実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(16)
◆続・日本のクラブが「不正に加担している」という主張について
原告側弁護士:「じゃ、ちょっと質問しますけれども、あなたは数の操作がされていたと考え
ているんですか」
前セクレタリー:「考えてます」
原告側弁護士:「数の操作というのはどういうことですか」(注1)
前セクレタリー:「いわゆる本来一般の、一般のというかずっと出てこなかった猫を数を増
やすために出陳依頼をするわけですよね。ただそれだけです(注2)」
原告側弁護士:「出陳依頼してはいけないという決まりがあるんですか」
前セクレタリー:「ないです」
原告側弁護士:「そうすると不正に加担しているいう論調は正しいんですか」
前セクレタリー:「まぁ、実を言うと、日本の私たちよりも外国のメンバーの方がいろんな情
報を知っていたみたいですね(注3)。実は僕はそのときにそう思いまし
た。私が得ている情報よりも、いろんな意味で私が知らない情報を向こう
がメーリングリストに書いてきたようです(注4)。それは僕自身は直接、
見てないんですけど、人伝にそういうことを聞きました」
注1)「数の操作」というのは、エントリーされていないのに、あたかもエントリーされていたかのようにキャットカウントに含めたり、同じ猫を違うナンバーで記載しておき、同じリングで2回、3回と審査を受けさせてキャットカンウトを増やしたりする行為を言いますが、そうしたまさに「不正」とされる行為は、アクトのショーでは一切、ありませんでした。
注2)猫の数を増やすためでも、そうでなくても、「ずっと出てこなかった猫」に「出陳依頼をする」ことが「数の操作」と証言する前セクレタリーの考えは全く理解できません。
注3)前セクレタリーは「日本の私たちよりも外国のメンバーの方がいろんな情報を知っていたみたいですね」と証言しましたが、そのような事実はありません。
外国のメンバーが知っている情報は日本のメンバーが伝えたものか、外国のメンバーが邪推や臆測をもとに、あたかも事実であるかのように装って発言しているに過ぎません。
注4)メーリングリストでの投稿の中に、正確な事実関係に基づいて、正確に事実を把握した上で書いた投稿はありませんでした。少なくとも4月29日のアクトのショーに関しては、臆測に臆測を重ねたり、疑惑を前提に勝手な邪推で決め付けたりした発言ばかりでした。
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