実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(14)
◆続・アクトに対する「世界中のクラブ」からの「批判」なるものについて
原告側弁護士が「乙第16号証」の「陳述書」の3頁の5項を示す。
原告側弁護士:「3ページ目のアラビア数字の5項になりますけれども、世界中のクラブから
の非難は一向に止まずというふうに書いてありますが(注1)、これはどこ
のクラブのことですか」
前セクレタリー:「それはクラブ、間違えですね。それはメンバーですね」(注2)
原告側弁護士:「じゃ、どういうメンバーが非難したんですか」
前セクレタリー:「それは誰が、というわけではなくて、メーリングリスト上で炎上していると
いうことがいろいろ情報が入ってきまして、そのことを書いただけです」
(注3)
原告側弁護士:「あなたはメーリングリストを読んだんですか」
前セクレタリー:「読んでません」
原告側弁護士:「非難されているのは誰から聞いたんですか」
前セクレタリー:「先ほど言ったように、私のところにメールが来ました。さらに来てます。
もう何度も来てました」
原告側弁護士:「何という内容のメールですか」
前セクレタリー:「要するに、いまだに非難がされてますということですね」
原告側弁護士:「しかし、それは4月29日ショーは問題がないということで決まったんですよ
ね」
前セクレタリー:「決まってます」
原告側弁護士:「決まったけれども、そういう方がいたということですか」
前セクレタリー:「そういうことです」
注1)前セクレタリーは「乙第16号証」として東京地裁に提出した「陳述書」で、「世界中のクラブからの非難は一向に止まず、むしろ日本の他のクラブにも不正に荷担しているかの論調となり、批判の矛先が日本のクラブ全体に向けられる事態になってしまいました」と書いていました。
注2)証人尋問の冒頭、被告側弁護士は「乙第16号証」の「陳述書」を前セクレタリーに示し、「ここに書いてある内容で、どこか訂正する箇所はありますか」と聞かれ、前セクレタリーは「ございません」と証言していました。
注3)前セクレタリーは、人伝に聞いた「メーリングリスト上で炎上しているということがいろいろ情報が入ってきまして、そのことを書いただけ」と証言しましたが、自ら事実確認することもなく、どうして裁判所に提出する「陳述書」において、「明らかに問題のあるキャットショーを運営し、TICA本部を初め世界中のクラブから批判を受けている」とか、「世界中のクラブからの非難は一向に止まず」と断定調で陳述できるのか、全く理解できません。
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