Online BGL セミナー(4)
まず、基本的なところから押さえていきたいと思います。
長毛のベンガルはこれまで「Cashmere(カシミール)」の名称で親しまれてきたわけですが、TICAでは今回、「BG Longhair」としてチャンピオンシップでの出陳を認められることにしたわけです。
従って、BGは5月以降、「Bengal Breed Group」ということになり、その中に短毛種の「BG」と、長毛種の「BGL」が存在することになります。
では、なぜ「Cashmere」の名称ではなく、「BGL」になったのでしょうか?
そこには「BG Longhair」を推進してきたブリーダーたちの”深謀遠慮”がありました。
なぜなら、今回、いきなりチャンピオンシップとして認められたのは、名称を「BGL」とした面が大きいからです。
「BGL」ということであれば、すでにチャンピオンシップステータスを認められた「BG」の長毛版という位置付けを得られるわけです。
しかし、もし「Cashmere」の名称にこだわるとなると、新たな猫種(Breed)ということになり、承認手続きが一挙に煩雑になり、チャンピオンシップ昇格までの時間が相当かかることになります。
つまり、今回、「BGL」として認められたということは、あくまで毛の長さに由来する以外の「Standard」は全て「BG」と同じであることを意味するのです。
「Abyssinian/Somali」のように、「Bengal/Cashmere」とならなかったのは、このような理由もあったのです。
※「BGL」に関しては明日のショーの昼休みに開催する「BENGAL Work Shop」でも、トピックのひとつとして取り上げることにしています。
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