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2017年3月15日 (水)

実録「出陳拒否」裁判、被告側本人尋問(14)

◆続・2013年4月29日のアクトショーについて

原告側弁護士:「このショーが日本のキャットクラブ全体で不正なキャットショーを実施して
          いるかの偏見を持たれるようになったというふうな記載を陳述書でされて
          いますけれども
(注1)、ルールには違反していなかったわけですよね。本
          件ショーは」

前アジアディレクター:「
”30日ルール”に関しては違反してるかしてないかはとにかくとし
          て注2、認めましょうということになったということですね


原告側弁護士:「ほかに4月29日ショーがTICAの定めたルールに違反しているというふうな
          指摘はできますか」

前アジアディレクター:「
私はルールのことに詳しいわけじゃないですから(注3)、TICAが
                      OKだったら、OKなんじゃないですか(注4)


原告側弁護士:「TICAはOKしてますか」

前アジアディレクター:「
してますよね

原告側代理人:「そうやって合法的に行われたショーに関してと言っていいと思いますが、
          このショーについてアメリカの方から不正だというふうに指摘を受けるとい
          うのは、どうしてだと思いますか」

前アジアディレクター:「ですから、先ほども言っているように噂ですよね。噂じゃなくて名
          前を出してよければ出せるんですけど、出すことができないけども、ただ
          だったというような人もいたわけです。出陳料に関する問題だと思います
          よ
(注5)

(次回に続く)


注1)前アジアディレクターは「乙第17号証」として東京地裁に提出した「陳述書」で、「日本のキャットクラブ全体が不正なキャットショーを実施しているかのような偏見を持たれるようにまでなってしまいました」「ACC4月ショーの結果、日本のクラブ全体が不正を行っているかのような印象を持たれるようになってしまった」と書いていましたが、前アジアディレクターはその根拠や証拠を一切、示すことはありませんでした。

注2)既にこのブログで指摘しましたが、当時の22.4.1は少なくとも、主催クラブが違反しているかしていないかを問える規定にはなっていませんでした。参加した猫のポイントを認めたら違反したことになるわけですが、参加した猫のポイントを認めるか認めないかは米国TICA本部が決めることで、主催クラブが決めることではありません。

結果として米国TICA本部は自らが作ったルールを破り
、参加した猫のポイントを認めることにしたわけですが、このショーを含めて2012~13年度ショーシーズン後半だけで34のショーについて同様の違反を犯していたことが明らかになっています。

注3)本来は、誰よりもTICAのルールに詳しくなければならないアジアディレクターが、「私はルールのことに詳しいわけじゃない」と、法廷で平然と証言するところに、この組織の問題の根の深さが分かるかと思います。

注4)TICA本部あるいはボードの判断が全て正しいわけではありません。正しい判断もあれば間違った判断もあります。それはShow Rule 22.4.1を忠実に守らず、自らルール違反を犯して、参加した猫のポイントを認め続けてきたことでも分かります。TICAの判断が間違っていた場合には泣き寝入りせず、司法の判断を仰ぐしかありません。

注5)前アジアディレクターは「出陳料に関する問題だと思います」と証言していますが、TICAのボードは4月29日アクトショーに関し、ルール違反はなかったとの判断を下しているわけですから、前アジアディレクターの証言はTICAの判断と異なる見解と言えます。

なぜなら、出陳料に関しては、Show Rule 24.3 において「Each entry shall be accompanied by the published fee」と規定されているからです。TICAのボードは「ルール違反はなかった」との裁定を下しているわけですから、Show Rule 24.3 も守られていたと認定したことになります。


前アジアディレクターは「ただだったというような人もいたわけです」と証言していますが、具体的に誰がそのように言ったのか明らかにしておらず、仮にそのような証言者が本当にいたなら、TICAのボードはShow Rule 24.3の違反があったと認定するでしょうから、その意味でも前アジアディレクターの証言は信用できないと言えます。

また、出陳料に関する事に関しては、被告側弁護士と前アジアディレクターの間で、以下のやり取りもありました。

被告側弁護士:「4月29日のショーで実際に出陳料を払わずに出陳した猫がいるかどうか
          というのは、分からないということでよろしいですよね」

前アジアディレクター:「
はい、分かりません

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