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2017年3月 3日 (金)

実録「出陳拒否」裁判、被告側本人尋問(3)

◆続・前アジアディレクターがオーナーのクラブにおける2014年2月1~2日ショーでの「出陳拒否」について

原告側代理人:「2月ショーの当日配布されたカタログには、出陳された猫のうち3頭については印刷がされてないんですけども」(注1)

前アジアディレクター:「3頭ですか

原告側弁護士:「はい」

前アジアディレクター:「2頭だと思うんですけど(注2)

原告側弁護士:「2頭か3頭か、あるいは」

前アジアディレクター:「2頭ですよ(注3)

原告側弁護士:「では2頭が印刷されていなんですけど、これはどうしてですか」

前アジアディレクター:「そのキャットショーは、私そのころ動物専門学校の講師をしてまし
          て、学校の生徒がキャットショーを見に来る、そういうショーだったんで
          す。学校の生徒の代表が1匹猫を持って来る。それが1匹です。それから
          もう1匹は、差し替えをすると。最初の猫は入ってました。差し替えの来た
          のが後になったのが1匹です(注4)。多分、シンガプーラとノルウェイジャ
          ンフォレスト(注5)だと思います


原告側弁護士:「これらの猫に関しては、エントリーシートで提出があったのですか」

前アジアディレクター:「ありました、と思います(注6)

原告側弁護士:「正しくその猫が記載されたエントリーシートの提出があったんですか」

前アジアディレクター:「エントリーシートは書いているはずです。私が見てはいません

注1、注2、注3)ショー当日配布された「差し込み」に記載されていた猫は3頭いました。それは①「キツンのシンガプーラ」②「キャッツのメインクーン」③「HHP」でした。

前アジアディレクターが2014年1月31日に原告側弁護士事務所に送ったFAXによると、「カタログ印刷は28日午前1時までに原稿を入れることになっています」と書いてありました。このショーのエントリーの締切は1月25日(金)でしたから、この3頭はエントリー締切後、カタログ入稿締切後であったことが分かります。

被告側が米国TICA本部に2014年3月27日付で送った「報告書」には、この3人の出陳者の事情が書いてあり、HHPについては口頭でのエントリー受付であったこと、「キツンのシンガプーラ」についても口頭でのエントリー申し出だったこと、「キャッツのメインクーン」も口約束だったことが書いてありました。

注4)差し替えたわけですから、「
最初の猫は入ってました」という証言は何の意味も持ちません。差し替えた猫のエントリーがエントリー締切後、カタログ入稿締切後だったことに変わりはないからです。

注5)
ノルウェイジャンフォレストではなく「メインクーン」でした。

注6)少なくとも、前アジアディレクターの証言が正しく、TICA所定のエントリーシートでエントリー締切前、あるいはカタログ入稿締切前に送られていれば、差し込みではなく、カタログに掲載されていたはずでした。

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