「出陳拒否」裁判、被告側本人尋問で何が明らかになったか(19)
前アジアディレクターであったクラブオーナーは、東京地裁に提出した「答弁書」や「陳述書」で、TICAのメーリングリスト「TICA Members」について、以下のように書いていました。
「TICAの公式メーリングリストでもACC4月ショーに対する批判や非難で溢れかえりました」(陳述書)
「TICAのメーリングリストはこの話題(2013年4月29日のアクトのショー)で独占され、日本人は皆グルだとも云われました」(答弁書)
この点について、原告側弁護士は被告側本人尋問で、「あなたはメーリングリストの投稿を全て読んだのですか?」「具体的に誰がどのように批判や非難をしていたのですか?」などと質しました。
しかし、前アジアディレクターの口から「全て読みました」という証言が出てくることはなく、誰がどのように批判や非難をしたのかも、具体的な証言として口にすることはありませんでした。
前アジアディレクターの証言は以下のようなものでした。
「英語で書いてあるのを見ました」
「同じような文章が並んでいました」
「英語ですから分かりません」
「翻訳してもらいましたが、全部ではありません」--。
そもそも、前アジアディレクターは、元アジアディレクターが実施したアンケート調査で、「私も多くの日本TICAメンバーも英語が苦手なため、TICAのMailing Listを全部読んでいたわけではありません」と答えていたのです。
それにもかかわらず、どうして「ACC4月ショーに対する批判や非難で溢れかえりました」と主張できるのでしょうか?
余りに杜撰でいい加減な主張であり、TICAアジア並びにTICAアジアのクラブにとってNegativeかつDetrimentalな発言と言わざるを得ません。
これは明らかにアクトに対する悪評の流布であり、小さな「趣味の世界」と言えども許されてはならないと思っています。
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