実録「出陳拒否」裁判、被告側本人尋問(17)
◆メーリングリスト(Yahoo Group Mail 「TICA MEMBERS」)の”炎上”らしき状況について
前アジアディレクター:「アメリカのベンガルのブリーダーから大変なメーリングリストという
のに書き込みがありまして、私はメンバーではなかったんですけれども、
それを転送してもらって直接ではないんですけどメーリングリストはずっ
と拝見してました」
被告側弁護士:「メーリングリストの内容ですけれども、あなたが記憶に残ってる内容とし
て、どういったことが記載されていたんですか」
前アジアディレクター:「英語ですので正確には覚えていませんけども、私がパソコンを1
時間半つけていても最初から最後まで同じものがずっと流れてきて、こ
れを炎上というんだなと思った記憶があります」
被告側弁護士:「同じものというのは、内容については」
前アジアディレクター:「同じ文章がずっと1時間半、ずっとそれしか流れてこなかったで
す」
被告側弁護士:「同じような内容が幾つも投稿されていると」
原告側弁護士:「『同じような』じゃなかったと思う。『同じもの』とおっしゃったと思う」
被告側弁護士:「同じものが投稿されているとして、内容については確認したんですか」
前アジアディレクター:「内容は、私に転送してくれた人は英語の堪能な人でしたけど、日
本がズルをしているとか(注1)、これはおかしいとか、そういうことが書い
てあると言っておりました(注2)」
被告側弁護士:「そうすると、日本がズルをしているとか、これはおかしいということが書い
てあったということは、全く同じ文章が続いていたわけじゃないんじゃない
ですか」
前アジアディレクター:「そのようなことが書いたものが、ずっと同じように流れてきたとい
うことです」
被告側弁護士:「今ちょっと原告代理人からも指摘があったんですけど、全く同じ文章が何
度も何度も投稿されたのか、内容として同じような英後が書いてあるメー
ルが何度も投稿されたのか、どちらかを確認したいんですけれど、それは
いかがだったんですか」
前アジアディレクター:「同じような英語が書いてありました」
被告側弁護士:「今、先ほど回答した内容以外に、具体的に4月29日のショーの問題点に
ついて指摘したメールというのはあったんですか」
前アジアディレクター:「それはよく分かりません(注3)」
注1)原告側がメーリングリストの投稿を確認したところ、「日本がズルをしている」と断定した投稿はありませんでした。そもそも何をもって「ズル」と言うのか、そして「日本」とは何を指しているのかが不明であり、「日本がズルをしている」という文章自体、意味不明と言えます。
注2)第一義的には、前アジアディレクターに杜撰でいい加減な情報を伝えた人物に最大の「非」があるでしょう。
前アジアディレクターはこの人物について「英語の堪能な人」と証言しましたが、もし、本当に「堪能」なら、正確な英語を理解していながら、敢えてアクトに対して悪意ある印象操作を施して前アジアディレクターに伝えたことになり、極めて悪質であると言えます。
注3)この証言も極めて不思議です。「具体的に4月29日のショーの問題点について指摘したメール」があったかなかったか、「英語の堪能な人」はなぜ、アジアディレクターに伝えなかったのでしょうか。
4月29日のアクトのショーに「問題点についての指摘」がなく、それにもかかわらず、「日本がズルをしているとか、これはおかしいとか、そういうことが書いてあ」ったというのが本当なら、単に根拠も理由も示さない誹謗中傷でしかありません。
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