実録「出陳拒否」裁判、被告側証人尋問(10)
◆続・4月29日アクトショーに対する米国BGオーナーらからの「プロテスト」について
引き続き、Show Rule 22.4.1についての尋問が続く。
原告側弁護士:「このルールに抵触するとして、ポイントを獲得させられないという措置を
取られたショーがほかに何かあることを知っていますか」
前セクレタリー:「知りません」
原告側弁護士:「そうすると、4月29日のショーでタイトルポイントを与えると決めたのは
TICAではないですか」
前セクレタリー:「そのとおりです」(注1)
原告側弁護士が「タイトルポイントをTICAが与えると決めたのに、このショーの開催につい
てアクト・キャット・クラブに何か責任があるんですか」
前セクレタリー:「私たちは当初、ないと思ってました」
原告側弁護士:「ないと思ったんですね」
前セクレタリー:「はい」(注2)
注1)当時のアジアディレクターがボードにおいて、どのような発言をしたか分かりませんが、少なくともアクトの方からアジアディレクターやボードメンバーに対し、「ポイントを無効にしないで欲しい」と要請したり、懇願したりした事実は一切ありません。
もし、アクトが働きかけて、その結果、TICAのボードが22.4.1の規定に反して、参加した猫のポイントを認めた(=無効にしなかった)のであれば、アクトにも責任はあるかと思いますが、全ての判断はアクト抜きで行われたものでした。
注2)そもそも、もし、問題がある、あるいは問題がありそう(=問題が起きそう)だと思ったのであれば、当時のアジアディレクターがショーの開催を認めなければ良かっただけの話でした。
なぜなら、TICAのルールでは、オルタネイティブフォーマットでショーを開催する場合、リジョナルディレクターの事前承諾がなければならないからです。
アクトも当然のことながら、当時のアジアディレクターにオルタネイティブフォーマットでショーを開催する旨を伝え、承諾を得たからこそ、TICA本部にショーライセンスの申請をしたのでした。
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