【TICAルール改正】Show Rule 23.6.5の削除について(15)
10日ほど間が空いてしまいましたが、1月28日(土)のブログからの続きです。
「Show committee」とその要件を定めたShow Rule 29.1.1について考えたいと思います。
仮に「Show committee」が、29.1.1を満たしていたとして、果たしてそれでRuleとして完璧と言えるでしょうか。
「ルールとして完璧」という意味は、ルール上の”盲点”を突くようなことなく、TICAのRuleに則って正しいやり方で「出陳拒否」ができるかどうかという意味です。
しかし、現状のShow Ruleでは大きな問題があります。
例えば、「Show committee」が15のメンバーで構成されていたShowがあったとしましょう。
このうち5人は29.1.1で定める、「ショールールとショー運営に完全に精通している少なくとも5人」だったとします。
ところが、残る10人はショー運営など全く知らず、”ルールお構いなし”のクラブ員だったらどうなるでしょうか。
現在のルール下では、これでも「Show committee」として成立したことになるのです。
さて、23.6.1~23.6.7のどれでもいいですが、「Show committee」として23.6を適用すべく機関決定する際、仮に多数決の原則で決めようとするとどうなるでしょうか?
「ショールールとショー運営に完全に精通している5人」が「その『出陳拒否』には正当性がない」と反対しても、個人的な好き嫌いを優先するような残るクラブ員10人の「Show committee members」が賛成すれば、23.6を適用できるようになってしまうのです。
私は、23.6.5の削除を考えるのであれば、29.1.1との関連も考えた上で、23.6の改正も同時にしなければ、問題は何ひとつ解決しないと思っています。
※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。
« 「出陳拒否」裁判、被告側本人尋問で何が明らかになったか(18) | トップページ | 「出陳拒否」裁判、被告側本人尋問で何が明らかになったか(19) »
« 「出陳拒否」裁判、被告側本人尋問で何が明らかになったか(18) | トップページ | 「出陳拒否」裁判、被告側本人尋問で何が明らかになったか(19) »