実録「出陳拒否」裁判、被告側本人尋問(9)
◆続・2013年4月29日のアクトショーについて
原告側弁護士:「出陳する人やその他の人がジャッジに指示して、審査結果を支持したり、
こうしなさいと命じたりすることはできるんですか」
前アジアディレクター:「できませんね」
原告側代理人:「では、どうして本件で結果が予定されていたというふうに」
前アジアディレクター:「だから先ほども言いましたように、後になってみればそうだったん
だねということで、最初から分かってたわけでも何でもないです」
原告側弁護士:「審査が不公正だとか、八百長だという風に主張されるということですか」
前アジアディレクター:「よく私のことをそういうふうに主張される、する方がいらっしゃるん
ですけども、○○○(前アジアディレクターがオーナーのクラブ)のメン
バーに言わせれば、一番成績が悪いのが○○先生(前アジアディレク
ター)のリングだと言われるくらいですから、噂とかそういったものは全く
違ったものです。ですから、4人のジャッジさんで7人、7つのベストだった
んですか。そうだったんですか」(注1)
裁判官:「ちょっと待って下さい。質問にだけパッと答えて頂きたいんですけれども、要する
に審査自体に不正があったという、そういうご主張をされるのですか、という質問
なんです」
前アジアディレクター:「それはないです」
裁判官:「そういう主張をされるつもりはないということでいいですか」
前アジアディレクター:「はいはい、ないです」
(次回に続く)
注1)被告側は「乙第7号証」として、4月29日のアクトショーのマスターカタログを証拠として提出しており、そこにファイナルの結果は書いてあります。前アジアディレクターはあたかも初めて知ったかのように証言しましたが、そうだとすると被告側は証拠をよく見ずに提出していたことになります。
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