていますけれども、具体的にはどういうことをメーリングリストで言わ
          れたんですか」


前セクレタリー:「だから、私が友人たちからメールをもらって、要するに日本のクラブも加
          担しているように言われてますよということを情報を得ました
(注1)

原告側弁護士:「じゃ、日本のクラブが加担しているというのはどういうことなんですか」

前セクレタリー:「要するに、自分たちのベンガル猫が2番になってしまったと。で、1番に
          なったのはおかしいじゃないかという非難がやまなかっただけなんですよ
          ね、単に。単にそれだけなんです
(注2)

原告側弁護士:「その非難は正しいとあなたはお考えですか」

前セクレタリー:「まぁ、1番になってもいいんじゃないかというのをずっと思ってましたか
          ら、困ったもんだなと思ってました


原告側弁護士:「1番になってもいいぐらいあなたがご覧になっていい猫だったとは思って
          おられるんですか」


前セクレタリー:「思ってません

原告側弁護士:「じゃ、なんで1番になってもいいと思ったんですか」

前セクレタリー:「要は、キャットショーというのは、それジャッジが選ぶもんですから、どの
          猫が1番になってもおかしくないんですね(注3)。ジャッジの主観ですから
          (注4)」。

          「いわゆるスタンダードはあっても、最終的にはジャッジが主観でやるわ
          けなんで、どの、出陳してるメンバーは誰もが1番になりたくて出すんです
          よ(注5)

                     「ですから、1番になった猫に対してはみんなお祝いするんです。おめでと
          うということで。だから別に1番なってよかったなと。やっちゃったねという
          感じだったんですね。やっちゃったねと言うのは、数の操作が何となく聞 
          こえてきたんで。先ほど言った75頭というね。だから


注1)第一義的には、事実と異なる情報を前セクレタリーに伝えた「友人たち」に一番大きな問題があると言えます。しかし、それを事実確認せず、真に受けた前セクレタリーも、セクレタリーという立場に鑑みれば大きな問題があったと言えるでしょう。

注2)
前セクレタリーは「要するに、自分たちのベンガル猫が2番になってしまったと。で、1番になったのはおかしいじゃないかという非難がやまなかっただけなんですよね、単に。単にそれだけなんです」と証言しましたが、それがどこでどうなると、「日本のクラブが不正に加担している論調になった」というふうに言えるようになるのか、全く理解できません。

単に、「日本のベンガル猫が1番になったのはおかしいじゃないかという非難がやまなかった」と言えばいいだけの話なのに、それを「
日本のクラブが不正に加担している論調になった」と言い換えて流布したのは、まさにアクトを悪者扱いするための印象操作をし、アクトに対して同調圧力をかけた証左と言えるでしょう。

注3)
極めて大きな疑問を抱かざるを得ない証言です。私はTICAの「Standard」に基づいて「1番になるべき猫が1番になるべきだ」と考えています。

注4)ジャッジは測定器やロボットではないので、主観が入ることは否めませんが、「Standard」に基づく部分を最大限にして、「主観」が入り込む余地を極力小さくする努力を怠っては、公平、公正、中立的な審査は望めないと思っています。

注5)前セクレタリーの周囲のメンバーは「誰もが1番になりたくて出す」のかもしれませんが、私は違います。

「誰もが1番になれればいいな…と思って出す」というのであれば理解できますが、2番でも3番でも、ファイナルに残らなくても、「スタンダード」に基づいて正当に評価された結果であれば満足ですし、それによってこそ改善努力が促されると考えています。

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